2024.03.27
更新日: 2024.10.21
サツマイモの育て方|プランター栽培、肥料の与え方も解説
元々は中央アメリカが原産地とされていますが、現在はアジアを中心に栽培されています。主に食べられている部分は塊根で、蒸す、煮る、焼くなどして調理されるほか、芋焼酎の原料としても使用されています。じっくりと加熱すると「アミラーゼ」と呼ばれる酵素の働きで甘味が増す特徴があり、最近はスイーツとしても人気を集めています。イモの部分はビタミンCを多く含み、食物繊維と「ヤラピン」の効果で整腸作用があります。紫色の皮には抗酸化作用のあるアントシアニンが含まれているので、中のイモと合わせて食べたいところです。
高温・乾燥に強く、また連作障害が少ない「サツマイモ」は初めての家庭菜園にもピッタリ。ぜひ挑戦してみてください。
サツマイモの栽培カレンダー
※クリックまたはタップで拡大表示
サツマイモの植付時期

サツマイモの生育適温は20~30℃と高めです。
植え付けの適期は、気温が十分に上がった5月中旬ごろがおすすめです。
サツマイモの最適土壌

サツマイモの最適な土壌pHは5.5〜6.0です。あらかじめ苦土石灰や土壌pHバランス材※₁などでpH調整することを忘れないようにしましょう。
また、水はけが良く、通気性の良い土壌を好みます。
サツマイモは肥料が少ない土壌の方が栽培に適しています。
肥料が多いとイモが出来ず、葉ばかりが茂る「つるボケ」になってしまうので、前作で土の中に肥料が残っているという場合は元肥を与えず、様子を見て追肥を与えるようにしましょう。
※₁土壌pHバランス材は『自然暮らし』の商品です。
自然暮らしおすすめ
pHを矯正しながら
土壌をふかふかに改良
土壌改良材セットは、pH調整材と腐植たっぷりの「リフカ」がセットになった商品です。酸性に傾きがちな土壌をpH調整材が矯正。また、「リフカ」は従来の土壌改良材よりも少ない量(65型プランターでは付属スプーンで2~3杯)で土をふかふかにするので、改良する度に土が増えてしまうお悩みを解決します。
土壌をふかふかに改良
土壌の準備

土壌のpHを調整し、有機物でふかふかにしつつ初期生育に必要な栄養を準備します。
・pHの調整に苦土石灰または土壌pHバランス材※₁、堆肥または腐植資材リフカ※₂を植え付けの2週間前に土に混ぜ込む
・元肥と副資材(ミネラル材、アシスト材)は1週間前に混ぜ込んでおく
※プランター栽培で培養土にあらかじめ肥料が入っている場合は、元肥は与えずに副資材(ミネラル材、アシスト材)のみを与えます。
※₁土壌pHバランス材※₂腐植資材リフカは『自然暮らし』の商品です。
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サツマイモの良い苗の選び方

サツマイモは一般的にはさし芽で育てます。(ポット苗から育てる方法もあります)
園芸店などで切り苗を購入しましょう。
葉は7~8枚で色が濃く、厚みがあり、ツルの長さが20~30cmのしっかりとしたものを選びます。
サツマイモ苗の植付
切り苗の植付方法

切り苗の植付方法はその目的により様々です。
初心者の方は①の「斜め植え」か②の「水平植え」がおすすめです。
①切り苗が短めでも根が活着しやすい「斜め植え」
②芋がたくさんできるが小さくなりやすい「水平植え」
③大きな芋ができるが数は少ない「垂直植え」
プランター栽培の場合

プランターは30cm以上の深さがある大きなものを用意しましょう。
①底石用の軽石を入れ、「土壌の準備」で調整した培養土をプランターの8分目まで入れます。
②65型プランターに2本を目安に、深さ5cmほどの溝をつくり、切り苗を寝かせるようにして置き、葉や成長点は外に出して植え付けます。
③鉢底から流れ出るくらい、たっぷりと水を与えます。
④根が活着するまでの10日間は土壌が乾燥しないように注意します。
畑栽培の場合

「土壌の準備」で土壌を調整しておきます。
※サツマイモは長期間の栽培になるので、黒マルチを張って雑草を防ぐと管理が簡単になります
①排水性を高めるため、畝をつくります。
②土壌の極端な乾燥や降雨による水分過多を防ぐために畝にマルチを張ります。
③株間は50㎝以上に設定し、マルチの定植部分に切れ込みを入れて、スコップで苗の鉢土が埋まる程度の穴を掘り、畝と鉢土の表面が同じ高さになるように植え付けます。
④たっぷりと水やりをして、根が活着するまでの10日間は土壌が乾燥しないように注意します。
サツマイモの水やりのコツ

活着するまでの10日程度は土壌が乾燥しないように管理しますが、活着した後は、やや乾燥気味に育てましょう。
多湿状態では病害が発生しやすくなるため注意します。
プランター栽培の場合、土壌表面がしっかりと乾いたら水を与えるようにしましょう。
サツマイモの追肥タイミング
サツマイモは基本的に追肥は必要ありません。
生育期に葉が黄化するようであれば、肥料切れを起こしている可能性があります。追肥を少しだけ与えて、様子を見ましょう。
サツマイモのつる返し

サツマイモは塊根部分だけでなく、ツルからも根が生えます。
この根は地中に小さな芋をつくって余分な養分を使用してしまうため、剥がしておくことをおすすめします。
根が出ているツルを、地面から剥がして葉の上など根が張らない場所に乗せていきましょう。
これを「つる返し」と呼びます。
プランター栽培でツルが地面(土壌)に接しない環境であれば、つる返しをする必要はありません。
サツマイモの収穫タイミング

10~11月が収穫時期になります。
地面が乾燥している方が作業がしやすく、またイモを乾かしやすいので、晴れが続いた日の午前中を狙って収穫しましょう。
少し掘り上げてみて、成長しているようであれば他の芋も掘り上げていきます。
まず、ツルを切除してマルチを剥がし、スコップで株元の周囲を掘って土を起こします。
起こした土の中を手で探り、皮を傷つけないように芋を丁寧に収穫しましょう。

掘り上げ終わったら、イモに土がついたそのままの状態で、雨が当たらない場所で3日ほど乾燥させます。
乾いたあとも水洗いをせず、土を軽く払って、室内でそのまま保管しましょう。
※サツマイモは水に弱く、水に濡れた部分から傷んでしまう可能性があるので、水で洗わず土がついた状態で保管しましょう。
12月の霜に当たると腐りやすくなるため、葉が黄色くなってきた頃には収穫を完了させます。
サツマイモは追熟で甘くなる

収穫して乾燥させたサツマイモは、2~3週間寝かせることで追熟し、甘みが増します。
発泡スチロールにもみ殻を敷き詰めるか、新聞紙でくるんで上に芋同士が重ならないよう保管しましょう。
低温下では低温障害で腐りますが、20℃以上では発芽する可能性があるため、10~15℃で保管しましょう。
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