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黄色い甘い果肉が特徴の「カボチャ」。
カロテンを多く含み、栄養価が非常に高い野菜です。
夏野菜であるものの、長期間保存することが可能なので、古くから冬の貴重な栄養源となっていました。
病害に強く、日当たりが良い場所であればぐんぐん成長するので、菜園初心者の方にもピッタリの野菜です。
つるを長く伸ばすので、プランター・鉢などで栽培面積が限られる場合は小さいサイズのカボチャ栽培がおススメです。
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最適な土壌pHは6.0~6.5で、適度な水分がある土壌が最適です。
あらかじめ苦土石灰や土壌pHバランス材※₁などでpH調整することを忘れないようにしましょう。
また、日当たりと水はけが良い場所・土壌を選びましょう。
畑で栽培する場合は、髙畝にすると良いでしょう。
※₁土壌pHバランス材は『自然暮らし』の商品です。
種子の発芽適温は、25~30℃と高めです。
霜の心配が無くなる4月上旬に育苗を開始し、さらにホットキャップやトンネルで温度を上げましょう。
①ポットに培養土を表面まで入れて、水をたっぷりとかけます。
②種をポットに2~3粒ずつまき、上から培養土を薄く(1cm以内)かぶせます。
③気温が発芽適温だった場合、5~6日で発芽します。
④本葉が出たら元気な芽を残して間引き、1本にします。
⑤本葉が4~5枚になったら定植適期です。
本葉が4~5枚で、葉がしっかりしているものを選びましょう。
また、双葉の形が左右対称になっていると育ちが良いとされています。
土壌のpHを調整し、有機物でふかふかにしつつ初期生育に必要な栄養を準備します。
・pHの調整に苦土石灰または土壌pHバランス材※₁、堆肥または腐植資材リフカ※₂を植え付けの2週間前に土に混ぜ込む。
・元肥と副資材(ミネラル材、アシスト材)は1週間前に混ぜ込んでおきます。
※プランター栽培で培養土にあらかじめ肥料が入っている場合は、元肥は与えずに副資材(ミネラル材、アシスト材)のみを与えます。
※₁土壌pHバランス材※₂腐植資材リフカは『自然暮らし』の商品です。
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カボチャは根を深く張る性質があります。
プランターは30cm以上の深めのものを用意しましょう。
丸形のプランターを使用する場合は、直径が30cm以上のものが望ましいです。
①底石用の軽石を入れ、「土壌の準備」で調整した培養土をプランターの8分目まで入れます。
②65型プランターの場合、2株を目安に株間を40cm取ってスコップで穴を掘ります。
③苗を植え付け、根元の土を軽く押さえます。
④鉢底から流れ出るくらい、たっぷりと水を与えます。
立体栽培は、限られたスペースでも効率的に栽培することができます。特に、ベランダや小さな庭でプランターや鉢を使って栽培したい時には便利な方法です。
プランターや鉢に支柱を立てたらその周りにツルを這わせ、あんどん仕立てにします。
空中に実をつけることになるため、立体栽培にはミニカボチャがおすすめです。
100cmほどの支柱をプランターの4隅に立て、紐を巻きつけます。
紐に親づるを誘引して、8の字で結びます。
立体栽培の場合、カボチャは空中に実ることになります。
そのままにしておくと自重で株に負担をかけてしまうので、ネットやストッキングを用いて上から吊るし、実を支えましょう。
プランターや鉢のまわりに支柱を立てて紐で吊るす方法や、軒下から紐を垂らして吊るす方法もあります。
実を守るためのネットは、排水口用の水切りネットを適した大きさにカットして使用してもOKです。
ネットの端2~3ヶ所をビニール紐で結んで、実を下からネットで支えるようにして吊るしましょう。
「土壌の準備」で土壌を調整しておきます。
①畝をつくり、黒マルチで覆います。
※黒マルチの代わりに稲わらを敷いてもOKです
②葉がヨコに広がるため、株間は1m以上開けてマルチに穴を開けます。
③苗は浅く植え付けます。
※定植後、畑が乾燥していたら水をたっぷりあげます。
④気温が低い4月~5月半ばまでは、ホットキャップやトンネルをつくって保温します。
定植まもない気温の低い時期は気温が低い時間帯を避け、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
夏は1日3回水やりをして、土の乾燥を防ぎます。夏場の場合は、逆に気温の高い時間帯を避けて水やりをします。
定植してから、2週間に1回を目安に追肥をします。
畑の場合、
1回目の追肥はつるが50cmほどの長さに伸びたとき
2回目は1個目のカボチャが肥大して、直径が10cmほどになったタイミングです。
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カボチャは、つるをどんどん伸ばして成長するので、実を大きく立派に育てるためにも整枝をしてあげましょう。
また、西洋カボチャと日本カボチャで、それぞれ適する仕立て方が異なります。
西洋カボチャは親づるでの実付が良いので、子づるを1本残して、他を摘み取ります。
本葉が4~6枚になったら、親づるを摘芯します。
大きな子づる(側枝)を2~3本残して、小さい子づるは摘芯します。
さらに、孫づるが出てきたら、すべて摘芯しましょう。
株元近くにできるカボチャは生育が悪く、風味が劣るため、株元から9節目までに着く花はすべて摘み取っておきましょう。
カボチャは同じ株に、「雄花」と「雌花」が存在します。
通常、自然に受粉して雌花の元が膨らみ、カボチャの実になります。
さらに実付きを良くする場合は、朝(9時まで)のうちに雄花の雄しべを雌花の雌しべにこすりつけましょう。
人工受粉を行うことで、結実する確率を上げることができます。
「雄花」と「雌花」の見極め方は、花の付け根が膨らんでいる方が「雌花」、膨らみがなく中央が黄色の雄しべを持つ方が「雄花」です。
カボチャの実の下に稲わらを敷いて、土壌との接触を避けます。
実をそのままの状態で育てると、太陽の光が当たらない裏側は色ムラができてしまいます。
実が未熟な段階で何度か向きを変える「玉返し」を行い、まんべんなく日が当たるようにしましょう。
強い日差しは、カボチャの実の表面を傷つけ、色あせや、最悪の場合は損傷部から腐敗を引き起こす可能性があります。
この日焼けを防ぐために、カボチャの実に直射日光が当たらないように、葉を使って自然な日陰を作るか、人工的に日陰を作ることが推奨されます。
例えば、農業用のシェードネットを使用する、または、竹などを使って自作の日よけを作るなどの方法があります。
西洋カボチャの場合、ヘタの部分がコルク状に変化して葉が枯れ始めたときが収穫のタイミングになります。
日本カボチャはヘタの部分が変色してきたら収穫のタイミングです。
カボチャの花は、イタリアでは人気の食材です。クセがなく、ほのかに甘味があるのが特徴です。
花を実ごと収穫し、新鮮なうちに中の雌しべや雄しべを取り除き、すぐに調理しましょう。
雌花は食感が良いのでサラダに、雄花はその柔らかさを活かして中にチーズや肉などの材料を詰め、焼いたりフリットにしたりして食べると絶品です。
カボチャの花は非常にデリケートで日持ちがしません。
カボチャの花の料理は、家庭菜園ならではの楽しみ方です。
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肥料の与える量が分からないときは、
施肥量計算を行えるシミュレータで調べてみましょう。