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アスパラガスの栽培方法

アスパラガス

ほのかに甘みがあって食感が楽しい「アスパラガス」。
疲労回復に効果があり、うま味成分でもある「アスパラギン酸」を含んでいることが特徴です。
食べている部分は若茎の部分で、調理方法は焼いたり、蒸したり、茹でたり、揚げたりと様々。
収穫できるようになるまで時間がかかりますが、栽培はそれほど難しくありません。
また、収穫できるようになるまで成長すれば、10年ほどの長い期間で収穫し続けることができますよ。

栽培カレンダー

※クリックまたはタップで拡大表示

「根株」からの栽培がおすすめ

アスパラガスの苗と根株

アスパラガスは種から育てると3年目からの収穫になりますが、苗や根株から育てると早期に収穫することができます。
根株には小株と大株があり、小さな苗や小株(小さな根株)を使うと2年目に、大株(大きな根株)を使えば、初年度から収穫できます。
初心者の方は、根株からのスタートがおすすめです。

最適土壌

土壌の最適pHは6.0~6.5です。あらかじめ苦土石灰や土壌pHバランス材※₁などでpH調整をしましょう。
乾燥には比較的強いですが、多湿には弱いので水はけの良い土壌に整えておきましょう。

※₁土壌pHバランス材は『自然暮らし』の商品です。

植付の時期

生育適温は15~20℃で、春先が植付の時期になります。
この時期になると、園芸店やホームセンターで根株の販売が始まります。

苗や根株の選び方

芽がたくさん付いていて、病気にかかっていないか、またカビが付いていないかチェックしましょう。

小さな苗や根株ほど収穫まで時間がかかるので、早期に収穫したいという場合は大きな苗や大株を選びましょう。

土壌の準備

土壌のpHを調整し、有機物でふかふかにしつつ初期生育に必要な栄養を準備します。

・pHの調整に苦土石灰または土壌pHバランス材※₁、堆肥または腐植資材リフカ※₂を植え付けの2週間前に土に混ぜ込む。
・元肥と副資材(ミネラル材、アシスト材)は1週間前に混ぜ込んでおきます。

※プランター栽培で培養土にあらかじめ肥料が入っている場合は、元肥は与えずに副資材(ミネラル材、アシスト材)のみを与えます。
※₁土壌pHバランス材※₂腐植資材リフカは『自然暮らし』の商品です。

元肥の施肥量計算はこちら

プランターや畑の大きさを入力して
元肥の施肥量を簡単計算

植付

プランター栽培

苗の場合

アスパラガスの苗の植付(プランター栽培)

①底石用の軽石を入れ、「土壌の準備」で調整した培養土をプランターの8分目まで入れます。

②65cmのプランターに2株を目安にスコップで穴を掘り、根鉢が土壌表面より5cmくらい下の高さになるよう植え付け、土は被せないままにします。

鉢底から流れ出るくらい、たっぷりと水を与えます。

小株・大株の場合

アスパラガスの根株の植付(プランター栽培)

根が広げられる程度の大きさのプランター(または鉢)1つにつき1株を植え付けます。

①底石用の軽石を入れ、プランターの1/3まで「土壌の準備」で調整した培養土を入れます。

②根株の根が広がるように入れます。(長いときは、回しながら入れましょう)

③取り出した培養土を、根株から5cmほどの高さになるよう上から被せます。

④鉢底から流れ出るくらい、たっぷりと水を与えます。

畑栽培

長年植え続けることになるので、場所選びは慎重に行いましょう。
また、同じ土壌で栽培し続けるので、植付前の土づくりはしっかりと。

《苗と根株で共通の準備》
「土壌の準備」で土壌を調整し、高さが20cm以上の髙畝にします。
株間は50cm以上確保して穴を掘り、苗を植え付けます。

苗の場合

アスパラガスの苗の植付(畑栽培)

①スコップで穴を掘り、根鉢が土壌表面より5cmくらい下の高さになるよう植え付け、土は被せないままにします。

※定植後、畑が乾燥している場合はたっぷりと水を与えます。

小株・大株の場合

アスパラガスの根株の植付(畑栽培)

①左右上下に根が広がる大き目のサイズの穴を掘ります。

②根株の根が広がるように入れます。(傷つけないよう、丁寧に)

③掘った土を、根株から5cmほどの高さになるよう上から被せます。

※定植後、畑が乾燥している場合はたっぷりと水を与えます。

支柱やネットの設置

アスパラガスの支柱とネット

次第に草丈が伸びてくるので、支柱とネット(または紐)を設置して倒伏しないよう支えましょう。

水やり

乾燥に強く、多湿には弱い植物です。
土の表面が乾いたら水やりをして、それ以外は控え目にしましょう。

土寄せ

株が露出しないように、追肥のタイミングや冬越し前のタイミングで土寄せをします。
プランター栽培は基本土寄せは必要ありませんが、株が露出している場合はプランターに土を追加するようにしましょう。

どうして土寄せをするの?

土が追加されることで物理的に安定し、さらに追加された土に新しく根を張るため生育が良くなる効果があります。また土寄せと同時に追肥をすることで、新しい根が張りやすく、肥料を吸わせやすくする効果が期待できます。

追肥のタイミング

アスパラガスの追肥と土寄せ

肥料をたくさん吸収して成長するため、春~夏に肥料を2週間に1度くらいのペースで与えます。
ただし、6~7月の梅雨の時期は施肥を避けます。

また、植え付け前に元肥を与えていますが、2年目以降も毎年3月上旬頃に1回、元肥を与えましょう。
株を充実させるために欠かせない肥料です。

追肥の施肥量計算はこちら

プランターや畑の大きさを入力して
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枯れ茎の刈り取り

アスパラガスの枯れ茎の刈り取り

秋の終わりごろ、青々としていた茎は、茶色く枯れていきます。
こうなると光合成も終わっているため、株元から刈り取っておきましょう。
刈り取った茎は病害の原因になる恐れがあるため、畑やプランターのそばに放置せず、離れた場所で処分します。
枯れ茎の刈り取り後は、稲藁を敷いたり、もみ殻をまいたりなどして保温し、越冬の準備をしましょう。

収穫タイミング

アスパラガスの収穫

苗や小株の場合は2年目、大株は初年度の春に収穫をします。
20cmほどの大きさに伸びたアスパラガスをハサミなどで根元から切り取りましょう。

大きくなりすぎると、硬くなり風味も悪くなるため、注意です。
また、瑞々しいアスパラガスも鮮度が落ちると食感が悪くなるため、早めに食べてしまいましょう。

6月以降細い若芽が出てきたら収穫をやめて、翌年のために株の力を温存します。

施肥量計算はこちら

肥料の与える量が分からないときは、
施肥量計算を行えるシミュレータで調べてみましょう。

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