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パキラの手入れと育て方|おすすめの肥料と与え方もご紹介

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パキラは熱帯性の観葉植物で、メキシコなど中南米が原産地の植物です。特徴的な葉を持ち、幸運を呼ぶ・金運が上がる・風水上も縁起が良い、とされることから、屋内でのインテリアとしての利用や、ギフトとしても人気がある観葉植物です。初心者でも基本の育て方さえ押さえてしまえば比較的簡単にお世話ができる、とても丈夫で育てやすいおすすめの観葉植物です。この記事では、パキラの基本的な情報から育て方、植え替え方法や剪定の時期、肥料の与え方、そして病害虫対策までを詳しく解説します。パキラは育て方や肥料のあげ方を工夫することで、室内環境でもさらに元気に育ちます。ぜひ参考にしてみてください。

パキラの基本情報

パキラとは?原産地とその特徴

パキラの基本情報

パキラは、その独特な先が尖った形状で緑豊かな葉から、多くの人々に愛されている観葉植物です。原産地は熱帯地域の中南米で、河岸などに自生しています。熱帯気候を好み、日当たりの良い場所に生育する常緑高木で、現地では7~10mまでの高さに成長する種類もあります。熱帯気候の植物なので、雨季に河岸に水があふれ、数ヶ月水没した状態でも腐らないほど水には強い性質を持っています。

パキラは「Pachira」という名称で知られ、その名前はギリシャ語の'pachys'(厚い、太い)から由来しているとされ、パキラが成長するときに形成するとっくり状の膨らんだ太い幹を指していると言われています。

パキラは、その見た目の美しさだけでなく、育てやすさからも人気があります。適切な水やりと日照管理を行えば、初心者でも室内の観葉植物として十分に育てることが可能です。また、良い運気をもたらすとされる風水の観点からも、パキラは幸運のシンボルとされています。これらの特徴からパキラは室内に置くことができる観葉植物として、オフィスやご家庭でも緑豊かな生活空間を作るために選ばれています。

パキラの葉の特徴

パキラの葉は、大きくて光沢があり、長楕円形で先端が尖り厚みのある、深い緑色をしています。葉は5~9枚で手のひらを広げたような特徴的な形状をしています。パキラの葉は丈夫で、適切な育て方をすれば室内でも年間を通して美しく保つことができます。

その一方で、パキラの葉が黄色くなったり、葉先が枯れたりする場合があります。これは水やりが多すぎたり少なすぎたりしているか、日光が不足しているか、肥料が足りないなど、さまざまな要因によるものです。日頃の観察でパキラの葉が元気なくなってきたかな、と感じる場合は、症状を見て管理方法を見直してみましょう。

また、パキラの葉は病害虫にも注意が必要です。特に、ハダニやカイガラムシ、アブラムシやコナジラミなどが発生しやすいため、定期的な観察と早期対策が求められます。これらの虫が発生すると、葉に黒い斑点が現れたり、葉が落ちたりすることがあります。パキラの葉の美しさを保つためにも、日頃の霧吹きや水やりなどのお世話の際に葉の状態も観察して、病害虫の早期発見に努めましょう。

パキラの選び方と品種

パキラの選び方

室内の観葉植物としてパキラを選ぶ際に、パキラが健康であるかの見極めが重要です。健康なパキラは、葉が濃い緑色で、幹と枝がしっかりとしていている状態のものです。根元が黒くなっていたり、枝の多くが枯れていたりすると、病気や虫害に侵されている可能性があるので購入を避けた方がよいでしょう。

次に、パキラの大きさもパキラをお迎えする際には注意したいポイントです。大きすぎるパキラは置き場所もスペースをとってしまうのと、定期的な植替えが大変になる場合があるので要注意です。
初心者の方は比較的安定した中間サイズのパキラを選ぶことをお勧めします。10㎝ほどの小さいサイズからでも育てることが出来るので、日々の成長を楽しみたい方は小さいサイズからパキラを育ててみてください。

またパキラには以下のような品種があります。

1. パキラ・グラブラ:最も一般的なパキラで、日本で広く流通しているパキラです。大きな葉と肉厚な茎が特徴です。アクアティカよりも葉先が尖っているのが特徴です。花の色は白色をしています。

