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みずみずしく甘酸っぱい果肉で、健康機能性も高い「ブルーベリー」。四季折々の姿を見せてくれるブルーベリーは、ベランダなどの狭いスペースでも育てることができることから、家庭園芸、ガーデニングを楽しむ方に人気のある果樹です。ここでは、地植えの育て方だけではなく、プランターや鉢での育て方についても分かりやすくご紹介いたします。
濃い青色の果実と甘酸っぱい風味を持つブルーベリーは、豊富な栄養素を含んでいます。特にビタミンC、ビタミンE、食物繊維が豊富で、抗酸化作用を持つアントシアニンを多く含んでいることが特徴です。生食だけでなく、ジャムやジュース、スムージー、デザートの材料としても幅広く利用されています。
ブルーベリーの木は落葉性の低木で、とても育てやすい植物です。樹高は比較的低く、1.5m程度に成長します。春には小さな白い花を咲かせ、夏から秋(6月~8月)にかけて果実を収穫することができます。自家受粉する品種もありますが、異なる品種を組み合わせることでより良い収穫が期待できます。
また、ブルーベリーは寒さに強く、適した気候であれば比較的手間をかけずに育てられるのも特徴です。ただし、ブルーベリーは酸性の土壌を好むため、土壌改良が必要な場合もあります。
ブルーベリーの苗木を購入する際は、葉に病気や害虫の兆候がないか、根がしっかりしているかを確認しましょう。ブルーベリーは栽培1年目の「1年生苗」でも花が付く場合がありますが、着果・収穫をしてしまうと株が成長するエネルギーを消耗してしまいます。1~3年生の苗を購入する場合は4年生になるまで収穫を我慢し、花を咲かせないようにして、株を充実させるようにした方が良いでしょう。早めに収穫がしたいという方は4~5年生以上の苗がおすすめです。
品種は栽培環境や、ブルーベリーの食べ方・用途に合わせて選びましょう。また、基本ブルーベリーは自家受粉がしにくい果樹なので、「同一系統で異なる品種を2品種以上」育てるのがベストです。鉢栽培の場合でも、最低でも2鉢を用意して同時に育てるのがおすすめです。栽培スペースが少ない場合は、ノーザンハイブッシュ系、またはサザンハイブッシュ系から選びましょう。(ノーザンハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系は1株でも実がなる種類ですが、同系統で2品種以上育てた方が収穫量は多くなります。)詳しくはこちら
ブルーベリーはハイブッシュ系とラビットアイ系の2種類に大別され、ハイブッシュ系がさらに「ノーザンハイブッシュ」「ハーフハイハイブッシュ」「サザンハイブッシュ」の3系統に分かれています。
ノーザンハイブッシュ系:
寒冷地(関東地方より以北)での栽培に適していて、耐寒性が高いのが特徴です。代表的な品種には「デューク」や「スパルタン」、「ダロウ」があります。これらは大粒で甘みが強く、生食でもジャムにしても美味しく楽しめます。
サザンハイブッシュ系:
ノーザンハイブッシュ系と異なり、比較的耐寒性が低いものの、温暖な地域(関東地方より以西)での生育が良好です。また、花が早く咲くため遅霜に注意が必要ですが、一方で収穫時期が早く、6月から7月にかけて甘くてジューシーな実を楽しむことができます。代表的な品種には「オニール」や「ミスティ」があり、果実は大きく味も濃厚で、家庭栽培においても人気が高いです。
ラビットアイ系:
耐暑性が強く、南部の温暖な地域での栽培に適しています。果実がやや小ぶりで、酸味が強めですが、加工品やジャムにするとその風味が引き立ちます。一方「ティフブルー」や「ブライトウェル」など甘味が強く生食に向いている品種もあります。育てやすく、収穫量も多い系統です。自家受粉がしにくい品種のため、最低でも2品種を育てる必要がありますが、ブルーベリー栽培初心者の方におすすめの系統です。
