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小松菜(コマツナ)の育て方|プランター栽培、肥料の与え方も解説

栄養豊富で、ビタミンのほかに鉄分やカルシウムも含み、炒め物やお浸し、みそ汁など様々な料理に欠かせない「小松菜(コマツナ)」。ほうれん草と似ていますが、ほうれん草より鉄分・カルシウムが多く、アク抜きが不要という利点があります。
寒さに強く、プランター栽培も簡単にできる野菜です。また栽培期間が短いため、1年のうちに2~4回ほど栽培することができます。小松菜は連作障害が出にくい野菜ですが、連作のし過ぎにはご注意ください。
ここでは、畑での育て方はもちろん、プランターでの育て方も詳しく解説します。育て方のポイントを押さえて、栄養豊富な小松菜を育てましょう。

小松菜の栽培カレンダー

※クリックまたはタップで拡大表示

小松菜の栽培カレンダー

小松菜の最適土壌

小松菜の最適土壌


小松菜は最適な土壌pHが6.0~6.5で、適度に水分がある土壌を好みます。
あらかじめ、苦土石灰や土壌pHバランス材※₁などでpHの調整をしっかり行いましょう。
日当たりが良く、風通しの良い場所でよく育ちますが、小松菜は1日に3~4時間程度の日光でも成長できる半陰性植物なので、日当たりがそこまで良くない栽培場所(ベランダ栽培など)でも育てることができます。

※₁土壌pHバランス材は『自然暮らし』の商品です。


自然暮らしおすすめ

pHを矯正しながら
土壌をふかふかに改良

土壌改良材セットは、pH調整材と腐植たっぷりの「リフカ」がセットになった商品です。酸性に傾きがちな土壌をpH調整材が矯正。また、「リフカ」は従来の土壌改良材よりも少ない量(65型プランターでは付属スプーンで2~3杯)で土をふかふかにするので、改良する度に土が増えてしまうお悩みを解決します。

 

小松菜の種まきの時期

小松菜の発芽適温は20~25℃、生育適温は15~25℃です。
2月~10月が種のまき時です。

土壌の準備

土壌のpHを調整し、有機物でふかふかにしつつ初期生育に必要な栄養を準備します。

・pHの調整に苦土石灰または土壌pHバランス材※₁、堆肥または腐植資材リフカ※₂を植え付けの2週間前に土に混ぜ込む。
・元肥と副資材(ミネラル材、アシスト材)は1週間前に混ぜ込んでおきます。

※プランター栽培で培養土にあらかじめ肥料が入っている場合は、元肥は与えずに副資材(ミネラル材、アシスト材)のみを与えます。
※₁土壌pHバランス材※₂腐植資材リフカは『自然暮らし』の商品です。

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プランターや畑の大きさを入力して
元肥の施肥量を簡単計算

小松菜の種まきの方法

プランター栽培の場合

小松菜の種まき(プランター栽培)
まき溝の作り方

底石用の軽石を入れ、「土壌の準備」で調整した培養土をプランターの8分目まで入れます。

①鉢底から流れ出るくらい、たっぷりと水を与えます。

②条間を10~15cmに設定し、深さ1cmの溝をつくって、1cm間隔の条播きをします。

③薄く覆土をして鎮圧します。

④害虫から守るため、防虫ネットを被せます。

畑栽培の場合

小松菜の種まき(畑栽培)

①条間を15cmほどに設定し、深さ1cmの溝をつくって、1cm間隔の条播きをします。

②薄く覆土をして鎮圧します。
※畑が乾燥している場合は、水をたっぷりと与えます。

※12月頃、霜が降りる場合は、トンネルをつくり保温をしましょう。

③害虫から守るため、防虫ネットを被せます。

小松菜の間引き

小松菜の間引き

1回目…発芽から1週間ほどで、3cm間隔になるよう生育の良い芽を残しながら間引きします。
2回目…草丈が6~7cmに成長したら、5~7cm間隔になるよう間引きします。
※途中で間引いた葉も食べられます。

