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南国を連想させる観葉植物「モンステラ」。その独特な葉の形状と鮮やかな緑色はとても魅力的で、室内を明るく彩る人気の植物です。しかし、モンステラを健康に保ち、美しい姿を維持するためには、適切な育て方や日々のお世話が必要です。この記事では、モンステラの基本情報から育て方、肥料の与え方、冬の管理方法まで、詳しく解説していきます。
モンステラはサトイモ科に属する、南アメリカの熱帯雨林を原産とする観葉植物です。ユニークな葉の形状が特徴的で、葉に開いた穴や切れ込みが美しいデザイン性を持ち、インテリアとしても人気があります。モンステラは比較的育てやすい植物で、初心者でも適切な環境と少しの手入れで長く楽しむことができます。
モンステラの特徴
モンステラの葉は、成長とともに独特の切れ込みや穴が生まれます。これが光や風の通りを良くし、また強風によるダメージを軽減すると考えられています。また、モンステラはつる性の植物であり、自然環境では木に巻き付いて成長します。そのため、室内で育てる際には支柱やトレリスを用意すると良いでしょう。成長が早いことも特徴で、適切な条件下では数年で大きなサイズに育つ品種もあります。このため、インテリアとして置く際は、スペースを十分に確保しておくことが大切です。
モンステラ属には約50種類が存在し、それぞれが異なる特徴を持っています。
モンステラ・デリシオーサ
モンステラ・デリシオーサ(Monstera deliciosa)は、モンステラ属の中でも特に人気のある種類の一つです。その名前の由来は、「美味しい」という意味の「deliciosa」と、モンスターのように大きな葉を持つことから「Monstera」とされています。原産地は中南米の熱帯雨林で、自然環境では巨大なツル植物として成長し、木々に絡みつくようにして成長します。デリシオーサ本種の成熟した株の葉は1mほど になるのでお部屋のインテリアとして非常に目を引く存在になります。
大きな心形の葉を持ち、葉に切れ込みや穴が入ることから「ホウライショウ」とも呼ばれます。成長すると葉の切れ込みが深くなり、美しく雄大な姿を見せてくれます。デリシオーサには、葉がそこまで大きくならない小さいサイズの「コンパクタ」や、葉に無数の細かい非常に美しい白斑が入る「タイコンステレーション」、葉の切れ込みが深く造形美が美しい「スケルトン」など、品種改良されたものが多く存在しています。
それ以外の品種のモンステラ
モンステラの中でもデリシオーサが一番大きくなる品種です。それ以外にも比較的小型なタイプの「アダンソニー」「ペルツーサ(ヒメモンステラ)」、まるでレースのような見た目が特徴の「オブリクア」があります。また、切れ込みはないものの、緑とクリーム色のコントラストが美しい斑入りの葉を持つ「スタンデリアナ」、そしてデリシオーサよりは大きくはなりませんが、美しくインパクトのある「ボルシギアナ」など様々な品種があります。
モンステラの美しさを維持するためには、光、気温、湿度が重要になります。
日当たりと温度
モンステラは明るい間接光を好みます。直射日光は葉を焼いてしまう可能性があるため、カーテン越しの光や、東向きの窓辺などが理想的です。日当たりが悪い場所でも比較的順応しますが、葉の色が薄くなったり成長が遅れたりすることがあります。
温度については、モンステラは温暖な気候を好みます。最適な温度範囲は18~25℃です。特に冬場は、10℃以下の低温にさらされると葉が傷んでしまう可能性があるため、室内の暖かい場所に置くようにしましょう。
湿度と風通し
モンステラは湿度の高い環境を好むため、乾燥しがちな冬場には加湿器を使用するか、葉に霧吹きで水を与えることをお勧めします。さらに、風通しの良い場所に置くことも大切です。通気が悪いとカビや害虫の発生リスクが高まるため、適度な空気の流れを確保することが必要です。また、土は過度な湿り気を嫌うため、排水の良い鉢と土を選びましょう。水はけが良くなるように、鉢底に鉢底石を敷くことも効果的です。
