2024.10.08
サンセベリア(サンスベリア)の育て方|株分けや葉挿し方法も

別名「トラノオ(虎の尾)」とも呼ばれ、葉の縁が黄色く中心部が濃い緑と薄い緑のまだらの縞模様になっているサンセベリア(サンスベリア)。サンセベリアは特徴的な多肉質の葉を持っており、室内の環境でもとても育てやすい植物です。育て方の基本を押さえれば、初心者の方でも美しく存在感のある姿に育てることができます。この記事では、そんなサンセベリアの基本的な育て方から増やし方まで、詳しく解説していきます。
サンセベリアとは?

サンセベリア(Sansevieria)は、熱帯アフリカ、南アフリカ、南アジアなどが主な原産地とする常緑の多年草です。タイやインドネシアなどのアジアで品種改良や交配が行われ、新しい品種の生産が行われています。その独特な形状の美しい葉と環境の変化にも丈夫な性質から、観葉植物として非常に人気があります。一般的には「サンセベリア」または「サンスベリア」と呼ばれ、和名では「千歳蘭(チトセラン)」とも呼ばれている植物です。花言葉は「永久」「不滅」とされ、縁起が良い贈り物としてだけでなく、近年ではその葉がホルムアルデヒドやクロロホルムなどの有害化学物質を吸収する空気清浄効果があるとされ、インテリアグリーンとして非常に注目されています。また基本的に横向きに広がらず、まっすぐ縦方向に伸びる性質の植物であることからも置き場所に困らない観葉植物です。
サンセベリアの最大の魅力の一つは、その育てやすさです。低光量や乾燥した環境に強く、初心者でも比較的簡単に育てることができます。根が非常に強いため、土壌の選定にもそれほど神経質になる必要はありません。またその強靭な性質から、病害虫に強いという利点もあります。適切な環境であれば、特に手間をかけずとも元気に育ちます。加えて、乾燥に強いことから、水やりの頻度も少なくて済み、忙しいライフスタイルの方にも適しています。
サンセベリアの種類

サンセベリアの品種は70種類以上あるとされています。ここではその中でも特に人気でおすすめの品種をご紹介します。
サンセベリア・トリファスキアタ(ローレンティ)
サンセベリアと言えばこの品種をイメージすることが多いのではないでしょうか。トリファスキアタは長い剣状の葉が突き立ったように密集し、葉の色は濃い緑色と、薄い緑色のまだらの縞模様になっているのが特徴です。ローレンティはトリファスキアタの園芸品種で、葉の形がトリファスキアタと同じですが、葉の縁に黄色く斑(覆輪斑)が入っているのが特徴です。
サンセベリア・バキュラリス
バキュラリスは細長い円筒形の葉が特徴で、他のサンセベリア種と異なり直立した姿勢を保つことが多いです。この特性により、モダンでスタイリッシュなインテリアにぴったりです。
サンセベリア・サムライドワーフ
サムライドワーフはサンセベリアの中でも特に小型でコンパクトな種類です。葉は短くて厚みがあり、先端が尖っているため、まるで「サムライの刀」を連想させるような鋭い外見を持っています。
サンセベリア・ハニー
コンパクトなサイズで、葉がロゼット状に広がるのが特徴です。小型の品種で小さな鉢でも育てることができるので、デスクや窓辺に置くにも適したサンセベリアです。
サンセベリア・ムーンシャイン
銀色がかった緑色の葉を持つこの種類は、他のサンセベリアとは異なりモダンな雰囲気を醸し出します。
サンセベリア・ロリダ
アフリカの東部、ソマリアに自生している品種で、サンセベリアの王様と呼ばれています。特徴的なのは扇状に重なるように広がる葉で、葉の縁に細く赤と白のラインが入るのが特徴です。流通が少ない希少な品種です。
サンセベリアの基本的な育て方