小松菜への水やりのコツ

小松菜の水やりのコツ

プランター栽培の場合は、土の表面が乾いたら、気温が高い時間帯を避け、底穴から水が漏れ出るまでたっぷりと水を与えます。夏場は気温が昼間に高くなるので、土が乾燥している場合は、朝と夕方の比較的涼しい時間帯に水やりをしましょう。
畑で栽培する場合は、発芽から間引きまでの小さい間は乾燥のし過ぎに注意しますが、それ以降は雨水に任せて基本的には水やりは必要ありません。晴れの日が続いて乾燥するようであれば、午前中または夕方の涼しい時間帯にたっぷりと水を与えましょう。

小松菜の追肥タイミング

小松菜の追肥タイミング

栽培期間が短い小松菜は、基本的に追肥は必要ありません。
しかし、10月に種まきをする場合は収穫までの期間が長くなるため、種まきから1か月後を目安に肥料を与えます。

追肥の施肥量計算はこちら

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小松菜の収穫タイミング

小松菜の収穫タイミングと収穫方法

草丈20~25cmを目安に収穫します。
根元をハサミなどで切り取り株ごと収穫する方法と、外側の葉を摘み取って長く収穫する方法があります。
新鮮な葉を少しずつ使うことができる摘み取り収穫は、家庭菜園ならではの楽しみ方です。

小松菜の水耕栽培

小松菜はレタスと同様に水耕栽培でも育てることができる野菜です。水耕栽培は土を必要とせず、限られたスペースでも栽培が可能なため、家庭菜園やベランダ菜園として人気があります。

種まきから育てる場合

必要なものは発芽用のトレイやタッパー、水耕栽培用の容器(またはペットボトル)、スポンジ培地、液体肥料、そして小松菜の種です。

①トレイやタッパーに水を張り、切り込みを入れたスポンジ培地を置いて水を吸わせます。スポンジ培地が吸水したら、切り込みの中に種をまきます。

②直射日光が当たらない場所に置いて、発芽まで待ちます。

③発芽した後は、日光がしっかり当たる場所に容器を置きます。水耕栽培では日光が不足すると成長が遅くなるため、日当たりが悪い場合は人工の栽培ライトを使用すると良いでしょう。

④根が伸びてきたら、水耕栽培用の容器に移すか、ペットボトルなどの容器に移して小松菜がさらに根を伸ばせるようにします。この時、水耕栽培用の液肥を水に規定量加えることで、成長を促進することができます。

⑤溶液の交換は週に1回程度、または水が濁ってきたら行います。これにより、清潔な環境を保ち、健全な生育を促します。
小松菜は発芽してから約30日で収穫が可能です。葉が大きくなりすぎる前に、若い葉のうちに収穫すると、柔らかくて風味豊かな小松菜を楽しむことができます。水耕栽培ならではの手軽さと清潔さを活かし、ぜひ挑戦してみてください。

再生栽培(リボベジ)の場合

小松菜は再生栽培(リボベジ)も可能です。

①小松菜の根元を数cm残してカットします。

②切り取った根元を、根の部分が水に浸かる程度ように容器に入れます。

③毎日水を交換し、根や葉が出てくるのを待ちます。

④根が出てきたら、水耕栽培用の肥料を与えるとより成長が促進されます。

育て方のコツを押さえて、美味しい小松菜を栽培しよう

小松菜(コマツナ)は成長が早く、適応できる環境範囲が広いため、プランター栽培やベランダ栽培、水耕栽培も比較的容易な植物です。育て方のポイントを押さえれば失敗することがなく、家庭菜園初心者の方でも栽培を楽しむことができます。ぜひ、ご家庭で小松菜栽培に挑戦してみてください。

小松菜の栽培におすすめ

美味しい野菜に育てる
有機ダブル肥料セット

有機ダブルセットは、自然暮らしが自信をもっておすすめする、野菜用有機化成の肥料セットです。家庭菜園初心者の方でも有機の力で美味しい野菜づくりができます。肥料の量を自動で計算する「肥料シミュレーター」もご利用いただけます。

 

 

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ワンプッシュで簡単計量
水でうすめる有機液肥

水でうすめる有機液肥は、様々な植物にお使いいただける有機入りの液体肥料です。従来の分かりにくいキャップ計量とは異なり、ワンプッシュして水(1L~)でうすめるだけでOK。うすめて使うのでとても経済的です。さらにキレート鉄とアミノ酸を配合しているので、光合成をサポートしながら丈夫に育てます。

 

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肥料の与える量が分からないときは、
施肥量計算を行えるシミュレータで調べてみましょう。

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