2025.03.26
ウンベラータの育て方完全ガイド|初心者にもおすすめ

大きな葉に白い幹を持ち、おしゃれな空間を演出する観葉植物として人気が高い「フィカス・ウンベラータ」。この記事では、ウンベラータに適した環境や手入れ方法、肥料の与え方まで、育て方を詳しく&初心者の方にも分かりやすい育て方イラスト付きでご紹介します。
フィカス・ウンベラータの観葉植物としての特徴

フィカス・ウンベラータは、風水においては「調和」と「幸福」を象徴するとされています。花言葉としては「永久の幸せ」が知られています。この花言葉は、ウンベラータが持つ生命力やその緑の美しさに由来しており、贈り物としても喜ばれる理由の一つです。
ウンベラータは、観葉植物として人気の高いゴムの木の一種で、大きなハート型の葉を持っています。ウンベラータは成長が早く、適した環境下であればどんどんと成長し、1年で20㎝ほど成長します。室内でも高さ1~3mになる観葉植物なので置き場所やサイズ感には注意しましょう。
ウンベラータは耐陰性があるため、多少の薄暗い場所でも育てることが可能ですが、明るい間接光を好みます。リビングルームやオフィスなど、様々なインテリアに取り入れやすいのが特徴です。また、フィカス・ウンベラータは比較的乾燥に強く、水やりの手間が少ないこともポイントです。
フィカス・ウンベラータに適した栽培環境

日当たり
フィカス・ウンベラータはある程度耐陰性のある植物で、明るめの日陰で十分に育てることが出来ます。理想の環境は、明るく風通しが良いリビングなどがおすすめです。室内で人が生活する蛍光灯の明るさでも十分に育てることが出来ますが、全く光が当たらないような暗い場所はNGです。また日当たりで特に気を付けたいのは強い光に当て過ぎた時に起こる「葉焼け」です。明るい日差しに当てた方がウンベラータも喜ぶかも?と思い、急に明るい光に当ててしまうとすぐに、葉が白く変色する「葉焼け」を起こしてしまうので、ウンベラータを移動させる時には日に当て過ぎないように注意しましょう。
温度
フィカス・ウンベラータはアフリカ西部~中央部が原産の熱帯地域の植物で、基本的に温暖な環境を好みます。ウンベラータにとって快適な温度は18~25℃の範囲で、急激な温度変化には弱いので、基本的には室内で育て、冬場には室温が10℃以下にならないように注意して育てましょう。低温にさらされると葉が落ちたり、成長が停滞してしまう場合があります。
風通し
フィカス・ウンベラータは風通しの良い環境を好むため、適度に空気が流れる場所に置きましょう。風通しを良くすることで、過湿による病気や害虫、カビの発生の予防にもなります。一方、エアコンや暖房器具の風は乾燥しているので、直接ウンベラータに当ててしまうと、過度に株を乾燥させてしまうので、風の向きには注意しましょう。室内管理でおすすめなのは、適度に風を動かすことが出来るサーキュレーターです。強さとしては風で少し葉が揺れる程度でOKなので、全く風が動かない場所の場合は、サーキュレーターで空気を動かしてウンベラータにとって快適な環境を準備してあげましょう。
生育に適した土壌条件
ウンベラータはpH6.0から7.0弱酸性から中性の土壌を好みます。植え替えや植え付けの際は、苦土石灰または土壌pHバランス材を使用して土壌pHを調整しておくと良いでしょう。ウンベラータは水はけの良く、通気性とある程度の保水性がある土がおすすめです。市販の培養土8:軽石2、または赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合でで配合すると水はけと保水性が良い土を作ることが出来ます。用意した土に腐植資材リフカを少量加えてあげるのも、保水性と保肥力が高まるのでおすすめです。鉢植えの場合、鉢底に鉢底石を敷いてさらに排水性を良くしましょう。
フィカス・ウンベラータの育て方の基本

ウンベラータの選び方
ウンベラータを購入する際には、葉の色、幹の具合、大きさをチェックしましょう。健康なウンベラータの葉は、鮮やかな緑色で、ツヤがあります。また幹がぐらつかず、しっかりしているものを選びましょう。環境が良ければ1年で20㎝ほど成長し、高さ1m以上になるので、株の大きさやサイズ感には注意して購入しましょう。
ウンベラータの植え替え