適切な置き場所の選び方
サンセベリアは乾燥に強く丈夫で、耐陰性があり室内環境でも育てられる植物ですが、最適な成長を促すために適切な置き場所をしっかりと押さえておきましょう。
日当たりと置き場所
サンセベリアは明るい間接光を好みます。窓辺に置くのが理想的ですが、直射日光は避けるようにしましょう。特に夏の強い日差しは葉を焼いてしまう可能性があるため、カーテン越しの光が最適です。一方、サンセベリアは低光量にも耐えることができますので、オフィスや室内の少し暗めの場所でも育てることが可能です。ただし、十分な光を確保できないと葉がいびつな形で間延びしてしまい、徒長した葉になってしまうため、可能であれば週に数回、直射日光を避けて、優しい光が当たる場所に移動させてあげましょう。
サンセベリアは明るめの日陰であれば屋外に出した方が良く成長します。ただし寒さには弱いので、春から夏は屋外に出し、秋から冬にかけては屋内に取り込むのが良いでしょう。
温度
サンセベリアは暑さに強い植物ですが、寒さには弱いため、冬場は最低でも10度以上の場所に置くようにしましょう。特に暖房が効いた室内であれば問題ありませんが、冬場の窓際は室温よりも温度が下がってしまう可能性があるので、窓際から少し離して管理すると良いでしょう。
湿度
サンセベリアは乾燥に強い植物です。湿度が高すぎると根腐れを引き起こす可能性があるため、風通しの良い場所を選ぶことが大切です。室内管理で風通しがあまり良くない場合は、サーキュレーターや扇風機などで空気を循環させてあげましょう。
サンセベリアの選び方
サンセベリアを選ぶ際には、健康な株の状態であるかを見極めることが重要です。まず、葉の状態を確認しましょう。葉がしっかりと立ち、色が鮮やかで斑点や変色がないものを選びます。葉がしなびている、もしくはシミがある場合は避けるべきです。また、葉の縁に傷や裂け目がないことを確認することも大切です。次に、株の根本辺りの根の状態もチェックしましょう。根が黒ずんでいたり腐っていたりする場合は、その株は避けた方が良いでしょう。また、根が鉢の底からはみ出している場合は植え替えが必要になるので注意が必要です。
サンセベリアの水やり頻度

サンセベリアは乾燥地帯が原産の植物なので、基本的には乾燥に強く、水を与える頻度と量はそこまで多く必要としない観葉植物です。水の管理が不安な方は、以下の季節ごとの水やり頻度を参考にしてみてください。
4~10月
最低気温が10~15℃あたりで株が休眠から目覚め、活動を開始します。新芽の展開が確認できたら、水やりは1~2週間に1回行います。もし土の表面が早く乾くようであれば、乾燥を確認した日の3~4日後に水を与えましょう。
株が活動を開始しているとはいえ、乾燥気味の方が良く成長するため水の与えすぎはNGです。この時期の水やりは鉢底から水がしたたり落ちる程度、しっかりと水を与えましょう。また水を与える際は葉に水が溜まらないように、株の周りに与えてください。また、葉に水が溜まると過湿で株が弱ってしまう場合があります。鉢底皿を使用している場合は、皿に水が残らないように注意しましょう。湿度が高い梅雨時期は鉢内の水分が乾きにくい場合があります。長雨が続いている状態や、湿度が70%を超えて高い状態が続く場合は、水やりを控えましょう。少し水やりのタイミングが遅れてもサンセベリアは乾燥に強い植物なので問題はありません。
エアコンが効いた室内でも夏場に窓際に置いている場合は鉢の温度が上昇する場合があります。水やりは早朝か、夕方以降の涼しい時間帯をねらって行いましょう。
11~3月
最低気温が10℃を下回ってくると、株の活動が低下し、休眠を始めます。この時期は水やりの頻度を落としましょう。頻度としては月に1回ほど、水の量は鉢の土を少し湿らす程度に水を与えるようにします。(鉢底から水が染み出てこない程度の量で問題ありません。)完全に断水する方法もありますが、乾燥しすぎると根が枯死してしまうので、土と根を少し湿らす程度で管理しましょう。また、冷たい水は根にストレスを与えることがあるため、15℃くらいの水温の水を使用するのがベストです。
サンセベリアに葉水は必要?

