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香りが良く、甘くて瑞々しいイチゴ。ハウス栽培が盛んなためスーパーなどで1年中出回っていますが、本来は10月頃に植え付けて、翌年の春~初夏に収穫します。
イチゴは育て方のコツを押さえれば、初心者でも比較的簡単に栽培することができます。この記事で育て方をマスターして、甘くて美味しい&実る姿を観察するのが楽しいイチゴをお家で栽培してみませんか?
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10月頃になると、園芸店やホームセンター等で苗が出回ります。
元気で丈夫な苗を選ぶことは、美味しいイチゴを栽培するために重要です。
葉や茎がしっかりとしていて、緑が濃く、病害のない苗を選びましょう。(葉柄が伸びているもの、葉色が赤いものはNGです)
また、「クラウン」と呼ばれる、苗の中心に存在する王冠型の成長点が元気であることも要チェックです。
浅く根を張るイチゴは、水はけが良い土壌を好みます。
そのため畑で栽培する場合は髙畝にします。
また、イチゴの根は肥料焼けしやすいため、なるべく植え付け日よりも前もって土壌に肥料を混和して馴染ませておくと良いでしょう。
土壌のpHを調整し、有機物でふかふかにしつつイチゴの初期生育に必要な栄養を準備します。
・pHの調整に苦土石灰または土壌pHバランス材※₁、堆肥または腐植資材リフカ※₂を植え付けの2週間前に土に混ぜ込む。
・元肥と副資材(ミネラル材、アシスト材)は1週間前に混ぜ込んでおきます。
※₁土壌pHバランス材※₂腐植資材リフカは『自然暮らし』の商品です。
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イチゴの果実は垂れ下がる性質があり、土につくと傷みやすくなります。
イチゴ専用のポットを使うと果実が土に触れずに栽培できるため、通常のプランターよりも簡単に栽培することができます。
①底石用の軽石を入れ、培養土を容器の8分目まで入れます。
②苗を植え付ける2週間以上前に、元肥とミネラル材を土によく混合しておきます。※培養土にあらかじめ肥料が入っている場合は、元肥は与えずにミネラル材のみを与えます。
③スコップで植穴を開けたら、花房がプランターの外側に伸び出すように、ランナーあと(苗が親株とつながっていた部分)がプランターの内側になるように苗を置きます。
④クラウンから新しい葉や花房が発生するので、クラウン部分が隠れないように深植えに注意します。
⑤鉢底から流れ出るくらい、たっぷりと水を与えます。
低温期に葉の色が紅葉するようであれば、もみ殻や敷わらで地温を確保しつつ、不織布やビニールなどで覆いましょう。
「土壌の準備」で土壌を調整しておきます。
①畑に畝を作ります。※雨の多い地域では、排水性を確保するため髙畝にしましょう。
②株間を30cm確保し、花房が畝の外側に伸び出すように、ランナーあと(苗が親株とつながっていた部分)が畝の内側になるように苗を置きます。※ランナーの反対側に実ができます。
③クラウンから新しい葉や花房が発生するので、クラウン部分が隠れないように深植えに注意します。
※定植後、畑が乾燥していたら水をたっぷりと与えます。
④1回目の追肥後(11月中旬)、地温確保と乾燥防止のためマルチまたは敷わらやもみ殻で土壌を覆います。
⑤地面が凍る、もしくは気温が-5度まで下がるようであれば、保温のためにトンネルをつくり不織布やビニールなどで覆います。
植え付け時にクラウン(成長点)が土の中に埋まってしまうと、そこから芽が出にくくなり生育不良となります。 クラウンは株元にあるため、深く植え付けないように気を付けましょう。
クラウンが深く植わっていると過湿や病気、クラウンに傷がついて新芽の展開に影響がでるなど、その後のイチゴの生育が悪くなってしまうので注意して植え付けましょう。
イチゴは屋外でも冬を越すことが可能ですが、葉の色が紅葉するような低温期には寒さ対策が必要です。地温の確保と乾燥防止を兼ねて、マルチまたは敷わらやもみ殻で土壌を覆いましょう。寒波が予想される場合には、不織布やビニールトンネルを利用して苗を覆うと効果的です。
表土が乾いてきたら、水をたっぷり与えます。
追肥は11月中旬に1回、越冬後の2月中旬に1回、様子を見て与えます。
イチゴの根は肥料焼けしやすいので、必ず株元から10~15cm離して与えましょう。
マルチ、または敷わらやもみ殻を使用している場合は、土壌表面が見えるように避けてから肥料をまきます。
イチゴは肥料が不足してくると、葉やランナー、へたの色に変化が表れます。
