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植物に必要な元素、Ca(カルシウム)Mg(マグネシウム)S(硫黄)の働きは?

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前回の記事ではN(チッソ)、P(リン酸)、K(カリ)についてご紹介しましたが、
今回はCa(カルシウム)とMg(マグネシウム)、S(硫黄)についてのご紹介です。

カルシウム、マグネシウム、硫黄の説明画像

Ca(カルシウム)

植物細胞内の細胞膜や核の材料で新しい細胞づくりに欠かせない元素で、根の生育を促す効果もあります。
ただ、植物体内では移動しにくい性質があり、カルシウムが欠乏すると末端部分にあたる成長の最も盛んな頂芽や根ので欠乏症が現れます。
Caの不足はトマトの尻腐れ果、ハクサイやキャベツの心腐れ症などを誘発します。
この他、Caは土壌のpHを高めることで、酸性化した土壌のバランスを整える効果もあります。

Mg(マグネシウム)

植物の光合成に必要な「葉緑素」を作る構成成分で、植物体内でリン酸の移動をサポートする働きがあります。
不足すると光合成が十分に出来なくなり、果実付近の葉や古い葉では葉脈の間や葉のフチが黄色く変色するなどの欠乏症が出てしまいます。

S(硫黄)

生理上重要なタンパク質、アミノ酸、ビタミンなどに欠かせない、炭水化物代謝や葉緑素の生成を助ける働きがあります。

またCa(カルシウム)とMg(マグネシウム)、K(カリウム)はそれぞれ拮抗作用があり、3つのうち1つが多すぎると残り2つの成分の吸収を抑制してしまい、欠乏症を誘発させるようなバランス関係があります。


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肥料成分N(チッソ)P(リン酸)K(カリ)の効果は?

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自然暮らし

自然暮らし編集部

自然暮らし編集部は、植物や肥料のプロのライターチームです。
植物・野菜・肥料の使い方について、専門家からの知識やノウハウを発信していきます。

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