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サヤエンドウの栽培方法

サヤエンドウ

エンドウマメを若どりして莢ごと食べる「サヤエンドウ」。
マメと緑黄色野菜の両方の栄養を持っていることが特長で、カロテン、ビタミンCやB1、食物繊維にタンパク質も含んでいます。
鮮度が落ちやすい野菜ですが、ご自宅で栽培すれば新鮮で美味しいサヤエンドウを食べることができますよ。
コンパクトに栽培ができる「ツル無し種」もありますので、ぜひチャレンジしてみたくださいね。

栽培カレンダー

※クリックまたはタップで拡大表示

最適土壌

最適な土壌pHは6.5〜7.0です。
酸性土壌が苦手なため、あらかじめ苦土石灰や土壌pHバランス材※₁などでpH調整することを忘れないようにしましょう。
連作障害を避けるため、マメ科の植物を2年以上栽培していない場所を選びましょう。

※₁土壌pHバランス材は『自然暮らし』の商品です。

種まきの時期

サヤエンドウはプランターや畑に直接種をまいて育てます。
生育適温は15~20℃と低めです。
幼苗は寒さに比較的強く、一方で大きく育つほど低温に弱くなります。
10月下旬頃がまき時ですが、越冬できる株に育てるためにも地域の適期に合わせましょう。

土壌の準備

土壌のpHを調整し、有機物でふかふかにしつつ初期生育に必要な栄養を準備します。

・pHの調整に苦土石灰または土壌pHバランス材※₁、堆肥または腐植資材リフカ※₂を植え付けの2週間前に土に混ぜ込む。
・元肥と副資材(ミネラル材、アシスト材)は1週間前に混ぜ込んでおきます。

※プランター栽培で培養土にあらかじめ肥料が入っている場合は、元肥は与えずに副資材(ミネラル材、アシスト材)のみを与えます。
※₁土壌pHバランス材※₂腐植資材リフカは『自然暮らし』の商品です。

元肥の施肥量計算はこちら

プランターや畑の大きさを入力して
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種まき

プランター栽培の場合

サヤエンドウの種まき(プランター栽培)

プランター栽培の場合、草丈が高くならない「ツルなし種」がおすすめです。
プランターは深さが20cm以上のものを選びましょう。

①底石用の軽石を入れ、「土壌の準備」で調整した培養土をプランターの8分目まで入れます。

②鉢底から流れ出るくらい、たっぷりと水を与えます。

③株間を15cmほど開けて2cmほどの深さの穴を掘り、種を1ヶ所につき3粒ずつ、重ならないように少し間隔をあけてまきます。

④覆土をして軽く鎮圧します。

⑤鳥に種が食べられないように、発芽までは不織布などで覆います。

※種は腐りやすいため、覆土をしたら発芽するまでは水やりを控えましょう。

畑栽培の場合

サヤエンドウの種まき(畑栽培)

「土壌の準備」で土壌を調整しておきます。

①排水性を高めるため畝をつくります。

②株間を30cmに設定して2cmほどの深さの穴を掘り、種を1ヶ所につき3~4粒ずつ、重ならないように少し間隔をあけてまきます。

③軽く土をかぶせて鎮圧し、畑が乾燥している場合は軽く水やりをします。
※種は腐りやすいため、湿っているようであれば水やりは控えます。

④鳥に種が食べられないように、発芽までは不織布などで覆います。

間引き

サヤエンドウの間引き

本葉が出てきたタイミングで間引き、元気な苗2本を残して2本立ちにします。
2本立ちにするとお互いが支えあう形で成長するので、倒伏を防ぐことができます。

支柱

サヤエンドウの支柱(畑栽培)

「ツルあり種」の場合、草丈が高く育ちます。
支柱を立てて、ネットまたは紐を張ってツルを這わせましょう。

水やり

サヤエンドウの水やり

開花までは土の表面が乾いていたら与える程度にとどめて、過湿状態にしないよう注意します。
開花以降は、実を付けるために水分を多く利用するので、土壌が乾燥しないように水を与えましょう。

追肥のタイミング

サヤエンドウの追肥1回目

サヤエンドウの追肥2回目以降

3月頃に1回、追肥を行い、1ヶ月後に花が咲いたタイミングでもう一度追肥をします。
開花時期に追肥をすることで、実付きが良くなります。

また、サヤエンドウは次々に実を付けていくので、収穫期も肥料を良く吸収します。
開花時期の追肥から1ヶ月後も収穫が続くようであれば、様子を見てもう一度追肥をしましょう。

通常、マメ科の植物は共生している根粒菌の働きにより大気中のチッソをアンモニアに変換(窒素固定)することで、自身にチッソを供給することができるので、チッソ成分がそれほど必要ありません。

サヤエンドウの場合は春に向けて成長前の寒い時期には根粒菌の活動が活発になっていない事と、肥料をよく吸収して旺盛に成長するため、追肥は忘れずに与えてあげましょう。

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収穫タイミング

サヤエンドウの収穫タイミング

開花から15日ほど経つと、サヤエンドウとして収穫ができるようになります。
マメの厚みが薄い状態で収穫しましょう。
収穫適期を過ぎると硬くなったり風味が落ちてしまうので早めの収穫を心がけます。
また、エンドウの若い葉と茎はトウミョウとして食べることができます。

サヤエンドウ、スナップエンドウ、グリーンピース

エンドウはそのまま収穫せずに育てると、種類が変化する野菜です。
開花から約20日でスナップエンドウに、約1ヶ月後にはグリーンピースになります。
現在は品種改良が進み、サヤエンドウ、スナップエンドウ、グリーンピースそれぞれが食材として適した栽培品種が存在しています。

施肥量計算はこちら

肥料の与える量が分からないときは、
施肥量計算を行えるシミュレータで調べてみましょう。

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