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植物にとって代表的な元素の相互作用についてご紹介いたします。
相手の養分の吸収を抑える作用を「拮抗作用(きっこうさよう)」と言います。
画像では、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、カリウム(K)の3つの元素は、お互い矢印で指し合っていますが…
例えばカリウムが過剰のときにはマグネシウムとカルシウムの欠乏を引き起こし、カルシウムが過剰となれば、マグネシウムとカリウムの欠乏症を引き起こしてしまいます。
そのため、もし葉の色が黄色くなるマグネシウム欠乏症が出たときは、単に「マグネシウムが足りない」という訳ではなく、「カルシウムが多すぎたから」という事もあるかもしれません。
特にカルシウムは他の元素に向かう矢印が多く、土壌改良材としての苦土石灰や堆肥として鶏糞(けいふん)をたくさん使用していると土壌中にカルシウムが蓄積してしまい、マグネシウム、カリウムの欠乏症を誘発させてしまうなんてことも。
また、チッソは肥料成分として植物体を大きくするのにとても重要な元素ですが、こちらも拮抗作用が働く元素が存在しています。
肥料の多くがチッソ単独ではなく複合的な肥料になっているのは、『作物の成長に必要な成分だから』という理由以外に、『各種元素のバランスを保つため』という理由もあります。
私たちのごはんも同じですが偏った食事を続けると、逆に体調が悪くなってしまう場合がありますよね。
美味しい野菜を育てるためにもバランスが良いごはん(肥料)を与えましょう。
自然暮らし編集部
自然暮らし編集部は、植物や肥料のプロのライターチームです。
植物・野菜・肥料の使い方について、専門家からの知識やノウハウを発信していきます。
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