葉水とは、水を霧状にして植物の葉に直接かけることを指します。サンセベリアは乾燥地帯に自生している植物で、乾燥を好み、過湿には弱い植物のため、基本的に葉水は必要ありません。ただし、葉の形状によっては室内のチリや埃などが葉の上に付着してしまう場合があるので、定期的に水を染み込ませた布巾などで葉の表面を優しく拭いて汚れなどを落としてあげると良いでしょう。
肥料の種類、タイミングと与え方
サンセベリアは比較的手間のかからない観葉植物ですが、より健康で美しいサンセベリアを長く育てるためには、適切な肥料と与えるタイミングが重要です。
肥料の種類
サンセベリアには液体肥料や緩効性の固形肥料が適しています。液体肥料は速効性があり、水やりと一緒に与えることが可能です。一方で固形肥料は液体肥料とは異なり、ゆっくりと溶け出して長期間にわたって栄養を供給するため、頻繁に肥料を与える手間を省けます。基本的には液体肥料の方が肥料の与える量や頻度を調整出来るのでおすすめです。
しっかり&じっくり育てる
ワンプッシュで簡単計量
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水でうすめる有機液肥は、様々な植物にお使いいただける有機入りの液体肥料です。従来の分かりにくいキャップ計量とは異なり、ワンプッシュして水(1L~)でうすめるだけでOK。うすめて使うのでとても経済的です。さらにキレート鉄とアミノ酸を配合しているので、光合成をサポートしながら丈夫に育てます。
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肥料を与えるタイミング

サンセベリアは春から夏にかけては成長が活発になるため、この時期に適切な栄養を供給することが重要です。
液体肥料を使用する場合:
4~10月:春から秋にかけて1~2週間に1回、水やりと同時にあたえます。
11~3月:冬の間はサンセベリアの成長が鈍くなるため、基本として肥料は控えます。
固形肥料を使用する場合:
4~10月:春から秋にかけて1~2ヶ月に1回、肥料を株元にあたえます。
11~3月:冬の間はサンセベリアの成長が鈍くなるため、基本として肥料は控えます。
肥料の与え方
液体肥料を使用する場合は、パッケージに記載されている希釈率を守り、水やりの際に根元に均等に行き渡るように施します。固形肥料の場合は、土の表面に均等に散らし、軽く土に混ぜ込むことで効果を発揮します。肥料が直接葉や茎に触れると肥料焼けを引き起こす可能性があるため、株から少し離して肥料を与えるようにしましょう。
サンセベリアの剪定方法

サンセベリアを育てていると、品種によっては葉が密集して混み入る、もしくは葉が伸びすぎて樹形のバランスが悪くなってしまうことがあります。そんな時はサンセベリアの形を整える剪定を行い、美しい形と健康を維持させるようにしましょう。
剪定の手順
剪定を行う最適な時期は新芽が展開しはじめる3月後半~4月頃がおすすめです。冬に枯れ、傷んだ葉を整理するとともに、伸びすぎて混みいっている葉を剪定しましょう。5月以降の活動期でも剪定は可能ですが、剪定によるダメージを回復させるのに体力を使うので、株が成長する機会を失う可能性が高くなります。
剪定を行う際には清潔な剪定ばさみを使用することが重要です。剪定ばさみが汚れていると、病気や害虫が切り口から侵入するリスクが高まります。
まず、枯れた葉や黄ばんだ葉、傷んだ部分を見つけ、それらを取り除きます。葉の根元から切り取るようにしましょう。次に密集しすぎている部分を剪定していきましょう。サンセベリアの葉が密集していると、風通しが悪くなり、カビや病気が発生しやすくなります。適度に間引いて風通しを良くすることで、健康な成長を促進します。
剪定後はサンセベリアを日陰に移し株を休ませましょう。肥料はサンセベリアの体力回復に必要な要素ですが、剪定をしている場合は株に負担をかけないよう、通常より1~2週間後に肥料を与えるようにしましょう。
サンセベリアの植え替え