モンステラの葉が青々としてつやがあり、傷や変色がないことを確認しましょう。また、葉の形も重要です。モンステラの特徴である切れ込みが均一で美しく入っているものが理想です。また、新芽が元気に育っているかどうかも重要なチェックポイントです。茎はしっかりとしており、折れていたり黒ずんでいたりしないか確認します。茎が健康でないと、成長が遅れたり、病気にかかりやすくなったりする可能性があります。
鉢の選び方
モンステラは根を広く張る植物なので、通気性が良く、一回り大きなサイズの鉢が適しています。プラスチック製の鉢は軽くて扱いやすいですが、通気性が低いので鉢底に排水穴がしっかりとあるものを選びましょう。鉢が小さすぎると根詰まりを起こし、成長に悪影響を及ぼすため注意します。鉢に植える際のポイントとして、鉢底に鉢底石を敷くことをおすすめします。鉢底石は排水性を高め、根腐れを防ぐ効果があります。
土の選び方
モンステラは水はけが良く、通気性のある土を好みます。一般的には観葉植物用の培養土が適していますが、自分で調整する場合は、赤玉土、腐葉土、ピートモス、パーライトを混ぜ合わせると良いでしょう。具体的な配合比率としては、赤玉土(小粒)を3、腐葉土を2、ピートモスを1、パーライトを1の割合で混ぜると、適度な水はけと保水性を兼ね備えた土になります。またピートモスの代わりとして「腐植資材リフカ※」を使用することもおすすめです。「腐植資材リフカ※」を、培土を作る時や植え替え時に追加することで、土の品質を保つことができます。
※腐植資材リフカは自然暮らしの商品です。
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土の表面が乾いたら、鉢底から水がしっかりと流れ出るまでたっぷりと与えましょう。モンステラは湿度を好む植物ですが、過剰な水やりは根腐れの原因となります。受け皿に溜まった水は必ず捨てるようにしましょう。室内の観葉植物として育てる場合、以下のような水やり頻度を参考にしてみてください。
3~4月:2~3週間に1回
モンステラが冬の休眠期から完全に再始動できていない可能性が高いため、土の乾き具合、新芽の展開有無をみながら、水やり頻度を調整していきます。春が来たからといって水やり頻度を上げてしまうと根腐れして枯れてしまう場合もあります。
5~10月:1週間に1~2回
気温が上がり、モンステラの活動期になります。新しい葉の展開も多くなり旺盛に成長するので、土の乾き具合をみながら水やり頻度を上げていきます。梅雨時期など湿度が高く土が乾きにくい時期には1~2週間に1回にするなど調整します。また成長期にはこちらで紹介するような液肥を水やり時に定期的に与えるとよりモンステラの株が充実し健康に育ちます。
11~2月:2~3週間に1回
気温が下がり、モンステラは活動が低下して休眠期に入ります。根から栄養や水分を吸収する力が低下するため、この状態で成長期を同じような頻度で水を与えてしまうと鉢の中で水分が溜まってしまいます。さらに過湿状態が続くと根腐れとなり、最悪モンステラが枯れてしまいます。土の乾き具合をみながら、水やりの頻度を落としていきましょう。
水やりのタイミングとしては、朝の早い時間帯に水やりを行うことで、日中の温度上昇に伴い水が適切に蒸発し、根が過湿状態になるのを防ぐことができます。逆に夜間に水を与えると、気温が低下するため水が土中に長く残り、根腐れのリスクが高まります。
冬場の水やりの際、あまりに冷たい水を与えてしまうと根にダメージを与えてしまう可能性があります。水やりの水温は15℃くらいのものを与えてください。
葉水はモンステラにとって重要なケア方法の一つです。葉水を与えることで、葉の表面が清潔に保たれ、適切な湿度が維持されます。また、葉の気孔が開きやすくなり、光合成が効率よく行われるようになります。
葉水を与える頻度