2. パキラ・アクアティカ:グラブラと同様に日本で多く流通している品種で、グラブラよりも葉に丸みがあるのが特徴です。花は赤色をしています。

3. パキラ・ミルキーウェイ:鮮やかな緑色の葉に、細かく無数の白い班が広がる、とても美しい斑入りのパキラです。白い班が天の川を連想させミルキーウェイという名前の由来になっています。斑入りの株自体とても珍しいので、上記のグラブラやアクアティカに、斑入りのミルキーウェイが接ぎ木された状態で販売されている場合もあります。

いずれの品種も、適切な育て方をすれば長期間楽しむことができます。パキラ選びの際は、自分のライフスタイルや部屋の環境を考え選んでみましょう。

パキラの土の選び方

パキラは自然環境では湿度の高い環境で成長していますが、鉢の中の狭い環境では長期間の過湿は根腐れしてしまう可能性があるので、室内でパキラを育てるには水はけの良い土を第一に選びましょう。自作する場合は小粒の赤玉土7、腐葉土1、ピートモス1、軽石1をベースに配合すると良いでしょう。いくつかの種類の土を用意しなければならないので、初心者の方や配合できるほどのスペースが無い方は市販の観葉植物専用の土を購入することがおすすめです。また、パキラは鉢植えで育てることが多いため、鉢の底には必ず水はけの良い小石や砂利を敷くことをおすすめします。小石や砂利によって、適度な湿度を保ちつつ水はけを良くし、根腐れを防ぐことができます。

パキラを置く場所

パキラを置くおすすめの場所

パキラは、耐陰性があり室内でも育てることが出来る観葉植物ですが、最適な日当たり条件は「直射日光を避けた明るい半日陰」です。育てるのに適切な温度は15~25℃が理想で、耐寒性は10℃ほどで極度に寒い場所は苦手な植物です。また熱帯性の植物なのもあり空気の乾燥は苦手で、冷暖房器具から出る乾燥した風を直接当てないように置き場所を選ぶことが大切です。
置き場所を選ぶ際には日光や温度、湿度だけでなく、風通しも重要なポイントです。風通しの悪い場所では、葉が黄ばんだり、カビが発生したりする可能性があるため、適度な空気が動く場所を選びましょう。直射日光を避けた窓際やバルコニーなどは特に風通しが良く、パキラにとって理想的な場所と言えます。どうしてもパキラを置いている室内の風通しが良くない場合には、サーキュレーターで室内の空気を物理的に循環させてあげることで風通しが改善すますので、ぜひ検討してみてください。

パキラの育て方

パキラへの水やりの方法

パキラは乾燥に強い植物として知られていますが、それは「土の中が乾燥しているときでも生きていける」という意味であり、適切な水分補給は必要不可欠です。一般的に、パキラの水やりは成長期の4~10月頃までは1週間に2~3回を目安に、鉢底から水がしたたり落ちる程度に水やりを行います。パキラの活動が低下する11~3月頃までは10日に1回ほど(月に3回ほど)、鉢底から水がしたたり落ちる程度に水やりを行います。水やりの頻度はあくまで参考として、鉢の土が乾いたと感じた時が理想的です。しかし、梅雨時期などは特に屋外の天気が雨で屋内の湿度も高い状況が続く場合、鉢の中の水分も乾きにくい状態になります。その場合はあえて水やりを控えるなど、季節や室内の温度、湿度、観察を怠らず、パキラの状態に応じて調整することが大切です。

また、水やりの際は、根元に水を直接かけるのではなく、鉢の周囲からゆっくりと水を与え、土全体に水が行き渡るように心掛けましょう。これにより、根が均等に水分を吸収でき、パキラの健康な成長を促すことに繋がります。

