LINE公式アカウントお友達募集中!

ビカクシダ(コウモリラン)の育て方|水やり・肥料・板付け・季節ごとの管理

ビカクシダの育て方

ビカクシダ(コウモリラン)は、シダ植物の一種で、その独特な形状と美しい葉が多くの観葉植物愛好家を魅了しています。ビカクシダは板などに着生させて壁にかけて飾ることもできるため、室内のインテリアプランツとしても人気のある植物です。

この記事では、初心者の方にも分かりやすく、ビカクシダの置き場所、水やり、肥料、板付け・板替え、季節ごとの管理、増やし方など、育て方の基本をご紹介します。

ビカクシダの育て方 早見表

※育て方や管理時期はあくまで目安です。品種・気温・日当たり・風通し・仕立て方・水苔の量など、育てる環境や株の状態に合わせて調整してください。

1 クイック評価
育てやすさ
日当たり
耐陰性
耐寒性
成長スピード
2 年間スケジュール
お手入れ
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
生育期
肥料
板付け・板替え

※時期は目安です。春と秋は成長しやすい時期ですが、30℃を超える高温時や15℃を下回る環境では生育が鈍る場合があります。薄い色の時期は、気温や新しい葉の動きを見ながら調整してください。

3 水やりガイド
基本 乾いたら水やり
春
成長期なので
こまめに確認
夏
高温時は
蒸れに注意
秋
成長期なので
こまめに確認
冬
室内の乾燥に
注意

※水やりは季節を問わず、水苔や培地が乾いてからが基本です。水やりの頻度は、板付け・鉢植えなどの仕立て方、水苔の量、風通し、室温によって変わります。

1. ビカクシダとは?胞子葉と貯水葉の特徴

ビカクシダ(コウモリラン)の特徴

ビカクシダ(鹿角羊歯)は「プラティケリウム」属に分類され、別名「コウモリラン」と呼ばれています。鹿の角やコウモリの羽のように伸びる特徴的な葉を持つ熱帯性の植物で、原種が18種類存在すると言われています。

原産地はアフリカ、アジア、オーストラリア、南米などの熱帯地域です。長く伸び出す立体的な「胞子葉」と、根を保護し、水分や栄養を蓄える役割を持つ「貯水葉」の2つの特徴的な葉を持ちます。

