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肥料は吸収される前に流れ出しているかも

肥料は植物に吸収されるまで、土壌にずっと存在している…という訳ではありません。
中には「水やりをするだけ」で流れていってしまう成分があるので、要注意です!
さらに、「土質」によっては肥料成分を保持しにくく、吸収される前に成分が失われることも…!

植物が吸収しやすい成分=流されやすい成分

窒素成分の形態と流れやすさ 有機肥料、有機化成肥料、化成肥料、液肥の流されやすさの比較

植物が吸収しやすい肥料成分ほど、水で流されやすくなっています。
➡肥料成分が水に溶け込んでいる「液体肥料」は早く効くものの流れるのも早い
一方で、固形肥料は比較的流されにくい肥料です。
➡特に、「有機」や「緩効性窒素質肥料(ウレアホルム)」、「硝酸化抑制材(ジシアンジアミド)」が使用されている固形肥料は、肥料成分が土の中に留まり、流されにくくなっています。

プランター栽培は特にご注意!

プランター栽培は肥料が流出しやすい

日差しが強く気温が高い時期は、畑と比べてプランターの土壌は乾きやすくなっています。
その場合は水やりの頻度が自然と多くなるため、肥料を与えても成分が流され、思ったような効果が得られない場合も…

肥料を保持しやすい土質は?

肥料成分を保持しやすい土質

肥料を保持しやすい土質として、
①団粒(土の粒と粒の間に水や空気が入り込む隙間がある)構造になっている土壌
②有機物や粘土鉱物(ゼオライト等)を含む土壌
の2つがあります。

「土の色が黒っぽく、雨が降って乾いてもガチガチに固まらない土壌」が①の土壌の特徴です。
団粒構造のおかげで、粒同士の隙間に水や空気と一緒に肥料成分が入り込み、さらに粘土鉱物が存在することによって肥料が吸着されるので、水に流されにくくなります。

肥料が水で流されやすい土質

一方で保持しにくい土壌は①、②と真逆で、
土の色が白っぽく、雨が降って乾くとガチガチに固まってしまい耕すのが一苦労な土壌です。(粘土質土壌)
このような土壌は、耕しながら「堆肥」「ピート」などの有機資材を与えて、団粒化を進めることで改善することができます。
ただし、「堆肥」「ピート」の与え過ぎは、場合によっては土壌の酸性化を促進するため注意が必要です。
堆肥の使い過ぎによるその他の影響についてはこちら

土壌の酸性化を促進しない土壌改良材

「自然暮らし」の土壌改良材セットは、《Wのチカラで土壌を改良!》
土に混ぜ込むことで、通気性・排水性・保水性・保肥力をアップさせ、酸性に傾いた土壌を矯正します。
その秘密は、中性に調整された「腐植資材リフカ」と、土壌pHを矯正する「土壌pH調整材」にあります。

「腐植資材リフカ」について詳しくはこちら
「土壌pH調整材」について詳しくはこちら

窒素(N)は肥料の種類や形態によって流されにくくすることも可能です。
例えば…「自然暮らし」の
・ワイドベーシック肥料
・ベジアドバンス肥料
の元肥・追肥には、「Dd(ジシアンジアミド)」と「UF(ウレアホルム)」を配合!
Wパワーで窒素(N)成分の流出を防いで、長く効かせることができます。
肥料の効果が切れるのが早い気がする…と感じたらぜひお試しください。

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自然暮らし編集部

自然暮らし編集部は、植物や肥料のプロのライターチームです。
植物・野菜・肥料の使い方について、専門家からの知識やノウハウを発信していきます。

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