植え替え頻度
フィカス・ウンベラータは屋外で越冬するのが難しいため、基本的には鉢植えで育てます。ウンベラータは成長が早いので、鉢植えの場合は目安として2~3年に1回は植え替えがおすすめです。ある程度大きいサイズのウンベラータの場合(大人の身長よりも樹高が高く、鉢のサイズが8号鉢以上)、株の調子が良く安定している場合は、4~5年おきの植え替えでも大丈夫です。
サイズを大きくしたくない場合は?
コンパクトに育てたい、または鉢を大きくしたくないという場合は、ウンベラータを鉢から取りだして土を払った後、根を1/3ほどの長さにカットしましょう。枝も同様に1/3に剪定すれば、株のサイズを小さくして再び育てることができます。
植え替え時期:4~6月
植え替えは土の環境や根の環境をリセットし、ウンベラータを更に成長させるためには必要なお世話の1つです。土を入れ替え、植え替えをする事によって、ウンベラータの根は少なからずダメージを受けてしまいます。この受けた根のダメージを成長期にスムーズに回復させるため、暖かくなってウンベラータの活動が活発になる、4~6月に植え替えをするのがおすすめです。初夏の7~8月も植え替えをすることは可能ですが、9月以降の暑さで株の活動が落ちるのと、せっかくの成長期の最中に根の回復に体力を消耗してしまうため、活動期が始まる春の植え替えをおすすめします。
植え替えのタイミング
基本的には植え替えの目安は2~3年に1回です。購入してきてすぐの株や、いつ頃植え替えをしたのか忘れてしまった場合、以下のような状況になっていないか確認をして、必要に応じて植え替えを行いましょう。
- 鉢底から根が出てきている
- 水やり後、すぐに土が乾いてしまう
- 水やり後、なかなか水が染み込んでいかない
- 水やり後、染み込んだ後の水はけが悪い
植え替え手順
1. 鉢選び:ウンベラータの株の上部と鉢のバランスがあったものを選びましょう。植え替えの際に毎回鉢を大きくする必要はありません。上部のバランスと下部の根の張れる余地があるのであれば、同じ鉢を使用しても問題ありません。上部が大きく成長して今の鉢ではバランスが悪い、根が成長しすぎて根が張れる余地がない、などの場合は現在の鉢よりも一回り大きな鉢を選びます。鉢底には必ず排水用の穴が開いているものを選びましょう。
2. 土の準備:ウンベラータは水はけと通気性、ある程度の保水性の良い土を好みます。市販の培養土8:軽石2、または赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合でで配合すると水はけと保水性が良い土を作ることが出来ます。用意した土に「腐植資材リフカ※」を少量加えてあげるのも、保水性と保肥力が高まるのでおすすめです。鉢植えの場合、鉢底に鉢底石を敷いてさらに排水性を良くしましょう。
※腐植資材リフカは自然暮らしの商品です
3. 根の処理:古い鉢からウンベラータを抜き出したら、古い土を軽く払い落とし、根の状態を確認します。黒く傷んだ根や腐った根があれば、清潔なハサミで切り落とします。
4. 鉢への植え替え:植え替えを行う鉢の底に鉢底ネットと鉢底石を敷き、その上に少量の新しい土を入れます。次にウンベラータを鉢に入れ、周りに新しい土を詰めて固定します。この時、強く固定しすぎると根を傷つけてしまうおそれがあるので、軽く固定するように心がけましょう。
5. 水やり:植え替え後はたっぷりと水を与えます。水が鉢底から流れ出るまでしっかりと与えることで、土と根が密着しやすくなります。植え替え直後はまだ根がダメージを受けていて、回復するまでに時間がかかります。1回目の水やりの後は株と土の様子を観察し、芽吹きを確認してから水を与えることで植え替え後の根腐れリスクを軽減します。また液体の肥料などはすぐに与えず、1週間ほど空けて与えるようにしましょう。
6. 置き場所:植え替え直後のウンベラータはストレスを感じやすいため、直射日光を避けた明るい場所に置き、風通しの良い環境で管理します。
ウンベラータへの水やりポイント