ビカクシダは、他のシダ植物と同様に花を咲かせません。そのため、種の代わりに胞子で子孫を増やします。

2. 板付け・鉢植え・苔玉の楽しみ方

ビカクシダは自生地では樹の上など高所に着生して生育する植物です。その性質を活かすことで、壁掛けで飾るなど、インテリアとしても楽しむことができます。

板付け

板付けしたビカクシダ

鉢ではなく、木の板やコルク板などにビカクシダを着生させて育てる方法です。自然の環境に近い形で育てられ、壁に掛けて楽しめることも魅力です。

》板付けの方法はこちら

鉢植え

鉢植えは、鉢の中の培地にビカクシダを植えて育てる方法です。移動しやすく、小さな苗では光や湿度などの環境を調整しやすいメリットがあります。

苔玉仕立て

苔玉とは、ビカクシダの苗を水苔で包んで球状に仕立て、お皿の上に置いたり、柱や天井から吊るしたりして楽しむ方法です。

3. 置き場所・光・温度・風通し

ビカクシダ(コウモリラン)の育て方の基本

ビカクシダは熱帯性の植物ですが、暑ければ暑いほど良いというわけではありません。ある程度の日当たりが必要で、強い直射日光や極端な高温、冬の低温には注意が必要です。

日当たり

ビカクシダは明るい場所を好みますが、特に夏場の強い直射日光は葉焼けの原因になります。レースカーテン越しの窓際や、風通しの良い明るい日陰などで管理しましょう。

温度と湿度

生育適温は20~25℃を目安とし、15℃を下回り始めると生育が落ちてきます。一方で、30℃を超えるような高温時にも活動が鈍くなる場合があります。

湿度は比較的高めの環境を好みますが、水苔そのものが常に濡れている状態とは別です。根腐れを防ぐためにも、適度に乾く時間をつくることが大切です。

培地

水はけが良く、適度な保水性を兼ね備えた培地が理想的です。ビカクシダでは、保水性と通気性を持つ水苔がよく利用されています。

ビカクシダの栽培に使われる水苔

水苔について、もう少し深く知りたい方へ

ビカクシダを水苔で育てていると、「水苔にはどのくらい栄養が含まれているの?」、あるいは「水苔の中にも土と同じように微生物はいるの?」と疑問に思うことがあります。

自然暮らしでは、実際の水苔を分析し、水苔に含まれる栄養成分や微生物について調べています。

風通し

ビカクシダは風通しの良い環境を好みます。室内で育てる場合は、空気が長時間よどまないようにサーキュレーターなどを活用するのもよいでしょう。

室内用LEDの利用

室内で自然光が不足する場合は、植物用LEDライトを利用して光量を補う方法があります。特に夏や冬に室内管理する場合に取り入れやすい方法です。

特に、30℃を超す酷暑の夏場や、屋内へ取り込んで管理する冬場は、植物用LEDを活用することで光量を補うことができます。一般的には8~12時間程度を目安に、タイマーなどを使って調整すると管理しやすくなります。

※使用距離や照射時間などの詳細は、各植物用ライトメーカーの使用方法をご確認ください。

4. 水やりのタイミングと方法

ビカクシダは比較的水を好む植物ですが、根が常に水にさらされて呼吸ができない状態が続くと、根腐れを起こすことがあります。

基本的には培地(水苔や土)が乾燥したタイミングで水を与えるとよいでしょう。

水やりの頻度とタイミングは季節・環境・板付け・鉢植えなどによって異なります。

水やりのタイミングはどう確認する?

ビカクシダの水やりは、回数を決めるよりも、水苔の乾き具合を確認して判断することが大切です。

水苔を触って確認する

水苔を実際に触り、手に湿り気を感じるか確認します。まだ湿り気が残っている場合は、すぐに水を与えず、もう少し乾くまで待ちましょう。

持ったときの重さで確認する

板付けした株を手に持って重さを確認する方法もあります。水を十分に含んでいるときは重く、乾いてくると軽くなるため、水やり直後の重さを覚えておくと判断しやすくなります。

貯水葉が水苔を覆っている場合

ビカクシダが成長すると、貯水葉が水苔を覆い、直接触って湿り気を確認しにくくなることがあります。この場合は、まず株全体を手に持ち、重さで水分量を確認する方法がおすすめです。

どうしても水苔の状態を直接確認したい場合は、株の状態を見ながら、下側の貯水葉の一部を必要最小限だけ切り取り、水苔に触れられる部分をつくる方法もあります。

※貯水葉は株を保護する大切な葉です。状態確認のために切る場合も、必要以上に大きく切り取らないようにしましょう。

おすすめの水やり方法

板付けしたビカクシダの水やりには、バケツや深めのプラスチック容器に水を張り、水苔部分を3〜5分ほど浸ける方法がおすすめです。

水苔は、一度しっかり乾燥すると表面から水をかけるだけでは中まで水が浸透するのに時間がかかることがあります。浸け置きにすることで、水苔の表面だけでなく中心部までゆっくりと水を含ませやすくなります。

板付けしたビカクシダを数株管理している場合も、順番に水へ浸けておくだけなので管理しやすく、水やりの手間を減らしやすい方法です。

ジョウロやシャワーで水を与える場合は、一度表面を濡らすだけで終わらせず、水苔の中までしっかりと水が浸透するように十分な量を与えることを意識しましょう。水苔の外側だけが濡れていても、中心部まで水が届いていないことがあります。