下記の症状が出ている場合は、量を少な目に液肥や粒の肥料で追肥をして、様子を見てください。
〇葉の緑色が薄くなっている
〇ランナーの色が赤い(肥料が十分に効いているイチゴのランナーは緑色をしています)
〇イチゴのへたの部分が赤い(通常のへたの色は緑色をしています)
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イチゴによく見られる病害としては、うどん粉病や炭疽病、灰色かび病などがあります。
これらは、イチゴを湿った空気にさらし続けたり、湿度が高い時や、葉が密集している時に発生しやすいので、プランター栽培では湿気がこもらない場所へ移動させてあげたり、枯れた葉や傷んだ葉はクラウン付近から手で摘み取って風通しを良くしましょう。
暖かい日が続くと、春を前にしてイチゴが開花することがあります。
しかしこの時期に開花しても気温が低いため実がまともに成らず、余分なエネルギーを使用してしまうことに。
もったいないという気持ちになるかと思いますが、3月まで花はすべてカットしましょう。
イチゴの花は、中心部分が雌しべで、その周りを雄しべがぐるっと囲っています。
風や虫で自然と受粉が行われますが、人の手で受粉させることで確実に実らせ、さらに形が良い果実にすることができます。
柔らかい筆を使い、雄しべから花粉を取って雌しべをなぞるように優しく付けます。
イチゴは、「ランナー」から簡単に株を増やすことができます。
「ランナー」は「つる」のように伸びる茎のことで、自然と地面を這って伸びていきます。
この「ランナー」の先端では新芽が育ち、土壌に触れるとそこから根が生えて定着します。
さらに、その新芽が定着した後も伸び続け、次々に新芽が生まれては土壌に根を張る…を繰り返すことで、どんどん新しい株を増やすことができます。
①3号(直径9cm)のポリポット、Uピン、培養土を用意します。
②ポリポットに培養土を8割ほどつめます。
③5~6月頃になると親株(増やしたい株)から「ランナー」が盛んに伸びてくるので、2番目、3番目の新芽が出ている部分をそれぞれポリポットの培養土にUピンで固定します。
※5~6月は収穫期でもあるので、収穫を優先し、収穫が終わったら苗取りをはじめます。
※Uピンで新芽の中心を強く挟まないように注意
④たっぷりと水をやり、その後も表土が乾くようであれば水やりをします。
⑤1週間ほどで子株(1番目の新芽)が定着します。
⑥子株がしっかり根を伸ばして定着して来たら、定植2ヶ月前(8月頃)にその子株(2番目の新芽)以降のランナーも切り離します。
※切り離す時には、前の株とつながっていたランナーを長めに残すと定植時に花芽が付く方向が分かりやすくて便利です。
イチゴにとって夏の暑さは大敵。涼しい場所で、直射日光が当たり続けないように管理しましょう。
結論から言うと、栽培はできますがおすすめできません。
理由の1つが、収穫が終わった苗は疲れてしまい、翌年にはイチゴの量・質が落ちてしまうからです。
また、イチゴは「連作障害」を起こしてしまうため、植え付けたままはNGです。
増やした子株か、もしくは新しく購入した苗で、異なる場所or土壌で栽培しましょう。
「ランナー」から増やした苗は夏越しをさせる必要がありますが、夏の高温多湿な環境はイチゴにとって過酷な条件です。
まずは、強い日差しからイチゴを守ることを意識します。遮光ネットやシェードを利用し、直射日光を避けるようにしましょう。遮光率は30〜50%程度が目安です。
次に、水やりの頻度と量に注意が必要です。土壌が乾燥しないように定期的に水やりを行いますが、過度な水やりは根腐れを引き起こす可能性があるため、土の湿り具合を確認しながら行ってください。また、蒸れを防ぐために株の周りの雑草をこまめに取り除くことも重要です。雑草は病害虫の温床になりやすいので、早めに対処しましょう。
夏越しが終わったら、秋に向けての準備を始めます。古い葉や枯れた葉を取り除き、新しく健康な葉が成長できる環境に整えます。
5~6月が収穫時期です。
赤く熟したものから収穫していきましょう。
この時期は「ランナー」が非常に伸びやすい時期ですが、果実への栄養分と分散してしまうため、切っておきましょう。
イチゴ専用の肥料セット「イチゴおすすめセット」は、成長に必要な栄養素をしっかりとイチゴに届け、甘くて美味しいイチゴづくりをサポート。
付録の説明書にはイチゴの栽培方法や肥料の量やタイミングを記載しているので、このセットがあれば初心者の方・さらにステップアップしたい方まで安心して栽培することができます。
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