自宅で育てる場合は、気候や栽培環境に合った品種を選ぶことが大切です。また、生食用として育てる場合は、甘みの強いハイブッシュ系を、ジャムやスムージーなど加工用として育てる場合はラビットアイ系を選ぶと良いでしょう。初心者の方は、ノーザンハイブッシュ系の「レカ」や「デューク」、ラビットアイ系の「ティフブルー」や「ブライトウェル」が育てやすくおすすめです。ただし、ラビットアイ系は1本では実を付けにくいため、育てられるスペースが限られている場合はノーザンハイブッシュ系を選ぶと良いでしょう。
庭や畑、鉢やプランターで育てる場合でも、まず初めにブルーベリーに適した環境をつくることが重要です。
ブルーベリーは一般的に冷涼な気候を好むため、夏の高温多湿を避ける工夫が必要です。生育に適した気温は15~25℃で、冬には一定の寒さが必要になります。
ブルーベリーは日当たりの良い場所を好むため、1日6時間以上の直射日光を当てるようにします。一方で、強い直射日光に長時間さらされると葉焼けを起こすことがあります。そのため、夏の時期に関しては、午後の強い日差しを避けられる場所を選ぶか、適度な遮光をしてあげましょう。
また、風通しを良くすることでブルーベリーの葉や果実が過湿にならず、病気の発生を抑えることができます。特に湿度が高い時期には、適度な風通しを確保するために、ある程度込み入った枝を剪定しておくと良いでしょう。
ブルーベリーの苗木を植える時期は、株が休眠していて植え替えのダメージが少ない、10~3月頃が適しています。具体的には、暖地・中間地では10~12月に、寒冷地では1~2月の厳しい寒さを避けた3月がおすすめです。また鉢でブルーベリーを育てている場合は、鉢に根が回りすぎてしまうのを防ぐためにも2~3年での植え替えをおすすめします。植え替えの場合も、苗木と同様に10~3月頃に行いましょう。
ブルーベリーの「ノーザンハイブッシュ系」や「サザンハイブリッシュ系」は自家受粉※が可能なため1本でも実を付けますが、同じ系統の他品種と交配することでよりたくさんの実を収穫することができます。一方、ラビットアイ系は自家受粉がしづらく、他家受粉※が必要になります。そのためラビットアイ系を選ぶ場合は2本以上を近くで育てるようにしましょう。
他の品種と混植する場合のポイント:同一系統で開花時期が近い品種を選びましょう。同一系統でも開花時期が異なると他家受粉ができないので注意しましょう。
※自家受粉とは、1本の木や株で受粉を行い、実を付けることを指します。一方で他家受粉では、他の木や株と受粉を行い、実を付けることを指します。
一般的な植物が良く成長できる土のpHは6.5付近の中性ですが、ブルーベリーが育ちやすい土のpHは4.0~5.5の酸性土壌です。またブルーベリーは乾燥に弱いため、保水性と通気性を良い土を用意しましょう。
鉢植えの場合
①自作する場合は鹿沼土5(硬質の中粒):ピートモス5で配合します。※ピートモスは乾燥している状態だと撥水してしまうので、ピートモスをあらかじめバケツに入れ、水を入れてかき混ぜてある程度水になじませたものを使用するのがおすすめです。
②配合した土に、元肥と副資材(ミネラル材やアシスト材)を混ぜ込みます。市販のブルーベリー用の培養土を使用する場合、肥料が配合されている時は元肥の使用は控えます。
地植えの場合
ブルーベリーを地植えする場合は、掘り出した土3、鹿沼土2(硬質の中粒)、ピートモス5(水でなじませたもの)を混合して、ブルーベリーが育ちやすい環境の土に調整しましょう。
ピートモスの種類に注意
市販のピートモスの中には、pHを中性に調整したものが存在しています。ブルーベリーには無調整の酸性ピートモスを使用しましょう。
ブルーベリーの苗木を鉢で育てる場合、苗木に対して1~2まわり大きい鉢に植え付けをしましょう。苗木が4~5号ポット(直径12~15㎝)の場合、6~7号鉢(直径18~21㎝)ほどの鉢に植え付けます。このとき、あまり大きな鉢に植え付けないようにしましょう。苗木に対して鉢に入った土の方が多くなり、水を与えた際、苗木が水分を吸収しきれず土が湿った状態が続き、過湿になり根腐れしてしまう可能性が高まります。適切な鉢のサイズを選択しましょう。