水切れのサイン

水が不足すると、胞子葉がシワシワになったり、張りがなく柔らかくなって垂れ下がったりすることがあります。

水苔が乾いている 水切れの可能性

胞子葉に張りがない場合は、水苔の中心部まで水が浸透するように、しっかり水を与えましょう。

水苔が濡れている 過湿や根腐れの可能性

水を追加せず、水苔が乾くまで待ちながら、風通しや置き場所も確認してみましょう。

葉の状態だけでなく、水苔が乾いているか、湿ったままなのかも一緒に確認しましょう。

5. 季節ごとの管理ポイント

ビカクシダは一年中同じ管理を続けるのではなく、気温や生育の変化に合わせて、水やり・置き場所・肥料を調整することが大切です。

ビカクシダの季節ごとの育て方と置き場所
SPRING

春|ビカクシダが動き始める成長期

  • 置き場所:風通しの良い明るめの日陰
  • 水やり:水苔が乾いたら、中心部までしっかり水を与える
  • 肥料:株の成長に合わせて肥料を再開する
  • 板付け・板替え:成長期に入る春は作業しやすい時期
SUMMER

夏|高温と蒸れに注意

  • 置き場所:強い直射日光を避けた、風通しの良い明るい場所
  • 水やり:気温だけで判断せず、水苔の乾燥状態を確認する
  • 肥料:高温で生育が鈍っている場合は控えめにする
  • 注意:水苔が長く湿ったままにならないようにする
AUTUMN

秋|もう一度成長しやすくなる季節

  • 置き場所:風通しの良い明るめの日陰
  • 水やり:水苔が乾いたタイミングでたっぷり与える
  • 肥料:新しい葉が展開している間は栄養を補う
  • 注意:気温が下がってきたら室内への取り込みを準備する
WINTER

冬|水を与えすぎず、明るさを確保

  • 置き場所:室内の明るく風通しの良い場所
  • 水やり:水苔の内部まで乾燥状態を確認してから与える
  • 肥料:生育が鈍っている間は控える
  • 注意:暖房の乾いた風を直接当てない

6. 肥料の種類と与え方

ビカクシダは、適切に肥料を与えることで、胞子葉や貯水葉の成長を支えられます。春や秋など、新しい葉が動く時期を中心に、株の状態を見ながら栄養を補いましょう。高温や低温で生育が鈍っているときや、株が弱っているときは、肥料を控えて栽培環境を見直します。

水苔栽培には、量や頻度を調整しやすい液体肥料

液体肥料は、水でうすめて水やりに合わせて使う肥料です。水に溶かして使う粉末液肥も含め、株の成長に合わせて、与える量や頻度、休むタイミングを調整しやすいことが特徴です。

01水苔栽培では、含まれる窒素の種類にも注目

水苔では、微生物による窒素の変化が土と同じように進むとは限りません。そのため、液体か固形かだけでなく、どのような形の窒素を含んでいるかも選ぶポイントです。

自然暮らしでは、微生物による硝化を待たずに植物が利用できる、硝酸態窒素を含む液肥をおすすめしています。液肥にもさまざまな成分のものがあるため、製品の表示を確認して選びましょう。

02新しい葉の動きに合わせて「与える・休む」を調整

新しい胞子葉や貯水葉が動いている時期は、生育に合わせて栄養を補います。一方、高温や低温で成長が鈍っているときは、肥料の使用を控え、次に与えるタイミングを見直しましょう。

液肥は、その都度使うため、株の様子を見て次回の施肥を休めるのが使いやすい点です。ただし、与えた成分がすぐになくなるわけではありません。「液肥なら蓄積しない」と考えず、規定の濃度や頻度を守って使いましょう。

03必要な量をつくり、水苔へ与える

水苔が乾き切って水をはじく場合は、まず水で湿らせてから、製品表示どおりに希釈した液肥をジョウロで水苔へ与えましょう。

バケツや大きめの容器に希釈した液肥をつくり、水苔部分を浸ける方法もあります。ただし、水量に合わせて肥料を計量するため、容器に入れる水が多いほど、使う肥料の量も増えます。少数の株をお手入れする場合は、必要量をつくってジョウロで与えると、肥料液の無駄を抑えやすくなります。

