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初心者でも簡単!チューリップの育て方

初心者でも簡単!チューリップの育て方

春になると地中から茎がまっすぐ伸びて、可愛らしい花を付ける「チューリップ」。ここでは、地植えでの育て方はもちろん、鉢植えでの育て方も分かりやすく解説します。また、初心者でもチューリップを上手に育てられるよう、イラスト付きで詳しくご紹介します。

チューリップを育てるうえで必要な知識

チューリップに適した環境条件

チューリップは元々、中央アジアの山岳地帯が原産地です。この地域は寒冷な冬と乾燥した夏が特徴であるため、チューリップを育てる際には以下の環境条件を意識して整えると良いでしょう。

日当たり:チューリップは日当たりの良い場所を好みます。直射日光が当たる場所で育てましょう。

土壌: 球根植物であるチューリップは、水はけの良い土壌を好みます。過度な湿気は球根の腐敗を招くため、排水性の良い土壌が適しています。

気温:チューリップは寒さに強い植物ですが、極端な寒冷地では防寒対策が必要です。一方で、開花には一定の低温期間が必要です。

チューリップの栽培カレンダー

チューリップの栽培カレンダー

チューリップは一般的に球根を11~12月に植え付け、冬の間は寒さに当てます。以前は「運動会(体育の日)のころ」に植えるのが通例となっていましたが、温暖化の影響から「紅葉の見ごろ」が現在の適期です。3月下旬~4月下旬に花が咲き、花が終わって葉が枯れてきた5月~6月頃に球根を掘り上げ、夏の間は乾かして保管し、次の秋の植え付けに備えます。

また、冬~初春に花を咲かせたい場合は「アイスチューリップと呼ばれる特殊な処理を施したものを購入して植え付けると良いでしょう。通常の球根より価格は高くなりますが、冬の花壇や鉢を鮮やかに彩ることができます。すでに芽が出ているものは育てやすいため、初心者の方にもおすすめです。

主な品種と特徴

チューリップは園芸植物として、世界中で多様な品種が作出されてきました。代表的な品種としては、正統派のカップ咲きであるクリスマスドリームやストロングゴールドがあります。八重咲きのタイプはアンジェリケやモンテカルロ、フリルが特徴的な品種としてはフレミングパーロットが人気です。花弁の中央にグリーン色の縞が入るスプリンググリーンや、草丈が低く可愛らしい原種系のタルダやリリパットなど、花の色だけではなくその形態も多種多様存在します。

チューリップの植え付け方法

チューリップの植え付け適期(秋植えのタイミング)

チューリップは球根から育てることが一般的です。また、開花には球根の状態で冬の寒さに晒される必要があります。11~12月に球根を植え付けましょう。

一方で、年明けに出回る「芽出し球根」はすでに芽が出ている状態なので、購入してすぐに植え付けや寄せ植えにすることができます。

球根の選別

チューリップの球根は、大きくてしっかりと重みがあるものを選びましょう。秋植えの場合、芽が出ているものは育ちが悪くなる可能性があるため、避けた方が無難です。

チューリップのための土壌づくり

チューリップのための土壌づくり

チューリップは根張りが良い植物で、深く根を張ります。水はけが良く、風通しの良い土壌が最適です。プランター栽培の場合は市販の専用培養土を使用するか、通常の培養土にパーライトなどを混ぜた土を使用しましょう。庭や花壇など、地植えをする場合は深く耕して土壌改良材や川砂で水はけを改善し、苦土石灰で土壌pHを調整します。また、(培養土が肥料入りでない場合)元肥として緩効性の固形肥料を混ぜ込んでおきましょう。

地植えの手順

地植えの手順

①深めに耕し、土壌改良で土を調整しておきます。
②植え付け穴の深さは球根の高さの約2〜3倍を目安にします。複数本を植え付ける場合は、2~3cmの間隔を空けて植え付けます。密生させたい場合は、さらに近づけて植え付けましょう。
③植え付ける際には、芽が上を向くように配置し、上から土をかぶせて軽く押さえます。
④植え付け後はたっぷりと水を与えて土全体を湿らせますが、水が溜まらないよう注意しましょう。

鉢植えの手順

鉢植えの手順

チューリップは深く根を張るため、30cm以上の深さがある鉢やプランターがおすすめです。

①土壌改良で土を調整しておきます。鉢底石を敷いて排水性を確保します。
②植え付け穴の深さは10cm程度にします。複数本を植え付ける場合は、2~3cmの間隔を空けて植え付けます。密生させたい場合は、さらに近づけて植え付けましょう。
③植え付ける際には、芽が上を向くように配置し、上から土をかぶせて軽く押さえます。
④植え付け後はたっぷりと水を与えて土全体を湿らせますが、水が溜まらないよう注意しましょう。