パキラへの霧吹き

パキラへの霧吹き

パキラは熱帯性の環境が本来の自生地なので、ある程度湿度を好む植物です。そのため、乾燥しやすい室内で育てる場合や、乾燥が気になる季節には、霧吹きで葉や幹に適度に水分を与えることで湿度を保つことができます。特に冬場の暖房が効いた室内では乾燥が進みやすいため、霧吹きは欠かせません。霧吹きで一時的に葉や幹を濡らしてあげることで、病害虫の予防になり、葉の表面の汚れなどを落とす効果も期待できます。しかし、過度に霧吹きをしてしまうとかえって湿度が高すぎる状態が続き、根腐れを起こしやすくなるため、霧吹きも適度に行うことが大切です。基本的には成長期には朝晩2回ほど、葉や幹が全体的に濡れる程度に。冬季の休眠期は朝に1回、全体が軽く濡れる程度に霧吹きを行うのが理想的です。

パキラの植え替えの方法

パキラの育て方において重要なステップの一つが「植え替え」です。植え替えは、パキラの健康的な成長を促し、あわせて土の栄養分を補給するために必要な作業となります。ここではパキラの植え替えの手順やコツ、そして適切な時期について詳しく説明します。

パキラの適切な植え替え時期

植え替えは、冬の休眠から活動開始し始める4~5月にかけての時期が最適です。休眠期から目覚めるこの時期に植え替えを行うことで、活動し始めた根が新しい土に根を張りやすく、また根が植え替えによって受けたダメージからの回復も早まるためです。植え替えを行うと一時的に根がダメージを受けてしまうので、活動している9月頃までは植え替えは可能ですが、せっかくパキラが成長している途中ですので、動き始めの初春に植え替えを行うことがおすすめです。
またパキラの植え替えは3年おきに行うのが理想的です。植え替えといっても毎回植える鉢のサイズを大きくする必要は無く、パキラの成長、大きさに合わせた鉢のサイズに植え替えを行いましょう。

パキラの植え替え手順

次に植え替えの手順について説明します。まず用意するものとしては底穴の開いた鉢、新しい土、そして鉢底石、鉢底ネットが必要です。鉢はパキラの大きさに合った鉢を用意し、大きさのバランスに問題が無ければ植え替え前と同じ鉢を使用しても問題はありません。鉢底ネット、鉢底石は鉢の底に敷き、水はけを良くします。新しい土は市販の水はけが良い観葉植物専用の土でも構いませんが、「パキラの土の選び方」のようにパキラに適した土を自分で配合してみるのもおすすめです。

植え替え作業は、まず既存の鉢からパキラを取り出し、古い土を優しく取り除きます。この際に茶色く枯れている古い根を優しく取り除いておきます。根元に強い力を加えないよう注意しましょう。次に植え替えを行う鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷き、その上に新しい土を少し入れます。鉢の中心ほどにパキラを置き、鉢の周囲から新しい土を追加して、土が全体にいきわたるようにします。最後にしっかりと水をやり、日陰で一週間ほど様子を見て育てることが大切です。

パキラの剪定方法

パキラの選定方法

パキラは丈夫な植物で、特に剪定を必要としないことが多いですが、形を整えたり、成長を促したりするためには適切な剪定が求められます。
剪定を行う時期は休眠から目覚める前の2月下旬~3月上旬が理想的です。生長期間中でも剪定を行うことは可能ですが、せっかく活動しているパキラに剪定の負荷をかけてしまうことから、可能な限りパキラが目覚め始める春前が良いでしょう。
また剪定の基本は、枯れた枝先の5㎜ほどをカットする、というものです。枯れている枝先からは新しい新芽は芽吹いてきません。そこで枯れた枝先の5㎜ほど、切断面を上にしながら剪定を行いましょう。切断面を上向きにすることで、新芽が上向きに芽吹いてくれるので横に樹形が広がりにくくなります。
また枯れた枝以外にも、下向きに生えてしまっている枝や密集している枝は風通しが悪くなってしまいます。少し可哀想だと感じるかもしれませんが、後に成長の妨げになる可能性があるので、枝の根元から剪定しまいましょう。

生長期間中に枝が折れる、または病害虫の被害に遭ってしまった場合などは、被害部を除去するのに必要に応じて剪定を行いましょう。
剪定する際には、必ず清潔な剪定鋏を使用し、剪定後は剪定鋏をアルコールなどで消毒します。これにより、病害虫の感染を防ぐことができます。