室内の環境によりますが、通常は週に2~3回が目安です。特に乾燥しやすい冬場やエアコンの使用が頻繁な季節には、頻度を増やすことをおすすめします。逆に、湿度が高い梅雨の時期などは、頻度を少し減らしても問題ありません。
葉水を与える時間帯
朝か夕方が最適です。日中の直射日光が当たる時間帯に葉水を与えると、水滴がレンズの役割を果たし、葉焼けを引き起こす可能性があるため注意が必要です。また、夜間に葉水を与えると、湿気がこもりやすくなり、病害虫の発生リスクが高まることがあるため避けるのが無難です。
葉水の方法
霧吹きに水を入れ、葉の表裏全体に軽く霧吹きします。特に葉の裏側には気孔が多く存在するため、裏側にも忘れずにスプレーしましょう。水は常温のものを使用し、冷水や熱水は避けてください。
葉を美しく保つためのポイント
葉水は「硬水」ではなく、「軟水」を使用するのが理想的です。水道水のような「硬水」に含まれるミネラル分が葉に付着すると、白い斑点や汚れの原因になることがあります。水道水を使用する場合は、一晩置いてカルキを抜くか、フィルターを通すと良いでしょう。
モンステラの健康的な成長をサポートするために、適切な肥料選びとその与え方が重要です。まず、モンステラに適した肥料成分について理解しましょう。
モンステラは窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)のバランスが整った肥料を好みます。特に窒素は葉の成長を促進し、リンは根の発達を助け、カリウムは全体的な植物の健康をサポートします。またマグネシウム(Mg)は葉緑素の形成をサポートし、光合成を促進させる効果があります。肥料が不足している株は茎が細くなり、葉の展開が遅く、葉の大きさも小さくなります。春~夏にかけての成長期にはしっかり肥料を与えましょう。
次に、肥料の種類について説明します。肥料には液体肥料、固形肥料、そして緩効性肥料の3種類があります。液体肥料は水やりの際に簡単に混ぜることができ、吸収が速いため、成長期の使用に適しています。固形肥料は土の上に置くだけで、時間をかけてゆっくりと溶け出すので、定期的な施肥が難しい場合に便利です。緩効性肥料は一度施すと長期間にわたり効果を発揮するので、植え付け時の元肥に使用すると効果があります。
液体肥料の特長と与え方
液体肥料を使用する場合は、原液を水でうすめて使用する希釈タイプと、水にうすめずそのままストレートに使用できる液肥の2種類があります。水でうすめて使用する場合、肥料の濃度は各メーカーの規定量に従い、過剰に与えることがないよう注意が必要です。液体肥料は固形肥料、緩効性肥料と併用して使用する事もできますが、株の様子をみながら与えすぎには注意しましょう。また、液体の肥料は葉面散布としても使用することが可能です。
モンステラの場合、春~夏にかけての成長期には14日(2週間)に1回を目安に液体肥料を与えます。また秋は休眠に向け活動が低下していくので1ヶ月に1回くらいの頻度で液肥を補助的に与えます。冬の期間は株も休眠しているので液肥を控えます。
しっかり&じっくり育てる
葉水と一緒に肥料を与える(葉面散布)方法
日頃のお世話の葉水に液体の肥料を添加することで、葉から直接栄養素をあたえることができます。適切な濃度にうすめた液体肥料を、霧吹きで葉の表・裏側に均等に散布しましょう。モンステラの成長が活発になり始める春先の芽吹きのタイミングや、梅雨時期で過湿や高温し過ぎて根が疲れている時、一時的な剪定で株が疲れている時などに素早く栄養補給が出来るのでおすすめです。特に夏場の葉面散布は葉焼けを防ぐために朝方か夕方にするよう注意しましょう。
モンステラにおすすめ
葉水と一緒に肥料を与えられる、「水でうすめてミストするサプリ」です。
マグネシウムと微量要素を葉に直接与えて、光合成をサポートします。
N、P、Kを含まないため通常の肥料と併用が可能です。
固形肥料の特長と与え方