①鉢の底に鉢底石(軽石など)を入れ、通気性を確保します。
②「土の準備」で用意した土をプランターの1/3ほど入れます。
③苗木をポットから取り出し、古い土や枯れた根を取り除きます。麻布などにくるまれている根巻の状態の苗は、そのまま麻布を取らずに植え付けても、のちに麻布が自然分解するので問題はありません。
④苗木を鉢の中心に置き、鉢の上部と株元の高さが3cmほどになるように、周りに土を追加します。
⑤植え付けたら、苗木と同じくらいの高さの支柱を挿し、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。
⑥乾燥防止のためバークチップや藁を土の表面に敷き詰めます。(マルチング)
①苗木の根を優しくほぐし、「土の準備」で用意した土に根鉢の約2倍の大きさの穴を掘って植え付けます。麻布などにくるまれている根巻の状態の苗は、そのまま麻布を取らずに植え付けましょう。
②水はけを良くするため深植えにならないように、表土より少し高くなるように植穴に置き、根がしっかりと土に接触するように手で押さえながら、苗のまわりを土で埋め戻します。
③植え付けたら、苗木と同じくらいの高さの支柱を挿し、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。
④乾燥防止のためバークや藁を土壌の表面に敷き詰めます。(マルチング)
※複数植える場合の植え付け間隔の参考
・ハイブッシュ系:樹間1.5~2m
・ラビットアイ系:樹間2.5~3m
ブルーベリーは根張りが浅いため通気性と排水性の高い土壌を好みますが、乾燥しすぎないように注意が必要です。基本的には水を好む植物のため、土壌表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしましょう。特にピートモスは一度完全に乾燥してしまうと撥水してしまい、水に馴染むまで時間が掛かる性質を持っています。鉢植えの場合は特に、水を浸透させることを意識してゆっくりしっかりと水を与えましょう。
また収穫後の9月~11月は次年度に咲く花の蕾を形成する時期なので、この時期に水が不足してしまうと、蕾がうまく形成されず、次年度花の数が減り、収穫が出来なくなってしまうので、水の管理に注意しましょう。
鉢植えの場合の水やり
新芽が出る春先と、成長が落ち着く秋は1~2日に1回(朝8~9時に1回)与えます。果実が膨らむ夏場は、しっかりと朝夕の2回(朝8時~9時に1回、夕方17時以降に1回)水を与えましょう。夏場は蛇口から出る水がお湯のように高温になっている場合があるので、水温が下がったのを確認してから水を与えましょう。秋に入ると葉が紅葉し、冬になると葉が落ちて休眠期に入ります。休眠期中も、土壌の乾き具合を見ながら10日に1回程度水を与えます。
※鉢植えのブルーベリーで、夏場に水を与えているのに新芽の枝先が枯れてくる場合は、鉢の中が乾燥していて水切れを起こしている場合があります。乾燥している時場合には水が染み込みやすくなるように表面の土を軽くほぐし、ゆっくりと浸透させるように水を与えましょう。
地植えの場合の水やり
基本的に1週間に1回ほど、土壌表面が乾いていたら与えるようにします。
ブルーベリー栽培において、新しい枝を伸ばして花芽を増やし、実をたくさん着けるうえでも肥料はとても重要で必要不可欠な存在です。
成分としては、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)をバランスよく含んだ複合肥料が適しています。窒素は葉の成長を促し、リン酸は花の形成を助け、カリウムは植物全体の健康を維持します。特にブルーベリーの場合、花芽をたくさん着けることで収穫量が大きく変わるので、リン酸が高めの肥料を選ぶのがおすすめです。また、マグネシウムや微量元素(鉄、マンガンなど)も含まれている肥料を選ぶと、光合成をサポートして植物の健康を維持しやすくなります。