フィカス・ウンベラータは比較的乾燥に強い性質を持っているので、基本的に表土が乾いたら水を与えるのが理想的です。初心者でも育てやすいウンベラータですが、季節ごとに最適な水やりのタイミングや頻度は変わるので、株の状態と表土の状態を確認しながら水やりをしましょう。
春:4月~6月下旬
春は気温が上がり始め、ウンベラータが休眠から目が覚める季節です。葉が落ちた枝や幹、根元から新芽が芽吹いてきていないか観察しましょう。新芽が芽吹いてきたら株が活動し始めた状態で、土中の根も動き始めたサインです。
土の乾燥に気を付けて、基本的に1週間に2回ほどの頻度、朝のタイミングで、しっかりと水やりをしましょう。土が乾燥した状態が長く続くと、せっかく伸びてきた根が枯死してしまいます。もし新芽が出ていなければまだ休眠している場合があるので、様子を見て焦らず冬の水やり管理をしましょう。
夏:7月~9月下旬
夏はぐんぐん気温が上がり、ウンベラータの葉や枝が旺盛に広がり、元気に育つ季節です。成長期のウンベラータは多くの水を必要とするので土が乾燥しやすくなります。春と同じく1週間に2回、または2~3日に1回の頻度での水やりをしましょう。株の状態や設置場所によって乾燥程度が変わるため、乾き具合を確認した上で水やりを行いましょう。夏の梅雨時期は高温とはいえ、長雨になり湿度が高い状態が続く場合もあります。そのような時期は受け皿の 水が乾ききらずに残ってしまうことで過湿となり、根腐れが発生することがあるため、注意しましょう。
秋:10月~11月下旬
秋は徐々に気温が下がり始める季節です。温度も10℃を切るようになるので、ウンベラータは新芽の展開がち着き、根の活動も穏やかになります。それほど水を欲しがらなくなり、土の乾燥スピードも春夏に比べて穏やかになるので、土の乾燥状態を見ながら1~2週間に1回ほどの頻度で水やりをしましょう。
冬:12月~3月下旬
ウンベラータにとって休眠期となる冬は、成長がもっとも緩慢な季節で根の活動も落ち着いてきます。室内の温度が10℃を下回ってくると、葉が落ち徐々に枯れこんでしまうので、冷え過ぎないように注意しましょう。根の活動は少なく、必要とする水の量も少なくはなりますが、完全に水を切ってしまうと根が枯死してしまうので、1~2週間に1回を目安に水やりをします。屋内で育てていると、エアコンなどで空気が乾燥している場合があるので、頻度を目安にしながらも土の乾燥状態に気を配って水やりをすると安全です。また冬の水やりには水温も考慮しましょう。冷たい水は根を傷める可能性があるため、常温の水を使用するのが望ましいです。常温の水を与えることでウンベラータの根はストレスを感じることなく、水分を吸収できるようになります。
葉水/ミスティングのタイミングと方法
葉水(ミスティング)とは、植物の葉に直接水をスプレーすることです。湿度を保ち、葉や枝に付着するホコリや害虫を取り除くためにも重要な方法です。特に室内で育てているウンベラータは、エアコンなどによって乾燥した環境の影響を受けやすく、葉が乾燥することがあります。これを防ぐためにも、葉水は非常に効果的です。
葉水のタイミングとしては、朝か夕方が最適です。日中の直射日光が当たる時間帯に葉水を行うと、水滴がレンズのようになり、葉焼けを起こす可能性があるため避けましょう。また、冬場の寒い時期には、葉水を行う際も水の温度に注意が必要です。冬に冷たい水を使用すると、植物にストレスを与えることがあるので、15℃程度の水温の水を使用するのが理想的です。
葉水の方法については、霧吹きやスプレーボトルを使って葉や枝、幹の全体に均一に水をかけるようにします。葉に散布する場合、葉の表面だけでなく、裏側にも十分に水をかけると良いでしょう。葉の裏側には小さい気孔が多くあり、湿度を保つだけでなく葉の裏面からも吸水させることができるのでおすすめです。
また、葉水をする頻度については、季節や室内の湿度に応じて調整が必要です。夏場や乾燥する冬場は、毎日朝晩2回行うと良いでしょう。逆に湿度が高い時期や梅雨の時期には過湿になってしまうため、葉水は控えてください。葉や枝、幹が常に湿っている状態が続くと、カビや病気の原因になることもありますので、注意が必要です。
最後に、葉水を行った後は風通しの良い場所にウンベラータを置くことが大切です。湿気がこもると病気の原因になるため、しっかりと葉を乾かす時間を設けてください。
ウンベラータへおすすめの肥料と与え方
フィカス・ウンベラータに肥料を与える時期は成長期である春から夏にかけてが最適です。具体的には、5月から10月にかけては液体肥料の場合は14日(2週間)に1回の頻度で水やりと一緒に液肥を与えてください。固形の肥料の場合は月に1度の頻度で肥料を施します。秋から冬にかけてはウンベラータの成長が緩慢になるため、肥料を与える必要はありません。
肥料の種類
フィカス・ウンベラータには窒素、リン酸、カリをバランス良く含んだ液体肥料が適しています。液体肥料を使用する場合は、一般的に水に薄めて与えることが推奨されます。肥料の濃度は各メーカーの規定量に従い、過剰に与えることがないように注意が必要です。また、液体の肥料は葉面散布としても使用することが可能です。固形肥料を使用することも可能ですが、その場合は肥料が直接ウンベラータの根に触れないように土の表面に散布し、軽く土をかける形で施肥します。
肥料のタイミングと与え方
液体肥料の場合