固形肥料は、液体肥料ほどの速効性はありませんが、長くゆっくりと効かせることができます。モンステラの場合は、月に1回を目安に与えましょう。肥料が根に直接触れないよう注意しながら、土の表面にまきます。まいた後は指で軽く土と馴染ませると良いでしょう。モンステラに肥料を与えた後は、少量の水を与えることで、肥料が均等に行き渡るようにします。この際、水やりの量が多すぎると肥料が流れてしまうため、適度な量に留めておきましょう。
肥料を与える際には過剰施肥に注意が必要です。過剰な肥料はモンステラの根を傷め、健康を損なうことがあります。そのため、肥料の使用方法と量を確認し、モンステラの葉や茎、土の状態(水切れや過湿がないか)を確認しながら使用しましょう。
モンステラの場合、お手入れの頻度は高くありませんが、日々のお世話と管理にプラスすることでより美しいモンステラに育てることができます。
モンステラの剪定は、植物の健康を保ち、見た目を整え、さらに空気の流れを良くし、病気の予防にもつながります。
剪定の準備
清潔な剪定ばさみやナイフを用意し、消毒液で刃を消毒しておきましょう。消毒することで病原菌の感染を防ぎます。
また樹液で手がかぶれる恐れがあるため、ゴム手袋などを装着することをおすすめします。
剪定を行う最適な時期
モンステラの成長期である春~初夏が選定の適切なタイミングです。逆に、冬の休眠期には剪定を避けましょう。
剪定の手順
まず枯れた葉や傷んだ葉を取り除きます。これにより、病気の拡散を防ぎ、植物全体の健康を維持します。次に、過密になっている部分を整理し、風通しを良くします。茎が密集していると、湿気がこもりやすくなり、カビや病気の原因となります。茎を切る際は、茎の付け根から少し上の部分を斜めにカットすると切り口が乾燥しやすく、病気のリスクが減ります。
また、モンステラは節ごとに新しい芽が出るため、節の少し上で剪定を行うと効果的です。
植え替えのタイミングとして最も適しているのは、3月下旬~4月にかけての成長期前のタイミングです。この時期に植え替えを行う理由は、モンステラの活動が始まる前で植え替えによるダメージが少ないことはもちろんのこと、活動が活発になる時期には新しい環境に慣れてしっかりと根が張り、成長期には植え替えによって発生したダメージが回復&しっかりと大きくなることができるためです。モンステラは根が非常に伸びやすく、鉢の中で根詰まりを起こしやすいので、2年に一度は植え替えをすると良いでしょう。
植え替えの準備
まず植え替えを行う前に、鉢と土を準備します。鉢はモンステラの背丈と鉢のバランス、根張りの状態をみながら現在使用しているもの(または同サイズの別の鉢)を使用するか、現在使用しているものよりも一回り大きいものにするか選択しましょう。あまり鉢を大きくすると移動や植え替えが大変になるので注意が必要です。底には排水性を良くするために鉢底石を敷いておきます。土は、通気性と排水性が良いものを選びましょう。
植え替え方法
まず、モンステラを古い鉢から取り出します。このとき、根を傷つけないように注意します。鉢の縁を軽く叩いて土を緩め、根を優しく引き抜くと良いでしょう。根が絡まり合っている場合や、黒ずんでいる部分がある場合は、清潔なハサミで剪定します。特に、黒ずんだ根は腐りかけている可能性があるため、取り除いておきます。
次に新しい鉢にモンステラを置き、根を広げながら鉢の周りに土を入れていきます。この時、鉢の縁から土の表面の高さまで数センチの余裕を持たせると、水やりの際に水が溢れにくくなります。土を入れ終わったら、軽く押して根と土を安定させますが、あまり強く押しすぎないように注意しましょう。
最後に、水をたっぷりと与えて、土全体に水分が浸透し、しっかりと湿るようにします。このとき、水が鉢底から流れ出る程度に与えると良いでしょう。植え替え直後のモンステラは直射日光を避けた、明るい日陰において数日間休ませます。その後は通常の環境に戻し、日々のお世話を続けてください。
植え替え後はまだ根がダメージを受けている場合があるので、液肥を潅水であたえるのではなく、葉に葉面散布でうすく与えると活着が早まります。
