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瑞々しい実を次から次へと付ける「キュウリ」。クセが少なく、パリッとした食感が良いキュウリは、水分が多く低カロリーな野菜であるものの、カリウムを多く含み、皮にはβカロテンが含まれています。また、うまく育てると1本の株から30本以上収穫することができます。
この記事では、キュウリの育て方の基本から、畑・プランターでの育て方もご紹介しています。育て方のポイントを押さえて、キュウリをたくさん収穫しましょう。
キュウリの生育適温は18℃から30℃とされています。キュウリは種からも育てることができますが、苗から育てる方が簡単で初心者の方でも安心です。
一般的に、霜の心配がなくなり、地温が15℃以上になる5月中旬~5月下旬が植え付けの時期です。
植え付けは、薄曇り~晴天の午前中がおすすめです。
キュウリは水はけの良い土壌で良く育ちます。
最適pHは6.0~6.5で酸性土壌を嫌うため、苦土石灰や土壌pHバランス材※₁などでpH調整をしましょう。
※₁土壌pHバランス材は『自然暮らし』の商品です。
土壌のpHを調整し、有機物でふかふかにしつつ初期生育に必要な栄養を準備します。
・pHの調整に苦土石灰または土壌pHバランス材※₁、堆肥または腐植資材リフカ※₂を植え付けの2週間前に土に混ぜ込む。
・元肥と副資材(ミネラル材、アシスト材)は1週間前に混ぜ込んでおきます。
※プランター栽培で培養土にあらかじめ肥料が入っている場合は、元肥は与えずに副資材(ミネラル材、アシスト材)のみを与えます。
※₁土壌pHバランス材※₂腐植資材リフカは『自然暮らし』の商品です。
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キュウリの植え付けに適した苗は双葉が大きく茎が太くがっちりとしたもので、本葉が2~3枚出ている苗を選びましょう。
キュウリは根張りが浅い野菜ですが、たくさんの実を収穫するためには排水性が良い土壌であることが大切です。
プランターは深さが30㎝以上のものがおすすめです。
①底石用の軽石を入れ、「土壌の準備」で調整した培養土をプランターの8分目まで入れます。
②株間は30cm以上(65型プランターに2株を目安)とり、スコップで穴を掘って根鉢を崩さないように植え付け、根元の土を軽く押さえつけます。
※ポットに根が多く絡んでいる場合には根鉢の底を少し解してから植えましょう
③植え付け後、仮支柱を斜めに立て、苗の茎と支柱を紐で軽めに誘引してから、鉢底から水が染み出るくらいたっぷりと水を与えます。
「土壌の準備」で土壌を調整しておきます。
①排水性を高めるため、畝をつくります。
②土壌の極端な乾燥や降雨による水分過多を防ぐために畝にマルチを張ります。
③株間は50㎝以上に設定し、マルチの定植部分に切れ込みを入れて、スコップで苗の鉢土が埋まる程度の穴を掘り、畝と鉢土の表面が同じ高さになるように植え付けます。
④植え付けたら仮支柱を斜めに立て、苗の茎と支柱を紐で軽めに誘引します。
※定植後、畑が乾燥している場合は水をたっぷり与えます。
定植後3日~1週間ほど経過すると活着して生育にも勢いがでてくるので、それまでに150~180㎝ほどのしっかりとした支柱と誘引ネットを設置します。
成長と共に茎も太くなるので、支柱と茎を、ゆるみをもたせながら8の字で紐を結びます。
キュウリは乾燥や水分過多に弱い植物で、果実肥大期の乾燥、水分過多は肥大不良や曲がり果の原因になります。
定期的な水やりは必要ですが、1回あたりの潅水量が多くなりすぎないように注意しましょう。
キュウリはたくさんの果実をつけながら成長していく植物です。
定植して20~30日経過したら1週間~10日に1回を目安に肥料を与えます。
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キュウリは、本来は地を這いながら浅く根を張る植物です。株元を見ると地表にも細かい根が出ていることが見られると思います。
支柱やネットを使いながら株を上に成長させていくと、株元の浅い根に日光や水が過剰に当たる、もしくは土壌の乾燥が根にダメージを与えてしまうことになります。
プランター栽培の場合は特に土壌が乾燥しやすいので、敷きワラや刈草、またはもみ殻を株元に薄めに敷いておきましょう。
土の極度の乾燥を防ぎ、泥はねなどによる病気を予防する効果があります。
管理がしやすい高さで親づるを摘芯(成長点を摘み取ること)し、子づるをネットに伸ばしていく仕立て方が簡単です。
キュウリの収穫量を増やしたい、という場合は、下記のように成長に合わせて脇芽や花芽を摘芯しましょう。
1回目:
初めは果実の収穫よりも株を大きくすることがポイントです。
親づるの下から6~7節までのわき芽や花芽をすべて取り除き、果実をつけるよりも株そのものを大きくさせることを優先しましょう。
※本葉の数え方は子葉を含めずに数えてください
2回目以降:
6~7節以上から発生した子づるは
①本葉2枚を残して摘芯し子づるから発生する孫づるも同作業を繰り返す連続摘芯栽培の方法や、
②2~3本程度の強い子づるを親づると同じように伸ばしていく方法、この2つのMIXなど様々な仕立て方があります。
ただしキュウリは摘芯をすると樹勢(樹の勢い)が弱くなるので、全体の成長具合をみながら臨機応変に仕立て方法を変えて管理するようにしましょう。
キュウリの摘葉のタイミングは株の成長を見て判断するようにします。
形が悪くなった時や花が落ちてしまう(落花)時は、生育低下のサインです。
このような場合は、摘葉や追肥を行い、株に養分と水分が行きわたるようにしましょう。
キュウリの摘葉をする際に気を付ける点は、果実より上の葉を摘みすぎないことです。
キュウリは果実自体が光合成を行うため、果実が実った箇所から下の葉は基本的には不要です。
果実を収穫したら下の葉を中心に摘み取りましょう。
葉の摘みすぎは株を弱らせてしまうので、1日に摘葉する枚数は1株あたり2~3枚までにしておきましょう。
定植してから1ヶ月くらいで1番果がつきます。
1番果は株の負担にならないように、小さなうちに収穫してしまいましょう。
その後に出来る実も長さが18~20㎝ほどになったら収穫します。
キュウリの果実は成長速度が非常に速いです。
朝方はまだ小さくても夕方には大きすぎるということも良くあります。
大きな果実は負担にもなりますので収穫適期をできる限り逃さないようにしましょう。
またキュウリは一度曲がったり、先端が細くなったりするともとには戻りません。
そのような果実も問題なく食べることはできますが、形が気になる場合は早めに摘果しましょう。
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