フィカス・ウンベラータへの液体肥料の与え方
14日(2週間)に1回を目安に与えます。施肥の際には、必ずウンベラータの根が湿っている状態で行うことが重要です。乾いた土壌に肥料を施すと、根が肥料の成分を吸収しすぎてしまい、肥料焼けを起こすリスクがあります。そのため、肥料を与える前に軽く水をやり、根が十分に潤っていることを確認してから施肥します。
ウンベラータへのおすすめの液肥
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ワンプッシュで簡単計量
水でうすめる有機液肥
水でうすめる有機液肥
水でうすめる有機液肥は、様々な植物にお使いいただける有機入りの液体肥料です。従来の分かりにくいキャップ計量とは異なり、ワンプッシュして水(1L~)でうすめるだけでOK。うすめて使うのでとても経済的です。さらにキレート鉄を配合しているので、光合成をサポートしながら丈夫に育てます。
固形の肥料の場合

フィカス・ウンベラータへの固形肥料の与え方
月に1回を目安に与えます。肥料が直接ウンベラータに触れないよう注意しながら、土の表面にまきます。まいた後は指で軽く土と馴染ませると良いでしょう。ウンベラータに肥料を与えた後は、少量の水を与えることで、肥料が均等に行き渡るようにします。この際、水やりの量が多すぎると肥料が流れてしまうため、適度な量に留めておきましょう。
葉面散布の場合

フィカス・ウンベラータへの葉面散布の方法
日頃のお世話の葉水の代わりに、葉面散布で葉に栄養素をあたえることができます。葉の表だけでなく裏側にも均等に葉面散布してください。ウンベラータの成長が活発になり始める春先の芽吹きのタイミングや、梅雨時期で過湿や高温し過ぎて根が疲れている時、一時的な剪定で株が疲れている時などに素早く栄養補給が出来るのでおすすめです。特に夏場の葉面散布は葉焼けを防ぐために朝方か夕方にするよう注意しましょう。
ウンベラータへ定期的な栄養補給におすすめ
観葉植物の光合成をサポート
水でうすめてミストするサプリ
水でうすめてミストするサプリ
葉水と一緒に肥料を与えられる、「水でうすめてミストするサプリ」です。
マグネシウムと微量要素を葉に直接与えて、光合成をサポートします。
N、P、Kを含まないため通常の肥料と併用が可能です。
ウンベラータの剪定

剪定のタイミングと方法
ウンベラータの剪定を行う最適な時期は3月下旬~4月ごろ、休眠から新芽が芽吹く前が最適です。前年に伸びた 枝のバランスを整え、枯れた枝をカットしましょう。春から夏にかけても剪定は行うことができますが、せっかく活発になって伸びた枝をこの時期に切ってしまうより、翌年の休眠明け前の3月下旬~4月ごろに剪定を行う方が株の体力を無駄に消費させることがなくおすすめです。剪定の際は、まず病気や枯れた枝を取り除き、次に全体の形を整えるために、下に伸びた枝や内向きになっている枝など不要な枝や過度に伸びた枝をカットします。枝をカットする時は、葉の付け根や節のすぐ上を斜めに切ることで、切り口から新芽が出やすくなります。
注意するポイント
剪定を行う際には清潔な剪定ばさみを使用することが重要です。剪定ばさみが汚れていると、病気や害虫が切り口から侵入するリスクが高まります。また、一度に大量の枝を切りすぎないように注意しましょう。過度な剪定はウンベラータにストレスを与え、弱体化させる原因となります。さらに、剪定後は切り口に専用の癒合剤を塗布することをおすすめします。これにより切り口からの病原菌の侵入を防ぎ、治癒を促進します。剪定後のウンベラータは数日間、直射日光を避け、風通しの良い場所に置きましょう。
フィカス・ウンベラータの曲げ方

