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カブの育て方|プランター栽培、肥料の与え方も解説

瑞々しく滑らかで、甘みがある肉質が特徴的な「カブ」。味にクセが少なく、煮たり炒めたりするとトロっとした柔らかい食感になり、漬物にするとカリカリっとした食感が楽しめます。
カブは植え替えができない直根野菜なので、育てたい場所に直接種をまきましょう。大きさにより、小カブ、中カブ、大カブとありますが小カブが最も作りやすく、栽培期間も40~50日と短いため初心者の方にオススメです。

カブの栽培カレンダー

※クリックまたはタップで拡大表示

カブの最適土壌

pHが5.5~6.5が適しており、あらかじめ苦土石灰や土壌pHバランス材※₁などでpH調整することを忘れないようにしましょう。
高畝にして水はけを良くすることで、「根こぶ病」の発生を抑える効果が期待できます。
また、土壌が硬化しているとカブが奇形になってしまうため、しっかりと耕して石や残渣は取り除いておくこともカブ栽培の重要なポイントです。

※₁土壌pHバランス材は『自然暮らし』の商品です。


自然暮らしおすすめ
pHを矯正しながら
土壌をふかふかに改良
土壌改良材セットは、pH調整材と腐植たっぷりの「リフカ」がセットになった商品です。酸性に傾きがちな土壌をpH調整材が矯正。また、「リフカ」は従来の土壌改良材よりも少ない量(65型プランターでは付属スプーンで2~3杯)で土をふかふかにするので、改良する度に土が増えてしまうお悩みを解決します。

カブの種まきの時期

播種のタイミングは、8月中旬・9月下旬ごろとなります。
低温にさらされると花芽が形成されて食味が落ち、大きく育たなくなるため、晩秋に種まきをする場合はトンネル掛けして保温しながら栽培します。

土壌の準備

土壌のpHを調整し、有機物でふかふかにしつつ初期生育に必要な栄養を準備します。

・pHの調整に苦土石灰または土壌pHバランス材※₁、堆肥または腐植資材リフカ※₂を植え付けの2週間前に土に混ぜ込む。
・元肥と副資材(ミネラル材、アシスト材)は1週間前に混ぜ込んでおきます。

※プランター栽培で培養土にあらかじめ肥料が入っている場合は、元肥は与えずに副資材(ミネラル材、アシスト材)のみを与えます。
※₁土壌pHバランス材※₂腐植資材リフカは『自然暮らし』の商品です。

元肥の施肥量計算はこちら

プランターや畑の大きさを入力して
元肥の施肥量を簡単計算

カブの種まきの方法

プランター栽培の場合

カブの種まき(プランター栽培)

①底石用の軽石を入れ、「土壌の準備」で調整した培養土をプランターの8分目まで入れます。

②鉢底から流れ出るくらい、たっぷりと水を与えます。

③1cmの溝をつくり、条まきをします。65型プランターの場合は、15cmの間隔をあけて溝をつくり、種をまきます。

④薄く土をかけて鎮圧します。

⑤害虫から守るため、防虫ネットや寒冷紗を被せます。

畑栽培の場合

小カブ、中カブ、大カブ
カブの種まき(畑栽培)
カブの種まき(畑栽培)

「土壌の準備」で土壌を調整しておきます。

①条間は小カブの場合、条間は15~20cmを確保して、1cmの溝をつくり、種を条まきします。
※中カブは20~25cm、大カブは25~30cm間隔

②軽く土をかぶせて鎮圧します。
※畑が乾燥している場合は、たっぷりと水をあげます。

③害虫対策のため、トンネルをつくり、防虫ネットや寒冷紗をかぶせます。

カブの間引き

カブの間引きと追肥
カブの間引きと追肥

カブの芽は互いが近くにあることで競争が生まれ、間隔をあけて植わっているよりも生育が早まります。
葉が重なって込み入る場合は間引きを行い、旺盛な生育環境を作り出すことがカブを大きくするポイントです。

・1回目…双葉がそろったタイミングで間引きをします。

・2回目…本葉が3~4枚になったら、間引きをします。また、追肥も同時に行います。

・3回目…本葉が5~6枚になったら、小カブの場合は10cmほど、中カブは15cmほど、大カブであれば25cmほど間隔を空けて間引きをします。また、追肥も同時に行います。