パキラへの肥料の与え方

適切な肥料の選び方

基本的にはそこまで多くの肥料を必要としない観葉植物ですが、パキラの成長をより良いものにするには日頃の観察と、適切な肥料の選び方と与え方が重要なポイントとなります。元気に育って欲しいからといって大量に肥料を与えてしまうのはNGです。
栽培初心者の方は固形の肥料よりも、液体肥料を水やりと一緒に成長の様子を観察しながら与えていくと失敗するリスクが少なくおすすめです。
緩効性の固形肥料は、一度与えれば2~3ヶ月ほど効果が持続する肥料です。しかし、効き目がゆっくりである半面、効果が見えづらく、一度に多く与え過ぎてしまう場合があります。また、多く与えた場合に取り除くことが難しいというリスクもあります。
一方で液体肥料は水に溶けているため、効き目は比較的速く、スムーズに成長を促すことができます。固形肥料と比較して効果の継続性は低い反面、与えることをやめれば比較的すぐに肥料の効果は表れなくなるため、パキラの成長に合わせて臨機応変に対応することができるとも言えます。

パキラに使用できる肥料の種類

緩効性の固形肥料

パキラへの緩効性肥料

肥料成分がゆっくり溶け出す性質の固形肥料。持続効果は2~3ヶ月ほどで植え付け時に土に混ぜ込むか、栽培途中に表土に追肥を行います。錠剤型で土の上に置くタイプの肥料が多く存在します。

液体肥料

パキラへの液体肥料

肥料成分が水に溶けているため、パキラがすぐに肥料を吸収することが可能です。水で適量を希釈する原液タイプと、そのままストレートで使用が出来るストレートタイプや土に差し込むアンプル型の液体肥料が存在します。

葉面散布

葉の表面や裏面にスプレーして、葉から肥料成分を吸収させることが可能な液体肥料です。根が寒さや暑さで活動が低下している時にも効果的に肥料を与えることができます。

肥料成分(窒素、リン酸、カリウム、マグネシウム)がパキラに与える効果

肥料成分(窒素、リン酸、カリウム、マグネシウム)がパキラに与える効果

窒素(N)

葉の成長を促進し、葉色を維持します。過剰に与えると葉が大きくなりすぎ、または急激な成長により病害虫に弱くなることがあります。

リン酸(P)

根の成長を促進し、花や実をつける力を強めます。足りないと成長が停滞し、葉色が悪くなることがあります。

カリウム(K)

植物の代謝を高め、根や茎を育てて、乾燥や寒さ、病害虫などに対する耐性を高めます。

マグネシウム(Mg)

葉緑素の形成をサポートし、光合成を促進させる効果があります。

肥料の与え方とタイミング

パキラは特に肥料に敏感な植物ではありませんが、肥料を与えることでより健全な成長を促すことができます。

肥料を与える最適なタイミング

肥料を与える最適なタイミングは、成長期である春から夏、4~10月頃です。この期間は、パキラの成長が活発になり、葉や茎を旺盛に展開するのに栄養素を多く吸収するため、肥料を適切に与えることでパキラの成長を助けることができます。

液体肥料の基本的な与え方

原液を水で希釈するタイプの液体肥料の場合、ジョウロに液体肥料を規定量入れ水でうすめて希釈し、根元に直接与えます。しかし、肥料の濃度が高いと根が傷つく可能性があるので希釈の倍率には注意が必要です。パキラの成長を見ながら成長期中に2週間に1回ほどの頻度で与え、冬季は成長が停滞するため、肥料の使用は控えましょう。また、鉄分やマグネシウムを含んだ肥料を選ぶと、葉の色味を良くし、健康的な成長を促すことができます。

葉面散布の基本的な方法

葉面散布は、日頃のお世話の一環として霧吹きを行う場合の置き換えで行うと良いでしょう。葉から直接肥料成分を吸収できるため、特に暑さや寒さで成長が停滞している場合や、根が弱っている場合に有効です。液体肥料を薄めたものをスプレーボトルに入れ、葉の表面に均一に散布します。葉は裏面の方に水や空気の出入り口である「気孔」が多く存在するため、裏面に散布するとより効果的です。葉面散布の頻度としては1~2週間に1回のペースが良いでしょう。