水やりが必要な日に合わせて使いましょう

肥料を使うために水やりを増やす必要はありません。水苔が湿っているときは待ち、水やりが必要なタイミングに合わせて取り入れましょう。

緩効性・固形肥料の注意点

水苔栽培で緩効性肥料や固形肥料を使う場合は、次の3点に注意しましょう。

01与えていても、効き目が出にくい場合がある

有機質を含む肥料などには、微生物による分解を経て栄養が利用されるものがあります。水苔では、こうした微生物の働きが十分でない場合があり、与えていても期待どおりに栄養が供給されないことがあります。

02吸収されずに残った成分が、蓄積する場合がある

水苔では、アンモニア態窒素を硝酸態窒素へ変える働きも十分でない場合があります。アンモニア態窒素も植物は吸収できますが、吸収される量より供給される量が多い状態が続くと、蓄積して根や生育に悪影響を与えることがあります。

03株が休んでいても、肥料が効き続ける場合がある

緩効性肥料は、株が休眠したり、生育が鈍ったりしても、成分が溶け出し続ける場合があります。吸収する量が減ったところへ肥料が供給されると、使われない成分が残り、根に負担をかけることがあります。

与える量とタイミングを、株の状態に合わせる

水苔では肥料をまったく吸収できない、ということではありません。大切なのは、肥料の成分や効果が続く期間を確認し、株の状態に合わせて与える量とタイミングを調整すること。効き目が見えないからといって、追加しすぎないようにしましょう。

水苔と肥料について、もう少し詳しく知りたい方へ

水苔栽培では、水苔そのものに含まれる栄養や、微生物による窒素の変化を知ることも、肥料選びのヒントになります。

自然暮らしでは、実際に水苔の栄養成分や微生物を分析しました。分析結果と、水苔栽培に合わせた肥料の選び方は、以下の記事で詳しくご紹介しています。

おすすめの肥料

自然暮らし 水に溶かして速く効く粉末液肥

自然暮らし

水に溶かして速く効く粉末液肥

お好きなオンラインショップから

7. 板付け・板替えの時期と方法

板付けや板替え、水苔の交換を行うベストな時期は、春(4~6月)の成長期です。

ビカクシダの板付け・板替えの方法

板付け(板替え)の方法

ビカクシダ、水苔、バークチップ、釣り糸、コルク板や木の板などを用意します。

水分を吸わせて柔らかくした水苔をほぐします。

板へ水苔とビカクシダを配置します。

成長点を傷つけないよう、釣り糸(3~4号ほど)などで固定します。

水苔全体へ水が浸透するように水やりし、風通しの良い場所で管理します。

8. 子株・胞子で増やす方法

子株で増やす

ある程度成長すると、親株の周りへ子株を出すことがあります。子株を親株から外し、水苔へ植え付けて育てることができます。

ビカクシダを子株で増やす方法

胞子で増やす

ビカクシダは胞子から増やすこともできます。胞子から育てた株は「Spore(スポア)株」と呼ばれます。

ビカクシダを胞子から増やす方法

9. 元気がないときのチェック

ビカクシダの葉が垂れてきたり、新しい葉がなかなか展開しなかったりすると、「肥料が足りないのかな?」と思うかもしれません。

しかし、ビカクシダの調子が悪くなる原因は肥料だけではありません。水分・光・温度・風通し・水苔の状態、そして害虫の有無など、育てている環境全体を順番に確認することが大切です。