成長期を迎える前、収穫が終わった後のタイミングで、有機質系のペレットや有機化成肥料など、緩効性の固形肥料を以下の時期に与えます。
肥料の与え方
株の周辺を少し掘り、規定量をまいて土と混和させます。※元肥の場合は植え付け時に土に混ぜ込みます。
掘る大きさは、木の大きさに合わせましょう。
1~2年の幼木:株元から30~50cmの範囲で
3年以上の成木:樹冠下(枝が広がっている範囲)まで
おすすめの固形肥料
草花、花木だけでなく果樹にも使える有機化成肥料と、不足しがちなマグネシウムと微量要素系の肥料がセットになったガーデンフラワー用肥料セット
成長期中は水と共に肥料の吸収量が多くなります。夏肥として、水でうすめた液体肥料を水やりと同時に与える方法がおすすめです。
水でうすめた肥料を葉にミストする「葉面散布」は、ブルーベリーにも効果があります。ただし、葉が水を弾きやすい性質のため、使用する際は展着剤の併用をおすすめします。
葉面散布のタイミングの目安
窒素(N)入りの葉面散布:4月以降から開花の前まで1~2週間に1回
マグネシウムや微量要素のみの葉面散布:3月の春肥、9月のお礼肥の時期にそれぞれ1回
葉面散布用の肥料はこちら
水でうすめてミストする液肥シリーズ
ブルーベリーは枝の剪定をすることで健康に育ち、株と枝が充実して収穫量を増やすことができます。
樹形を整える剪定をする事の主なメリットは以下の通りです。
①中心部を含め枝全体に光が当たり、収穫量が上がる
②風通しが良くなり病害虫の予防になる
③ある程度コンパクトに育てることができる
剪定を行う時期については以下の通りです。
休眠期(12~3月)の剪定方法:
ブルーベリーの葉が落葉し、休眠期に入ったタイミングで行う剪定です。この時期には次に展開する小さな花芽や葉芽が付き始めているので、剪定の目安にしやすくなります。混み合っている枝を切り落とし、コンパクトにするのが目的になりますが、下記のポイントに注意して剪定を行います。
■1~2年生の幼木
1、元気な太い枝を残して、あとは根元からカットする
2、株の充実を図るため、残す枝の枝先に花芽がある場合は枝先を剪定し、翌年花が咲かないようにする
■3年生以降の株
1、残す枝を決める(花芽がついていて元気で若々しい枝)
2、残す枝に対して、交差するような枝、横に伸びる枝、中心部への内向きの枝、下向きの枝、弱々しい枝はカットする
3、残す枝に花芽が多くついている場合、枝の先端から1/2~1/3カットして花芽を少なくする(これにより粒揃いや1果実を大きくすることができます)
4、地面から直接生える枝(サッカー)は、枝先から1/3までカットする
夏(9月)の剪定方法:
休眠期の剪定ほど切り詰めず、間引くようなイメージで風通しを悪くしている枝を切り取ります。この時、花芽が付いている枝は残すようにしましょう。
ブルーベリー栽培において代表的な害虫として挙げられるのは、コガネムシ、カイガラムシ、アブラムシ、カメムシなどです。
コガネムシの幼虫は、ブルーベリーの根を食害し、最終的に枯らしてしまうため早期発見が重要です。対策としては、土壌を掘り起こして幼虫を取り除くことや、農薬を適切に使用することが挙げられます。
カイガラムシは、枝や葉に付着して樹液を吸い取るため、植物の健康を損ないます。手でこすり落としたり、専用のオイルスプレーを使用したりして駆除する方法が効果的です。
アブラムシは新芽や若い葉に集まり、栄養を吸収して成長を阻害します。窒素過多になるとアブラムシが発生しやすくなる※ため、予防策としては、肥料を与え過ぎないことが重要です。発生してしまった場合、早期に捕殺して広がらないようにしましょう。
※窒素過多になるとアブラムシの好物である「アミノ酸」が植物体内に増えてしまうため
