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畑で栽培する前に、「堆肥」を使う方は多いのではないでしょうか?
「堆肥」は有機物が豊富で、土壌中の微生物を活性化&団粒構造をつくる働きがあります。
土をフカフカにする優秀な「堆肥」ですが、使いすぎるとこんなトラブルも…
牛糞や鶏糞にはある程度の肥料成分が含まれています。
特に、鶏糞ではリン(P)、カリ(K)が高めなので、使用しすぎると拮抗作用のある他の成分を吸収しにくくなってしまいます。
※拮抗作用は、こちらの記事でチェック!
成分欠乏の原因の1つ、拮抗作用とは?
結果、堆肥を施用することで、鉄、銅、亜鉛、マグネシウム、カルシウムといった成分の欠乏を引き起こしやすくなり、生育が悪くなることも。
堆肥はある程度分解(発酵)が進んだ状態で使うことがベスト!ということは耳にしますが
もし分解がほとんど進んでいない未熟な堆肥を使用してしまった場合はどうなるのでしょうか?
「微生物が有機物の分解に必要とする窒素成分が足りなくなり、土壌の窒素を使用してしまう(窒素飢餓)」
「土壌中の病原菌が繁殖して植物の生育が悪くなる」
「雑草の種などが生き残り、発芽してしまう」
もし通気性の悪い粘土質の土壌に投入した場合は、有用微生物が活動できず、さらに状況が悪化することも…
牛糞や鶏糞を使用した堆肥で肥料成分が偏る場合は、リンとカリの施肥を少なめにするか、肥料成分をそれほど含まないバーク堆肥を併用しましょう。
また、粘土質の畑では有用微生物の働きが弱まるため、もみ殻をすき込むなどして通気性を確保すると堆肥の効果が現れやすくなります。
「腐植資材リフカ」は少ない量でたくさんの量の腐植を補給できるので、少量で土壌の保肥力や保水性の改善して、土壌をフカフカにすることができる資材です。
また腐植資材リフカには肥料成分がほとんど入っていないので、元肥や追肥で肥料成分をコントロールしやすくなります。
自然暮らし編集部
自然暮らし編集部は、植物や肥料のプロのライターチームです。
植物・野菜・肥料の使い方について、専門家からの知識やノウハウを発信していきます。
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