カブの追肥タイミング

追肥は2回目と3回目の間引きの後に施します。
➡詳細はこちら

中カブ・大カブは特に長期間の栽培で肥料を多く必要とするので、忘れずに与えましょう。

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カブは大きさによって栽培期間が異なる野菜

カブの収穫日数の目安

・小カブ:40日~50日
・中カブ:50日~60日
・大カブ:60日~90日

小カブは早期に収穫できるため病害虫の被害に遭うことが少なく、また中カブや大カブほど場所を取らないため、プランター栽培や初心者の方にオススメです。
小カブに慣れたら、中カブ・大カブにも挑戦してみてくださいね。

カブをきれいなまん丸で収穫するためのポイント

土壌水分を一定に

カブの土壌水分の調整

土壌中の急激な水分変化はカブが割れることに繋がります。
雨が降らない時期は水やりをして土壌中の水分をある程度一定に保つようにすると、防ぐことができます。

土はふかふかに

カブ栽培は土をふかふかに

カブは土壌の物理的な影響を受けやすい野菜です。
土壌が硬化していると奇形になってしまうため、しっかりと耕して石や残渣は取り除いておくことがカブ栽培の重要なポイントです。
腐植資材や堆肥を混ぜ込むことも効果的です。

中耕と土寄せ

カブの中耕と土寄せ

追肥を行うタイミングで、植え付けられている周囲を軽く耕す「中耕」と株元に土を軽く寄せる「土寄せ」をしましょう。
「中耕」によって土が緩み、「土寄せ」によって株元が安定するため、順調に育ちやすくなります。

※プランター栽培の場合は、「中耕」「土寄せ」は必要ありません。

中耕(ちゅうこう)とは?

畝の表層を浅く耕したり、畝と畝の間(通路)を耕したりすることを「中耕(ちゅうこう)」といいます。 畑の土は雨ざらしになる事が多く、土の表面がどんどん固く締まって、水や空気が土の中に入りづらい環境になってしまいます。栽培途中で土を耕して土の中に新鮮な空気を入れることで、土壌微生物の活性が高まり、 根も発達し育ちがよくなります。

どうして土寄せをするの?

土が追加されることで物理的に安定し、さらに追加された土に新しく根を張るため生育が良くなる効果があります。また土寄せと同時に追肥をすることで、新しい根が張りやすく、肥料を吸わせやすくする効果が期待できます。

カブの収穫は気持ち早めに

割れたカブとス入りのカブ

収穫が遅れると、肥大してカブが割れたり、スが入ったりしてしまうので、見た目も食味も悪くなります。
少し早いかな?と思うくらいでも形がきれいなうちに収穫してしまいましょう。

カブの収穫タイミング

カブの収穫タイミング

小カブであれば、根元がぷっくりと膨らんでいて直径5cmくらいになったら収穫をします。

中カブは8cm、大カブは15cmほどになったら収穫をします。
カブの中には、成長途中でも美味しく食べられる品種もあり、時期をずらして少しずつ収穫したいという方にオススメです。

カブは葉も食べられる

収穫後は葉はすぐに切り落とし、別々に保管します。
葉が残っていると葉に水分や養分を吸い取られ、根にスが入りやすくなるためです。
葉は栄養価が高いため、みそ汁の具などにして美味しくいただきましょう。


カブ栽培におすすめ
美味しい野菜に育てる
有機ダブル肥料セット
有機ダブルセットは、自然暮らしが自信をもっておすすめする、野菜用有機化成の肥料セットです。家庭菜園初心者の方でも有機の力で美味しい野菜づくりができます。肥料の量を自動で計算する「肥料シミュレーター」もご利用いただけます。
使いやすさと効果、デザインで選ぶなら
ワンプッシュで簡単計量
水でうすめる有機液肥
水でうすめる有機液肥は、様々な植物にお使いいただける有機入りの液体肥料です。従来の分かりにくいキャップ計量とは異なり、ワンプッシュして水(1L~)でうすめるだけでOK。うすめて使うのでとても経済的です。さらにキレート鉄とアミノ酸を配合しているので、光合成をサポートしながら丈夫に育てます。

施肥量計算はこちら

肥料の与える量が分からないときは、
施肥量計算を行えるシミュレータで調べてみましょう。

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