チューリップの基本的な育て方と管理方法

水やりのコツ

水やりのコツ

球根は過湿状態が続くのを嫌うため、水やりは球根の植え付けの際にまず1回、その後は土が乾かない程度に水やりをします。地植えの場合は基本的に雨水に任せることができますが、鉢植えの場合は1週間に1度を目安に与えましょう。

発芽後は、鉢植えの場合は鉢の表土が乾燥してきたら、鉢底から水がしたたり落ちる程度しっかりと水やりをしましょう。地植えの場合は雨水に任せますが、雨が降らず過度に乾燥している場合は水を与えます。

肥料の与え方とタイミング

チューリップは球根が大きくしっかりとしているものであれば、花を咲かせるまでの栄養を十分保持しているため、基本的には元肥のみで問題ありません。鉢やプランターで寄せ植えをしている場合は、芽が出たタイミングで1回追肥をしても良いでしょう。ただし肥料を過剰に与えると球根を悪くしてしまうため、量には注意をします。

風通しと通気管理

チューリップは過湿に弱く、病気や根腐れの原因になります。地植えの場合は風通しの良い場所に植え付け、鉢植えやプランター栽培の場合は通気性の良い場所に置いて育てるようにしましょう。

冬場の管理ポイント

チューリップの球根は低温に遭遇することで、春に花を咲かせるようになります。具体的には、2ヶ月ほど約5℃の環境に置かれることで花を咲かせることができます。ただし、土壌が凍結するほど気温が下がる場合は、もみ殻や敷き藁を使用して保温しましょう。

チューリップの花が咲き終わった後は?

花がら摘みと水やり

花がしおれてきたら、花の付け根付近の茎を手で折って摘みましょう。花びらや雄しべなどの「花がら」が葉などに付くと病害の原因になるので、花が落ちる前に実施することがポイントです。

花を摘み取った後も、葉が緑色のうちは球根を肥大させています。土が乾燥しそうな場合は水やりを行いましょう。

球根の掘り上げと保管方法

6月頃になると球根の肥大が終わり、徐々に葉が黄色に変化します。試しに1つ掘り上げ、外皮が茶色に変化していれば収穫期です。晴れた日の午前中に球根を傷つけないよう丁寧に掘り上げて、新聞紙の上などで自然乾燥をします。古い外皮や茎・根、3cmに満たない小さな子株を取り除いてネットに入れたら、雨の当たらない風通しの良い場所で保管しましょう。うまく夏を越せたら、秋に植え付けることができます。

ただし、暖地では梅雨と気温の影響で球根が腐ってしまうケースがあります。保管が難しいようであれば、秋に新しい球根を購入して植え付けましょう。

チューリップの分球

チューリップは成長サイクルが終わると、大きな球根のまわりに小さな球根を2~4個付けます。この球根によって自然に増えること、もしくは人工的に分けて植え付けることを分球と呼びます。3cmに満たない小さな球根は花を咲かせることができないため、大きな球根のみを育てることが一般的です。

チューリップの育て方Q&A

芽は出たのに花が咲かないのはなぜ?

チューリップの花が咲かない原因としては、球根の大きさ不足、冬の寒さ不足、水不足、肥料過多(窒素過多)、高温障害などが挙げられます。

球根のサイズは3cmより大きなものを選び、約5℃の低温に2ヶ月当てましょう。また、乾燥しすぎないように、冬季でも1週間に1度は水を与えます。また、元肥は適量を守り、窒素過多にならないよう注意しましょう。

草丈が極端に低い原因は?

わい性品種でもないのに草丈が低くなってしまうという場合は、植え付け適期を逃してしまったことや、冬の寒さが不足していたことが原因と考えられます。植え付けが遅すぎると根がしっかりと伸びず、結果として草丈が低くなってしまいます。また、暖冬や暖地での育成で低温に遭遇する期間が短いと、芽が伸びにくくなる場合があります。

冬季に土から早めに芽が出てしまう原因は?

浅く植え付けた場合や、植え付けが早かった場合は、芽が早めに出る場合があります。チューリップは寒さに強いため、そのまま育てても問題ありません。水を切らさないように注意しつつ、開花まで見守りましょう。

自然暮らし

自然暮らしグリーンアドバイザー

グリーンアドバイザーとは、暮らしや地域、現場の仕事で"花と緑"の魅力を伝える専門資格です。
自然暮らしに所属するグリーンアドバイザーが、植物・野菜・肥料の使い方について知識やノウハウを発信していきます。

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