通常、サンセベリアは2~3年ごとに植え替えが必要とされますが、根が鉢底から出てきたり、鉢が根で一杯になったりする場合は、早期の植え替えが必要です。
植え替えのタイミング
植え替えのタイミングは剪定時期と同じ、新芽が展開しはじめる3月後半~4月頃がおすすめです。植え替えによる根のダメージが、株の体力を無駄に消費することなく、活動期に入ってスムーズに回復させることができるためです。
植え替えの手順
1.鉢と土の準備:
まず、鉢と適切な土を準備します。サンセベリアは排水性の良い土を好むため、サボテンや多肉植物用の土が適しています。鉢は株の大きさとバランスを見て調整しましょう。株に対して大きすぎる鉢は土の量が多くなり、乾燥が遅くなって根腐れしてしまう可能性が高まるので注意しましょう。
2.植え替え:
次に、現在の鉢からサンセベリアを慎重に取り出します。この際、根を傷つけないように注意し、古い土を軽く落とします。植え替える鉢の底に、鉢底ネットと鉢底石を敷き、その上に土を少し入れます。サンセベリアを鉢の中央に置き、土を入れていきます。このとき、根元が鉢の縁から少し下がる位置に来るように調整します。
3.仕上げ:
土を入れ終わったら、軽く鉢の周りを叩きながら土と根の隙間を少なくするようにします。根を傷つけてしまうので、上からギュッと土を押さえつけたり、隙間を埋めようと土を棒状のもので過度に刺したりするのは控えましょう。植え替えが終わったら株に水を与えます。しっかり鉢底から水が染み出る程度に水を与えましょう。
4.植え替え後の管理:
直射日光を避け、日陰で1週間ほど管理しましょう。1週間後、通常の明るい半日陰の場所に戻し、土の表面が乾燥したのを確認して、2~3日経ったら水と肥料を与えてください。サンセベリアは丈夫な植物ですが、過度に構いすぎると根腐れを起こして枯れてしまうので注意が必要です。
サンセベリアの増やし方
株分けの方法

株分けは、サンセベリアの増やし方の一つで、成熟した株を分けて新しい鉢に植える方法です。親株が大きくなりすぎて鉢が窮屈になった場合や、株の健康状態を改善したい時に有効です。
株分けのタイミング
株分けを行う最適な時期は新芽が展開しはじめる3月後半~4月頃がおすすめです。分けた株が新しい環境に適応しやすくなります。
株分けの手順
1.株分けするサンセベリアを鉢から取り出します。この時、根を傷つけないように注意しましょう。
2.鉢から取り出したサンセベリアを根元から丁寧にほぐし、根の絡まりを解きます。地下茎で子株同士がつながっている場合は、清潔なはさみやナイフを使って優しく切り分けましょう。
3.切り分けた子株を風通しの良い日陰に置き、1日乾燥させます。
4.分けた株を新しい鉢に植え付けます。この際、鉢底に鉢底石を入れ、その上に培養土を入れます。サンセベリアは乾燥を好むため、水はけの良い土を選びましょう。
5.植え替え後、鉢底から水がしたたる程度に水を与えます。
6.1週間ほど日陰の場所で管理し、株が落ち着いたら通常の明るめの半日陰の場所に移動させましょう。
葉挿しの方法
サンセベリアは葉挿しでも増やすことができる植物です。葉挿しは株分けよりも成長するまでに時間がかかりますが、簡単で親株への負担が少ないため、初心者の方にもおすすめの方法です。サンセベリアを多く増やしたいという場合にも適した方法です。また葉挿しには、カットした葉を土に挿す方法と、水に挿す方法の2つがあります。
土に挿す葉挿しの手順