モンステラは熱帯原産の植物であり、冬の寒さにはあまり強くありません。気温が15℃を下回ると生育が鈍くなり、10℃以下になるとダメージを受ける可能性があります。冬場は室内のできるだけ暖かい場所に置き、窓際などの冷気が直接当たる場所は避けましょう。また、暖房器具の近くに置くことも避けるべきです。暖房の乾燥した空気はモンステラにとってストレスとなるため、加湿器を使用して部屋の湿度をあげるか、葉や株に定期的に霧吹きで水分を与えてあげると良いでしょう。
水やりは土が完全に乾いてから、2~3週間に1回の頻度で水を与えるようにします。また葉水の頻度も減らしますが、葉が乾燥しすぎないように注意します。肥料についても冬場には与えないか、ごく少量にとどめると良いでしょう。成長が鈍くなるこの時期には、肥料が逆にストレスとなることがあります。
冬の間はモンステラの成長が止まるため、剪定や植え替えの作業は避けます。冬の間はモンステラに必要最低限の手入れを行い、植物が休息できる環境を整えることが重要です。
モンステラの葉がひょろひょろしてしまう原因は主に以下の3つが考えられます。
光量不足
モンステラは明るい場所を好む植物で、光量が不足すると茎や葉が細くなり、ひょろひょろとした姿になります。特に冬場や室内で育てている場合、日当たりが良くない場合が多く、光の量が足りなくなりがちです。対策としては、できるだけ日当たりの良い窓際に置くか、植物用の育成ライトなど人工照明を利用して適切な光を確保することが重要です。
根詰まり
モンステラは成長が早く、根が詰まりやすい植物です。鉢の中で根が詰まると、水や栄養の吸収、根の呼吸が難しくなり、モンステラが健康に育ちにくくなります。この場合、植え替えを行って根を広げることが必要です。2年おきを目安に、株に植え替えダメージが少ない3月下旬~4月に植え替えを行うと良いでしょう。
過剰な水やり
モンステラは熱帯原産の植物のため湿度を好む一方で、過剰な水やりは根腐れの原因となります。根が呼吸できずに腐ると、栄養が充分に供給されず、葉が弱々しくなります。水やりの際は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、その後はしっかりと水はけを確認しましょう。また、鉢底に水が溜まらないように鉢の排水性にも注意が必要です。
モンステラは通常、室内で育てられる観葉植物として知られていますが、屋外でも育てることが可能です。熱帯植物のため温暖な春~夏にかけては特に屋外で育てるとより旺盛に成長する場合があります。屋外で育てる場合は直射日光を避け、遮光対策をして明るい日陰になるように日当たりを調整し、置き場所を選びましょう。地域の気候や季節によって異なりますが、気温が15℃を下回りはじめたら、室内の暖かい場所に移動させ屋内管理に切り替えましょう。
モンステラの増やし方は、主に「挿し木」と「株分け」の二つの方法があります。
挿し木は、成長した茎の一部を切り取り、新しい土壌に植える方法です。最適な時期は春~初夏で、この時期は植物が活発に成長するため根付きやすいです。手順としては、まず健康な茎を選び、下葉を取り除いて清潔な切り口を作ります。次に、その茎を水に浸けて根が出るまで待ち、根が十分に成長したら、適切な土壌に植え替えます。根が出るまでには数週間かかることが多いですが、根が出るまで水を切らさないように注意しましょう。
株分けは、既存のモンステラの株を複数に分けて再植する方法です。この方法は、モンステラが大きく成長し、植木鉢が窮屈になった時に特に有効です。株分けの手順としては、まず植物全体を鉢から慎重に取り出し、根を傷つけないように注意しながら根球を分けます。分けた株は、それぞれ新しい鉢に植え、しっかりと根付くまで適切に水やりを行います。この方法も春~初夏に行うのが理想的です。
モンステラは初心者でも育てやすい観葉植物ですが、育て方のポイントを押さえることでより綺麗な葉をつけてくれます。肥料を成長期にしっかり与え、葉面散布や剪定を日々のお世話にプラスすることで、お気に入りのモンステラをもっと美しい姿に育ててみませんか?