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ミニトマトの栽培方法

ミニトマト

 

家庭菜園で大人気の夏野菜「ミニトマト」。
瑞々しい実には酸味と甘みがあり、生のままでサラダに、煮込み料理や炒め物にも使用され、世界中の料理で活躍しています。
栄養価が高く、ビタミンCやA、カリウムが含まれているので身体にも嬉しい野菜です。
大玉のトマトよりも育てやすく、サイズもコンパクトにできるのでベランダ菜園にもピッタリです。
美味しくて栄養たっぷりのミニトマトを、ご家庭でたくさん実らせてみませんか?

栽培カレンダー

※クリックまたはタップで拡大表示

植付の時期

苗の植え付けの適期は4月下旬~5月上旬
※7月上旬までは植付可能です。
また、植付におすすめの時間帯は、晴天の午前中です。

最適土壌

 

水はけの良い土壌で良く育ちます。
また酸性土壌を嫌い、最適な土壌pHは6.0~6.5です。
あらかじめ苦土石灰や土壌pHバランス材※₁などでpH調整することを忘れないようにしましょう。

※₁土壌pHバランス材は『自然暮らし』の商品です。

土壌の準備

 

土壌のpHを調整し、有機物でふかふかにしつつ初期生育に必要な栄養を準備します。

・pHの調整に苦土石灰または土壌pHバランス材※₁、堆肥または腐植資材リフカ※₂を植え付けの2週間前に土に混ぜ込む。
・元肥と副資材(ミネラル材、アシスト材)は1週間前に混ぜ込んでおきます。

※プランター栽培で培養土にあらかじめ肥料が入っている場合は、元肥は与えずに副資材(ミネラル材、アシスト材)のみを与えます。
※₁土壌pHバランス材※₂腐植資材リフカは『自然暮らし』の商品です。

元肥の施肥量計算はこちら

プランターや畑の大きさを入力して
元肥の施肥量を簡単計算

苗の選び方

ミニトマトの苗の選び方

本葉が7~8枚、1段花房の花が咲き始めた苗が定植に適しています。
これよりも若い苗で植え付けてしまうと、樹ボケして花が落ちやすく、逆に老化苗では樹が弱く茎が細くなり果実が肥大しにくくなります。
ホームセンターや園芸店で苗を選ぶときは、苗の「葉数」に気を付けて選びましょう。


選ぶべき苗のポイント

  • 一番最初のつぼみが膨らみ始めた、または花が咲き始めている
  • 本葉が7枚以上ついている
  • 双葉が残っている
  • 葉の色が濃くツヤがある
  • 茎が太くまっすぐ
  • 草丈が30㎝ほど

植付

プランター栽培の場合

 ミニトマトの植付(プランター栽培)

根を深く張るので、深さ30㎝以上の鉢やプランターがおすすめです。

①底石用の軽石を入れ、「土壌の準備」で調整した培養土をプランターの8分目まで入れます。

②65型プランターに2株を目安に、スコップで穴を掘り、ポットの土を崩さないように苗を植え付け、根元の土を軽く押さえつけます。

③植え付けたら仮支柱を斜めに立て、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。

畑栽培の場合

 ミニトマトの植付(畑栽培)


「土壌の準備」で土壌を調整しておきます。

①排水性を高めるため、畝をつくります。

②土壌の乾燥や雑草の発生を抑えるため、黒マルチを張ります。

③株間は50㎝以上に設定して、マルチの定植部分に切れ込みを入れて、苗がすっぽり収まるくらいの深さの穴を掘り植え付けます。※接ぎ木苗を使用する場合には、接ぎ木部分が土に埋まらないように少し浅めに植え付けます。

④植え付けたら仮支柱を斜めに立て、苗の茎と支柱を紐で軽く誘引します。
※定植後、畑が乾燥していたらたっぷりと水を与えます。

支柱

 ミニトマトの支柱と誘引
定植後1~2週間ほどすると株も安定してくるので、150~180㎝ほどのしっかりとした支柱を立てます。
成長と共に茎も太くなるので、支柱と茎をゆるみをもたせながら8の字で紐を結びます。