胞子葉が垂れて元気がない

まず確認したいのが、水苔の状態です。

水苔が乾いている 水切れの可能性

胞子葉に張りがない場合は、水苔の中心部まで水が浸透するように、しっかり水を与えましょう。

水苔が濡れている 過湿の可能性

水を追加するのではなく、水苔が乾くまで待ち、風通しや置き場所も確認してみましょう。

新しい胞子葉や貯水葉がなかなか出ない

新しい葉の展開が遅い場合は、ひとつの原因だけで判断せず、次のポイントを確認してみましょう。

  • 十分な明るさがあるか
  • 気温が低すぎたり、高すぎたりしていないか
  • 水苔が常に湿ったままになっていないか
  • 長期間肥料を与えていない状態ではないか
  • 古い水苔の中に根が回りきっていないか

特に夏の高温期や冬の低温期は、環境が悪くなくても成長が緩やかになる場合があります。

新しい葉先が茶色く枯れる

新しく展開している胞子葉の葉先が茶色く枯れてくる場合は、水切れ、空気の乾燥、強い直射日光、暖房などの乾いた風などを確認してみましょう。

「葉先が茶色い=肥料不足」と決めつけず、水苔の乾き方や置き場所、空気の乾燥状態をあわせて確認することが大切です。

葉の一部が白~茶色に変色する

強い直射日光が当たった場合には、葉焼けによって胞子葉の一部が白っぽく色抜けしたり、その後茶色く変色したりすることがあります。

特に室内で育てていたビカクシダを急に屋外へ出した場合や、夏の強い日差しが直接当たる場所では注意が必要です。

急に強い光へ当てず、徐々に明るい環境へ慣らしていきましょう。

水苔がなかなか乾かない

水苔が長期間濡れたままの場合は、次のポイントを確認します。

  • 水やりの間隔が短すぎないか
  • 風通しが不足していないか
  • 気温が低く、生育が鈍っていないか
  • 水苔の量が多すぎないか

特に冬や夏の高温時など、根からの吸水量が落ちている時期は、水苔が乾くまでの時間も長くなることがあります。

葉に茶色い斑点が出る|ハダニもチェック

葉に細かな茶色い斑点や、かすれたような傷が増えてきた場合は、ハダニなどの害虫がついていないかも確認してみましょう。

ハダニは非常に小さく、葉の表面だけを見ていると気付きにくいことがあります。特に胞子葉の裏側をよく観察してみてください。

ハダニが発生している場合には、次のような症状が見られることがあります。

  • 葉に細かな茶色い斑点や、かすり傷のような跡が出る
  • 葉色が部分的に薄くなったり、くすんで見えたりする
  • 葉裏に小さな虫が見える
  • 葉や葉柄の周辺に、クモの巣のような細い糸が見られる

ハダニは乾燥した環境で発生しやすいため、室内で管理している株では、特に空気が乾燥する時期に注意しましょう。

発生が疑われる場合は、まず葉裏まで確認し、可能であれば葉の表裏をやさしく水で洗い流す方法があります。また、風通しを見直し、空気が極端に乾燥した状態が続かないように管理します。

ただし、茶色い斑点はハダニだけが原因とは限りません。葉焼けや物理的な傷、その他の環境ストレスでも似た症状が出ることがあるため、斑点だけで判断せず、葉裏の虫や細い糸がないかまで確認するのがポイントです。