1.まず、健康で成長が盛んなサンセベリアの葉を選び、清潔なハサミやナイフで根元から切り取ります。
2.切り取った葉を5~10㎝の大きさにカットします。カットした葉は、元々土に生えていた方向から根が出てくるので、上下逆にならないように「下」の方にマジックなどで印をつけておきます。
3.風通しの良い日陰に置き、切り口を2~3日乾燥させます。この乾燥期間は、切り口からの土の中の病原菌の侵入を防ぐために重要な作業です。
4.ポットや鉢に土を入れ、カットした葉の上下方向に気を付け、下の方を2~3㎝土に挿し込みます。葉挿し後は直射日光を避けた明るい場所に置きます。
5.植えてから2~3日後に土が少し湿るくらいに水を与えます。その後は10日おきを目安に、土が乾燥しているのを確認できたら土が湿る程度に水を与えます。
6.根が出てくるまでに1~2ヶ月ほどかかるので、1ヶ月ほどたったらカットした葉を抜いてみて発根しているか確認しましょう。
7.カットした葉から発根や新芽が確認出来たら、別の鉢に植えて通常の管理をしましょう。
水に挿す葉挿しの手順
土に挿す方法の1~3までの手順は同じです。
4.瓶やカップなどの容器に、カット後乾燥させた葉を入れます。この時、根が出る「下」の方向に注意しましょう。
5.水を2~3㎝ほど浅めに入れます。水は毎日新しい水に交換しましょう。
6.1~3ヶ月ほどで根が出てくるので、発根や新芽が確認出来たら、別の鉢に植えて通常の管理をしましょう。
サンセベリアの育てQ&A
サンセベリアが枯れる原因は?
サンセベリアが枯れる場合、下記のような原因が考えられます。
過剰な水やり
サンセベリアは乾燥地帯が原産の多肉植物であり、そもそも水分を多く必要としません。過剰な水やりは根腐れを引き起こし、最終的に枯れてしまうことがあります。特に冬場は成長が鈍くなるため、水やりの頻度を大幅に減らす必要があります。
日当たり
サンセベリアは明るい間接光を好みますが、直射日光に長時間さらされると葉焼けを起こし、逆に暗い場所に置かれると光量不足で葉が徒長したり、いびつな形になってしまったり、成長に悪影響となります。
温度管理
サンセベリアは暑さに強い反面、寒さに弱い植物です。特に冬場の低温が続くと枯れるリスクが高まります。理想的な温度は15~25℃で、特に冬場は10℃以下にならないように注意が必要です。
土壌
排水性の良い土壌を使用しないと、根腐れの原因となります。市販の多肉植物用の土を使用するか、砂や硬質の赤玉土、パーライトを混ぜた自作の土壌を使用すると良いでしょう。
過剰な肥料にはご注意を
肥料の与え過ぎは根を傷める原因になります。肥料を与える量と頻度は規定量を守るようにしましょう。
サンセベリアの葉が倒れてしまうのはなぜ?
葉が倒れる原因としては、過湿による根腐れ、立ち枯れ病、根詰まりが考えられます。まずは土の湿り具合を確認し、必要に応じて水やりの頻度を調整してください。また、根詰まりの場合は植え替えが必要です。
葉が黄色くなってしまうのはなぜ?
葉が黄色くなる原因は過湿や光不足が考えられます。水やりの頻度を見直し、適切な光量を確保することで対処できます。また、肥料の過剰も原因の一つなので、適量を守ることが重要です。
どのような害虫に注意すべき?
サンセベリアは比較的害虫に強いですが、それでもハダニやカイガラムシなどが発生することがあります。定期的に葉をチェックし、発見した場合は早めに駆除することが重要です。
サンセベリアは花が咲く?

サンセベリアはその美しい葉で親しまれていますが、種類によっては花を咲かせることができます。
一般的に葉の間から花茎が伸びて、下から順に白くて可憐な花を咲かせていきます。夕方~夜にかけて開花し、朝には閉じてしまう夜行性で、良い芳香があります。しかし花が咲くかどうかは環境やサンセベリアの状態などの条件が一致しなければならないため、サンセベリアの開花は非常に珍しいものとされています。
育て方のポイントを押さえて、美しくて元気なサンセベリアに

サンセベリアは水やりなどの管理が少なく、室内の置き場所にもさほど困らない、丈夫で簡単に育てやすい植物ですが、育て方のポイントを理解していればより長く、美しい葉を楽しむことができます。日々の観察と適切なケアを心がけて、美しいサンセベリアを楽しみましょう。