パキラにおすすめな肥料

水でうすめる有機液肥

水でうすめる有機液肥

自然暮らしの「水でうすめる有機液肥」はワンプッシュで計量ができる便利な有機原料が入った液体肥料です。有機タイプの液肥ですが匂いもほとんど無く、窒素(N)5% リン酸(P)8% カリウム(K)5%と有機由来のアミノ酸とキレート鉄が配合されていて、植物の葉の色ツヤを良くして健康に育たせることが出来る肥料です。肥料メーカーが自信をもっておすすめする、プロの生産者も使用している液体肥料です。
効き目はもちろんのこと、使いやすいこともおすすめのポイントです。ワンプッシュするだけで約1mlの溶液が排出されるので、誰でも簡単に希釈計量ができます。ジョウロの水量に合わせて規定回数をプッシュすれば、あとは水でうすめて植物にあげるだけ。液だれの心配もなければ、乾燥した液肥がこびりついてキャップが締まらないといったトラブルも起きません。

パキラへの「水でうすめる有機液肥」の与え方

パキラへの「水でうすめる有機液肥」の与え方

パキラの場合は、2週間に1回、「1Lの水に対して1プッシュ」して薄めてお使いください。

パキラに「葉面散布」として使用する場合

パキラに「葉面散布」として使用する場合

通常の2~3倍の水で薄めることで、葉面散布としてもお使いいただけます。
パキラの場合「2Lの水に対して1プッシュ」して、霧吹きで葉に吹きかけてください。葉の表面だけでなく裏面にもかけるとより効果的です。

「水でうすめる有機液肥」は有機由来のアミノ酸、キレート鉄を配合

有機由来のアミノ酸を含有しているため、パキラの葉や根の生育を速やかに促すことができます。
植物の光合成に大切な成分「鉄」を、吸収しやすい「キレート鉄」の状態で与えることができるので、光合成を活性化して丈夫な植物へと育てます。

パキラの病害虫対策

パキラによく見られる虫

パキラに多い虫としては、カイガラムシ、ハダニ、アブラムシ、シロアリなどが挙げられます。これらの虫たちは、パキラの葉や枝、幹を栄養源とし、植物の健康を害します。カイガラムシは葉の裏に付着し、アブラムシは新芽や葉に集まります。シロアリは地中から根を食べてしまうため、見つけるのが難しい場合もあります。これらの虫たちは、パキラの成長を妨げ、枯れる原因となることもあります。また、これらの虫は一度大量発生すると駆除が難しいため、早期に対策することが重要となります。
パキラを健康に育てるためには、これらの虫との戦いが避けられません。しかし、正しい知識と対策を持つことで、虫による被害を最小限に抑えることが可能です。

パキラの病害虫対策の方法

カイガラムシやアブラムシは、パキラの葉や茎から栄養を吸い取るだけでなく、病気を媒介することもあります。対策としては、定期的に葉の表面を見て虫の有無を確認し、発見次第手早く駆除することが大切です。手作業で取り除くか、虫除けスプレーで駆除します。特にアブラムシは繁殖力が強いため、初期発見・初期駆除が重要となります。虫除けスプレーを使用する際は、製品の使用方法をよく読み、適切な量を吹きかけるようにしましょう。また、駆除した後も定期的に葉の様子を確認し、再発防止に努めましょう。
パキラにシロアリが発生した場合は、専門の業者に依頼するか、市販のシロアリ駆除剤を使用することをおすすめします。また、パキラの根元には湿った状態を好むシロアリが集まらないよう、水やりは適度に控えることも大切です。

さらに、パキラの健康を維持するためには、適切な肥料の与え方や、日光、水やりの管理も重要です。これらの基本的な植物のケアを遵守することで、病害虫に強いパキラを育てることができます。

以上が、パキラの病害虫対策の基本的な方法です。パキラは初心者でも室内の鉢植えで育てやすい観葉植物とされていますが、それでも病害虫には注意が必要です。日頃のお世話を兼ねた定期的なチェックと適切な対策を行うことで、美しいパキラを長く楽しむことができるでしょう。

パキラの育て方まとめ

パキラの育て方まとめ

パキラは初心者でも比較的簡単に育てることができる観葉植物ですが、育て方のポイントを押さえることでより美しい緑を楽しむことができます。パキラを家にお迎えしたら、ぜひ実践してみましょう。

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