肥料を与えているのに成長しない

肥料を与えているからといって、必ずしも成長が早くなるとは限りません。

光や温度、水分などの生育環境が整っていなければ、肥料を増やしても改善しない場合があります。

まずは光・温度・水やり・風通し・水苔・根の状態・害虫の有無を確認し、そのうえで肥料の種類や量を見直してみましょう。

栽培環境を整えたうえで、日々のケアとして活力剤を取り入れる方法もあります。活力剤は肥料とは役割が異なるため、製品表示の使用方法を確認して使いましょう。

おすすめの活力剤

自然暮らし 水でうすめる植物の活力剤

自然暮らし

水でうすめる植物の活力剤

お好きなオンラインショップから

10. よくある害虫と対策

カイガラムシ

葉や茎などに付着して植物の栄養を吸います。定期的に胞子葉や貯水葉、成長点周辺の状態を観察しましょう。

ハダニ

ハダニは非常に小さな害虫で、乾燥した環境で発生しやすい傾向があります。葉に細かな茶色い斑点や、かすり傷のような跡が現れた場合は、葉裏まで確認してみましょう。

発生が進むと、葉の周辺にクモの巣のような細い糸が見られることもあります。日頃から葉の表裏を観察し、早めに気付くことが大切です。

おすすめの虫ケア

自然暮らし 植物のためのアロマ虫ケア

自然暮らし

植物のためのアロマ虫ケア

お好きなオンラインショップから

11. 代表的なビカクシダの種類

代表的なビカクシダ(コウモリラン)の種類

葉の形だけでなく、好む明るさや水やりの違いも、種類選びのヒントになります。ご自宅の環境と照らし合わせてみましょう。

代表的な4種類の特徴とお手入れ比較
種類 特徴 好む明るさ 水やり 育てるポイント
ビフルカツム 鹿の角のように分かれる葉。初めてでも育てやすい定番種。 明るい間接光 水苔の乾き具合を確認して、たっぷり。湿った状態が続かないようにします。 寒い時期は乾きが遅くなるため、水やりの間隔を調整します。
コロナリウム 王冠のような貯水葉と、長く垂れ下がる胞子葉。 明るく、やわらかな光 乾き具合を見て十分に吸水させ、水を切ります。株元の水の停滞に注意。 暖かさと風通しを確保。葉が伸びる下方向にもスペースを設けます。
リドレイ 立ち上がる胞子葉と、凹凸のある貯水葉。 十分な明るさを確保 乾かしすぎと過湿の両方に注意。乾き切ったまま長く放置しないようにします。 光・暖かさ・水分・通風のバランスを丁寧に管理します。
ウィリンキー 細かく分岐して垂れる葉と、白みを帯びた葉姿。 明るい場所を好む 乾いたらたっぷり。次の水やりまで乾湿のメリハリをつけます。 垂れる葉のスペースを確保。選抜品種や株の大きさによる違いにも注意。

星は「好む明るさ」の目安です。星が多いほど明るい環境を好みます。測定値ではなく、栽培情報を基にした記事用の相対評価です。直射日光への強さを示すものではありません。強い日差しは遮り、明るさの変化には徐々に慣らしましょう。

水やりは回数を固定せず、水苔の湿り気や株の重さを確認します。種類・株の大きさ・仕立て方・室内環境に合わせて調整し、リドレイなどは乾かしすぎにも注意してください。

種類別の栽培情報の参考資料

12. まとめ|株と環境を見ながら育てる

美しいビカクシダを育てるポイント

ビカクシダを健康に育てるためには、光、風、温度、水やり、肥料など、ひとつだけではなく「育てている環境全体」を見ることが大切です。

春や秋の成長期、夏の高温期、冬の低温期では、同じ株でも必要な水分量や肥料、適した置き場所は変わります。日々の葉や水苔の状態を観察しながら、その時期の株に合わせて管理していきましょう。

調子が悪いときも、すぐに水や肥料を増やすのではなく、季節や水苔の乾き方、光、温度、風通し、そして葉裏の害虫まで、ひとつずつ確認してみてください。

ビカクシダと水苔について、さらに詳しく知りたい方へ

水苔でビカクシダを育てる場合は、日々の育て方だけでなく、「水苔にはどんな栄養が含まれているのか」「水苔にはどのような微生物が存在するのか」を知ることで、肥料選びについても考えやすくなります。

自然暮らし

自然暮らしグリーンアドバイザー

グリーンアドバイザーとは、暮らしや地域、現場の仕事で"花と緑"の魅力を伝える専門資格です。
自然暮らしに所属するグリーンアドバイザーが、植物・野菜・肥料の使い方について知識やノウハウを発信していきます。

編集部のおすすめ

ログイン

パスワードをお忘れの場合

アカウントをお持ちではない方
アカウントの作成はこちら