カメムシによる被害は果実の変色や落果を引き起こします。特に、実が熟す直前に集まりやすいため、定期的な見回りと物理的な除去が必要です。
ブルーベリーは比較的病気にかかりにくい果樹ですが、注意が必要なのは「灰色かび病」と「根腐れ病」です。
灰色かび病は湿気が多い環境で発生しやすく、葉や果実に灰色のかびが生じ、次々と感染が広がる病気です。ブルーベリーにおいては開花~結実期に発生することが多く、感染した部位は褐色に変化します。対策としては湿気がこもらないよう不要な枝や葉の選定を適切に行うことが重要です。発生してしまった場合は病気のまん延を防ぐため、変色した部位をできる限り取り除いて処分しましょう。
根腐れ病は過湿な土壌環境で発生しやすく、根が腐って枯死する病気です。これを防ぐためには排水性の良い土壌を選び、過剰な水やりを避けることが大切です。また、ブルーベリーに適したpH値を維持するようにしましょう。
土の準備
ブルーベリーは酸性土壌を好むため、土壌の酸度(pH値)を調整せずに植えてしまうと、養分の収がうまくいかず、栄養不足に陥ることがあります。
日当たりや風通しの確保
ブルーベリーは日当たりの良い場所を好みますが、風通しが悪いと湿気がこもりやすく、病気の原因となります。
水やりの頻度
過剰な水やりは根腐れを引き起こし、逆に水不足は枝や果実の発育不良を招きます。ブルーベリーは水が好きで乾燥を嫌うため、鉢植えの場合は土壌表面が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。特にピートモスは乾燥していると撥水しやすい性質があり、鉢植えの水やりはゆっくり、しっかり水を与えましょう。
品種選び
ブルーベリーは異なる品種を近くで栽培することで受粉が促進されます。同一系統で開花時期が近い品種同士を選びましょう。
肥料の与え方
ブルーベリーに過剰な窒素(N)を与えると、根を傷めたり害虫の発生を引き起こしたりします。
鉢植えは移動が容易なため、季節や天候の変化に応じて最適な環境を提供できます。また、鉢を使用することで土壌のpHを管理しやすく、ブルーベリーにとって理想的な酸性土壌を維持しやすいというメリットがあります。さらに、限られたスペースでも栽培が可能であるため、ベランダや小さな庭でも育てられることが利点です。
一方、地植えは根が広がりやすく、ブルーベリーが大きく成長しやすくなります。長期的な栽培に向いており、鉢植えよりも多くの実をつけることが期待できます。また、地植えは水分保持力が高いため、鉢植えに比べて水やりの頻度を減らせる場合があります。
ブルーベリーは日光を好むため、1日最低でも6時間以上の直射日光が必要です。ベランダの位置によっては日光が十分に当たらない場合がありますので、日当たりの良い場所を確保しましょう。また、ベランダは建物に囲まれていることが多く、風通しが悪くなりがちです。風通しが悪いとブルーベリーは病害虫が発生しやすくなるため、適度に風が通るように鉢の位置を工夫しましょう。
ブルーベリーは種から育てることが可能ですが、苗木から育てる方法に比べて時間と手間がかかるため、初心者には少々難易度が高いとされています。また、種から育てたブルーベリーは収穫までに数年かかることが一般的で、品種によっては5年以上かかることもあります。さらに、種から育てる場合、親株と同じ特性を持たない可能性があるため、思い通りの果実が得られないことも珍しくありません。このため、ブルーベリーを早く収穫したい方や、確実に特定の品種を育てたい方には、苗木から育てる方法がおすすめです。
ブルーベリーは土壌を酸性にすることや、水切れの防止、剪定、肥料の与え方をマスターすることで、だれでも簡単に新鮮な果実を収穫できる果樹です。品種や仕立て方次第では、ベランダやある程度狭いスペースでも育てることができます。ぜひ栽培のコツを押さえて、毎年美味しい果実の収穫を楽しんでください。