フィカス・ウンベラータの太い幹は固く曲げることは難しいですが、春から秋にかけて伸びた若い枝や幹であれば、ある程度意図的に将来的な樹形をイメージしながら、針金を使って曲げることができます。曲げる作業は成長期である春から夏にかけて行うのが理想的です。この時期はウンベラータが活発に成長するため、曲げた形を維持しながら成長することが出来ます。
準備するもの:
・針金①太さ3~4㎜
・針金②太さ1~2㎜
・ニッパーかペンチ
ウンベラータの樹形を確認し、将来の樹形をイメージして曲げたい方向を決めます。
曲げる予定の枝や幹の緑色になっていている箇所の長さに沿って合わせて針金①を切る。
曲げる予定の枝や幹に、切った針金①を沿わせる。
針金②を曲げる枝や幹と針金①を巻き込むように螺旋状に巻き付けていく。
あまり力を入れすぎず、螺旋状に針金を巻き付けた枝や幹をゆっくりと曲げていく。
※強い力で曲げてしまうと枝や幹を折ってしまう可能性があるので注意しましょう。
曲げ方のコツとして、無理に急な角度をつけず、ゆるやかに曲げることがウンベラータに負担をかけないポイントです。
夏の育て方のポイントと冬越し方法
夏季は、直射日光を避けつつ明るい場所に置くことが重要です。強い日差しは葉焼けを引き起こす可能性があるため、カーテン越しの光や半日陰に置きましょう。水やりは土が乾いたらたっぷりと与えますが、過度な湿気は根腐れの原因となるので注意します。湿度が高い環境を好むため、乾燥する時期は葉水を定期的に行うと良いでしょう。
冬季は10℃以上の温度を保つことが望ましく、寒さに弱いため、室内でも温度が下がりにくい場所を選びます。暖房器具の近くは乾燥を招くので避けましょう。また、冬場は成長が鈍るため、水やりの頻度を減らし、土が乾いていることを確認してから水を与えるようにします。肥料についても冬場は控えましょう。
発生する害虫と対策
カイガラムシ
カイガラムシは、フィカス・ウンベラータを栽培する上で注意が必要な害虫の一つです。カイガラムシは植物の茎や葉に付着し、植物の栄養を吸い取ることで、成長を阻害し、場合によっては植物全体を枯らしてしまうこともあります。カイガラムシの発生を防ぐためには、まず定期的なチェックが重要です。特に葉の裏側や茎に注意を払い、早期発見に努めましょう。発見した場合は、綿棒や柔らかい布でそっと取り除くことが効果的です。また、市販の植物用の殺虫剤を使用するか、アルコールを含んだ布で拭き取ると、さらに効果的に駆除できます。
ハダニ
ハダニはフィカス・ウンベラータの健康を脅かす厄介な害虫です。ハダニは非常に小さく、肉眼で確認するのが難しいため、葉の変色や枯れを確認して、その存在に気付くことが多いです。ハダニは主に乾燥した環境で繁殖しやすく、葉の裏側に集まって植物の汁を吸い取ります。その結果、葉が黄色くなり、最終的に落ちてしまうことがあります。
ハダニ対策としては、まず定期的に葉を水で洗い流し、湿度を保つことが重要です。特に乾燥する冬場は、加湿器を使って室内の湿度を調整することをおすすめします。また、植物専用の殺虫剤を使用することも効果的です。薬剤は葉の裏側にも十分に行き渡るようにスプレーし、数日おきに繰り返し使用することで、ハダニの繁殖を抑えることができます。
さらに、予防策としては定期的な葉の観察を行い、早期にハダニの発生を確認することが大切です。新しい植物を購入した際には、他の植物と隔離してハダニの発生をチェックすることも予防策の一つです。
フィカス・ウンベラータの増やし方
ウンベラータは「挿し木」によって比較的簡単に増やすことができます。剪定の際にカットした枝や幹を挿し木に使用して増やしてみましょう。
挿し木の方法
ある程度太く健康なウンベラータの枝を10cmほど切り取ります。葉が数枚ついている状態が理想的です。
- 切り口を清潔な剪定バサミで斜めにカットし、根が出やすいようにします。
- 切り口を水に浸けて、しばらく置きます。これにより、切り口からの水分吸収が促進されます。
- 挿し木用の土(市販の挿し木用土や赤玉土など)に枝を挿し、軽く土を押し固めます。
- 日陰で風通しの良い場所に置き、土の表面が乾燥しないように適宜水やりをします。1〜2週間で新しい根が出始めます。