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未熟なインゲンマメをさやごと食べる「サヤインゲン」。ほのかな甘みと独特の食感を持つ「サヤインゲン」は、茹でてそのまま醤油や生姜、ゴマなどをかけてシンプルにいただくほか、煮物などのアクセントカラーとしても使用されます。βカロテンを多く含み、ビタミン類や疲労回復に役立つアスパラギン酸、体内の抗体やホルモンの材料になるリジンなどを含んでいることが特徴です。
「インゲンツルなし」はツルありのようにツルを長く伸ばさないので、比較的コンパクトに栽培することができます。
ツルありと比べて収穫までにかかる期間が短いですが、高温になると莢(さや)が着きにくくなるため、栽培できる期間がツルありよりも短いことが特徴です。
プランターでも栽培しやすいので、ぜひチャレンジしてみてください。
最適な土壌pHは6.0~6.5です。
あらかじめ苦土石灰や土壌pHバランス材※₁などでpH調整をすることを忘れないようにしましょう。
また連作障害を避けるためにも、マメ科の植物を2年以上栽培していない場所を選びましょう。
※₁土壌pHバランス材は『自然暮らし』の商品です。
インゲンツルなしはプランターや畑に直接種をまいて育てることが出来ます。
発芽適温は23~25℃、生育適温は15~25℃ですが、低温には弱いので早まき時は注意しましょう。
5月上旬、7月中旬頃がおススメです。
土壌のpHを調整し、有機物でふかふかにしつつ初期生育に必要な栄養を準備します。
・pHの調整に苦土石灰または土壌pHバランス材※₁、堆肥または腐植資材リフカ※₂を植え付けの2週間前に土に混ぜ込む。
・元肥と副資材(ミネラル材、アシスト材)は1週間前に混ぜ込んでおきます。
※プランター栽培で培養土にあらかじめ肥料が入っている場合は、元肥は与えずに副資材(ミネラル材、アシスト材)のみを与えます。
※₁土壌pHバランス材※₂腐植資材リフカは『自然暮らし』の商品です。
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プランターは深さが20cm以上のものを選びましょう。
①底石用の軽石を入れ、「土壌の準備」で調整した培養土をプランターの8分目まで入れます。
②鉢底から流れ出るくらい、たっぷりと水を与えます。
③株間を15cmほど開けて2cmほどの深さの穴を掘り、種を1ヶ所につき3~4粒ずつ、重ならないように少し間隔をあけてまきます。
④覆土をして軽く鎮圧します。
⑤鳥に種が食べられないように、発芽までは不織布などで覆います。
※種は腐りやすいため、覆土をしたら発芽するまでは水やりを控えましょう。
「土壌の準備」で土壌を調整しておきます。
①排水性を高めるため畝をつくります。
②株間を30cmに設定して2cmほどの深さの穴を掘り、種を1ヶ所につき3~4粒ずつ、重ならないように少し間隔をあけてまきます。
③軽く土をかぶせて鎮圧し、畑が乾燥している場合は軽く水やりをします。
※種は腐りやすいため、湿っているようであれば水やりは控えます。
④鳥に種が食べられないように、発芽までは不織布などで覆います。
本葉が2枚になったタイミングで間引き、元気な苗2本を残して2本立ちにします。
2本立ちにするとお互いが支えあう形で成長するので、倒伏を防ぐことができます。
発芽前は特に水やりを控えて、種が腐らないようにしましょう。
芽が出てきて、土壌表面がしっかりと乾くようであれば水を与えます。
花が咲き始めたタイミングで追肥をします。
通常、マメ科の植物は共生している根粒菌の働きにより大気中のチッソをアンモニアに変換(窒素固定)することで、自身にチッソを供給することができるので、チッソ成分がそれほど必要ありませんが、インゲンの場合は肥料をよく吸収して成長するため忘れずに与えてあげましょう。
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莢(さや)が大きくなり、中の実が少し膨らんできたら収穫タイミングです。
ハサミや指で莢を切り取って収穫します。 実を付けたままにしておくと、株への負担が増えてその後の収穫量が減ってしまいます。早めに収穫してしまいましょう。
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肥料の与える量が分からないときは、
施肥量計算を行えるシミュレータで調べてみましょう。