水やり

ミニトマトの水やりと成長点


根を深く張らせるため、3段目の花が咲くまでは過剰な水やりは控え、生長点がしおれない程度で水やりをします。
その後は表層が乾燥してきたら水やりをしましょう。

追肥のタイミング

ミニトマトの追肥 

追肥は基本的には植付日から30日毎に与えます。

日々観察することができる場合は、奇数段目(段:花が付いた枝の順番)の花房の大きさを目安に与えましょう。

  • 1回目:第1段目の花房が膨らみはじめたとき
  • 2回目:第3段目の花房 〃
  • 3回目:第5段目の花房 〃

追肥の施肥量計算はこちら

プランターや畑の大きさを入力して
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仕立て方

1本仕立て

主枝を1本伸ばして、わき芽はすべて取り除きます。
※収穫できる実の数は少なくなりますが、大きめの果実がなりやすくなります。
初心者の方はこちらの方法がおススメです。

2本仕立て

ミニトマトの2本仕立て

1番花の下のわき芽を残して成長させ、主枝と1番花の下のわき芽の2つに分岐させる方法です。
それ以外の他のわき芽はすべて取り除きましょう。
※収穫できる実の数が多くなり、どちらかがダメになっても残りでカバーできます。一方で、果実は小さくなります。

わき芽かき

ミニトマトのわき芽かき 

本葉のつけ根から出るわき芽はすべてかき取ります。
わき芽の摘み取りはハサミを使うとウイルス病を伝染させる恐れがあるので、手で行います。
※2本仕立てにする場合は第1花房下の元気なわき芽を伸ばして、他は取り除きます。

摘芯

ミニトマトの摘芯

 

成長が早いミニトマトは直ぐに大人の背丈ほどになってしまいます。花をつけ実をどんどんつけていくためには、上への成長をストップさせる必要があります。
トマトの摘心は花房が5段くらいの時期に、花房の上の葉2枚を残して芯を摘んでしまいましょう。芯をとめることで成長するための養分が花や実にいくようになり、大きな実が取れるようになります。

人工授粉で収穫量アップ

ミニトマトの人工授粉 

1段目の花が咲き始めたら、花を軽くゆらして受粉を促すとより実がつきやすくなります。

POINT

最初の花を結実させると、エネルギーが実の方にまわり、茎と葉の生育が抑えられトマトがその後の果実をつけやすい株になります。

着果、肥大を促す「トマトトーン」

トマトトーンは植物の生育を促進させる植物性のホルモン剤です。
トマトトーンを使って育てられたトマトに副作用や毒性はなく、人体に影響はありません。
またスーパーなどで販売されているトマトの多くはトマトトーンを処理をしたトマトなので、正しい使い方をすれば家庭菜園でも安心してご使用いただけます。

使用方法

トマトーンは、出来るだけ午前中のうちに処理をしましょう。
確実に1番花の実をつけるため、1番花が2~3個ほど咲いてきたらトマトーンでホルモン処理をします。
1つの花房に2~3個花が咲いてきたら、その花房にトマトトーンの液を2回ほどスプレーします。
この時に花以外の場所にかからないように注意しましょう。
トマトーンのスプレー掛けした花房に、2度目のスプレーを行ってしまうと奇形果実になる可能性が高くなるので2度掛けは禁物です。

摘葉

ミニトマトの摘葉


風通しを良くするため、傷んだ葉は都度取り除いておきます。

収穫タイミング

ミニトマトの収穫タイミング

 

ミニトマトは開花後40~45日で収穫可能になります。
ヘタが反り返り、ヘタの近くまで赤く色づいたらいよいよ収穫です。
赤く熟したものを、午前中の涼しいうちにハサミで切り取り収穫しましょう。

施肥量計算はこちら

肥料の与える量が分からないときは、
施肥量計算を行えるシミュレータで調べてみましょう。

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