2024.01.11
更新日: 2025.07.29
白ネギの育て方|肥料の与え方も解説
独特な香りと辛みがあり、「長ネギ」や「根深ネギ」とも呼ばれる「白ネギ」。
一方で加熱すると甘みが出ることが特徴的な白い部分は、鍋物や煮物、炒め物に使われます。カロテンやビタミンC、ミネラルが豊富で、辛みの成分で整腸効果がある「硫化アリル」は葉ネギより多く含まれます。
白ネギの白い部分は土寄せをうまくすることで長くなり、品質が高くなります。
白ネギの栽培カレンダー
※クリックまたはタップで拡大表示
全面施肥
溝施肥
白ネギの植付時期
苗の植え付け適期は10月中旬です。
発芽適温は18~22℃。
寒さには強いですが、暑さには弱いので気温が22℃以下になるタイミングで植え付けましょう。
また、品種よって暖地向けのものがあります。
地域に合った品種を選ぶようにしましょう。
※₁土壌pHバランス材は『自然暮らし』の商品です。
白ネギの最適土壌

水はけが良い土壌を好み、苗の段階では酸性土壌が苦手です。
苦土石灰や土壌pHバランス材※₁などでpHを6.0~7.0に調整してから植え付けましょう。
風通しが良く、日当たりの良い場所を選ぶと育ちが良いです。
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「腐植資材リフカ」と「土壌pH調整材」のWのチカラで土壌を改良。培養土に混ぜ込むことで、通気性・排水性・保水性・保肥力をアップさせ、酸性に傾いた土壌を矯正します。少量で効果を発揮するため、土壌改良のたびに土が増えにくいことも嬉しいポイントです。【使用量の目安例】65型プランターの場合、腐植資材リフカは20~30g、土壌pHバランス材は10~14g
土壌の準備

溝施肥で肥料を省力化
①全面施肥と②溝施肥の2通りがあり、
②のようにあらかじめ植え付けるための溝をつくってから
肥料をまくことで、施肥量が少なくなります。
土壌の準備と①全面施肥、②溝施肥の方法
苦土石灰または土壌pHバランス材※₁や、堆肥または腐植資材リフカ※₂を植え付けの2週間前に、植付の1週間~10日前に元肥とミネラル材を土壌によく混ぜ込みます。
※₁土壌pHバランス材※₂腐植資材リフカは『自然暮らし』の商品です。
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有機ダブルセットは、有機を配合しているので、分解者である微生物を豊かにして土壌を改善。野菜の生育に役立つと同時に、育ちやすい土壌環境へと整えます。また、有機特有の臭いが少なく、ご近所との距離が近いお庭やベランダでも安心してご使用いただけます。
①全面施肥の場合
栽培面積に合わせて肥料をまいて混和しておきます。
その後、深さが15~30cmの溝をつくります。
②溝施肥の場合
深さが15~30cmの溝をつくり、溝の中に肥料をまいて、混和しておきます。
溝部分のみに施肥をするので、①の全面施肥よりも与える肥料の量は少なくなります。
①と②のそれぞれの施肥量は、肥料シミュレーターで簡単に計算することができます。
①全面施肥の施肥量計算はこちら
プランターや畑の大きさを入力して
元肥の施肥量を簡単計算
②溝施肥の施肥量計算はこちら
プランターや畑の大きさを入力して
元肥の施肥量を簡単計算
白ネギの良い苗の選び方

草丈は30-40cm、茎が4mm程度(鉛筆ほど)になった苗を選びましょう。
生育を揃えるのであれば、ハサミなどで切って高さを揃えておきます。
白ネギ苗の植付方法

5cm間隔で立てかけるように苗を置きます。
倒れない程度に土を根元に被せて、浅植にします。
根元には敷き藁などを敷いて、適度な保水と水はけを維持しましょう。
白ネギの追肥と土寄せ方法とタイミング

畝間に施肥し、土と混和しながら土寄せを行います。

土を寄せて、葉の分岐するところの5cmほど下を土で埋めるようにします。
これを何回も繰り返して、白い部分を長くしていきましょう。
ただし、真夏(8月頃)の施肥は株を傷めるため、控えます。
追肥の施肥量計算はこちら
プランターや畑の大きさを入力して
追肥の施肥量を簡単計算
おすすめの液体肥料

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水でうすめる有機液肥は、様々な植物にお使いいただける有機入りの液体肥料です。従来の分かりにくいキャップ計量とは異なり、ワンプッシュして水(1L~)でうすめるだけでOK。うすめて使うのでとても経済的です。さらにキレート鉄を配合しているので、光合成をサポートしながら丈夫に育てます。
白ネギの収穫タイミング

植え付けから約6ヶ月、草丈が60cmほどになったら収穫時期です。土寄せした土を掘って、根元から引き抜きます。
有機ダブルセット

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水でうすめる有機肥料

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施肥量計算はこちら
肥料の与える量が分からないときは、
施肥量計算を行えるシミュレータで調べてみましょう。