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独特の風味と形、そしてパリッとした食感が特徴的な夏野菜の代表「ピーマン」。一般的によく食べられている緑色のピーマンは未熟果で、そのまま熟すと黄色、赤色に変化して「カラーピーマン」になります。ピーマンは栄養価が高く、とりわけビタミンCとβカロテンが非常に豊富です。ピーマンの組織は丈夫であるため、油で炒めてもビタミンCが壊れにくく、一方でβカロテンの吸収が良くなるため、効率よく栄養を摂取することができます。
日本の気候でも育てやすく、うまく育てると50個ほどの実をつけるため、1株でも栽培をしっかりと楽しむことができます。最近は品種改良で苦みが少ないピーマンが増え、苦みが得意でない人でも食べやすくなってきていますので、ぜひ栽培にチャレンジしてみてくださいね。
5月中旬~5月下旬が植付の時期です。
植付は、薄曇り~晴天の午前中がおススメです。
ピーマンは保水性が高く、排水性も良い、肥沃な土が適しています。日当たりの良い場所で栽培しましょう。
最適pHは6.0~6.5で酸性土壌を嫌うため、苦土石灰や土壌pHバランス材※₁などでpH調整をしましょう。
※₁土壌pHバランス材は『自然暮らし』の商品です。
土壌のpHを調整し、有機物でふかふかにしつつ初期生育に必要な栄養を準備します。
・pHの調整に苦土石灰または土壌pHバランス材※₁、堆肥または腐植資材リフカ※₂を植え付けの2週間前に土に混ぜ込む。
・元肥と副資材(ミネラル材、アシスト材)は1週間前に混ぜ込んでおきます。
※プランター栽培で培養土にあらかじめ肥料が入っている場合は、元肥は与えずに副資材(ミネラル材、アシスト材)のみを与えます。
※₁土壌pHバランス材※₂腐植資材リフカは『自然暮らし』の商品です。
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ピーマンの植え付けに適した苗は、双葉が残っており本葉が8~10枚ついていて全体的にがっちりとしていて1番花が開花間近の苗が理想です。
蕾がまだ小さすぎる若苗を植え付けると葉ばかり茂って花がつきにくくなり、1番果がすでに着果しているような老化苗だと初期生育が順調にいかず全体的に小さな株になってしまいます。
ピーマンは根が深くまで成長する野菜なので、深さ30㎝以上の鉢やプランターがおすすめです。
①底石用の軽石を入れ、「土壌の準備」で調整した培養土をプランターの8分目まで入れます。
②65型プランターに2株を目安に、スコップで穴を掘り、ポットの土を崩さないように苗を植え付け、根元の土を軽く押さえます。
③植え付けたら仮支柱を斜めに立て、苗の茎と支柱を紐で軽めに誘引してから、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
「土壌の準備」で土壌を調整しておきます。
①排水性を高めるため、畝をつくります。
②土壌の極端な乾燥や降雨による水分過多を防ぐために畝にマルチを張ります。
③株間は50㎝以上に設定して、マルチの定植部分に切れ込みを入れて、スコップで苗の鉢土が埋まる程度の穴を掘り、畝と鉢土の表面が同じ高さになるように植え付けます。
④ピーマンは茎が折れやすいので、植え付けたら仮支柱を斜めに立て、苗の茎と支柱を紐で軽めに誘引します。
※定植後、畑が乾燥している場合は水をたっぷりと与えます。
定植後2~3週間経過すると株も根付いて大きく安定してくるので、120~150㎝のしっかりとした支柱を立てます。
支柱はピーマンの苗を中心に三角形に3本を立て、地表から15~20㎝の所で交差させ固定します。
ピーマンは根付くまでに時間がかかるので、乾燥しすぎないよう定植の際にしっかり水を与えましょう。
ピーマンは高温を好みますが、気温が高すぎると苗が萎れてしまうことがあります。
萎れたからと言って気温が高い日中に水をあげてしまうと、水の温度が高くなり根が腐ってしまうので、気温が低くなる夕方に水を与えます。
定植後の初期生育に水を過度にあげ過ぎないことで、根が地中深くに張ることが出来ます。
一方で、収穫が始まってくる7月頃からは株も成長し、水が切れやすくなります。
また乾燥が続くと果実が奇形になったり、カルシウム不足による尻腐れ果が出来るので、十分注意しましょう。
ピーマンはたくさんの果実をつけながら成長していくので、定植して20日~30日経過したら1週間~10日に1回を目安に肥料を与えて樹勢(樹の勢い)を維持しましょう。
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広いスペースがある場合は、主枝と側枝2本の3本仕立てがおすすめです。
定植後、1番花が咲いたころに、1番花のすぐ下の側枝(わき芽)と、その下にある勢いの良い側枝(わき芽)を残して、それより下のわき芽を取り除きます。
ベランダなどそこまでスペースが取れない場合は主枝と、1番花のすぐ下の側枝だけ残す、2本仕立てがおすすめです。
ピーマンやシシトウは花を観察することで、健康状態を調べることができます。
①健康:【長花柱花】おしべ(黄色のやく)よりも、めしべ(やくの真ん中の花柱)が長い状態
②栄養が不足気味:【中花柱花】おしべ(黄色のやく)と、めしべ(やくの真ん中の花柱)が同じ長さの状態
③栄養不足:【短花柱花】おしべ(黄色のやく)より、めしべ(やくの真ん中の花柱)が短い状態
肥料不足や、日照不足、高温などで樹の勢いが弱ってきているピーマンは②③のような栄養失調状態になり、花に実がつかず落ちてしまうようになります。
追肥を施したり、プランターの場合は日当たりの良い場所に置き換えたりして、ピーマンの健康状態を良くしていきましょう。
また、花が開いた時の位置も、健康状態の目安になります。
①健康:成長点(先端)から、10~20cmの位置で開花
②栄養不足:成長点(先端)から、5~10cmの位置で開花
③徒長気味:成長点(先端)から、20~25cmの位置で開花
開花から15~20日で収穫できますが、一番果は小さいうち(3~4cm)に早めに収穫します。
その後も実の大きさが6~7㎝を目安に、株を疲れさせないためにも早めに収穫をしていきます。
果実を大きくし過ぎると株が弱くなり、収穫期間が短くなってしまうので、少し小さいかな、と思う程度で収穫しましょう。
手で摘み取るか、ハサミを使ってヘタの上部分を切り取って収穫をします。
インゲンとピーマンは、混植することで互いの害虫を遠ざけて生育を助けあう効果が期待できます。
ツル無しインゲンであれば、互いに生育空間が異なるため、小スペースで栽培することができます。
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