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肥料成分N(チッソ)P(リン酸)K(カリ)の効果は?

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肥料のNPK(チッソ、リン酸、カリウム)が植物に対してどのような効果があるのか?についてご紹介させて頂きます。

肥料成分N(窒素またはチッソ)P(リン酸)K(カリ)の効果の説明画像

N(チッソ)

タンパク質の構成元素で植物の生育・収量に最も大きく影響します。
そのため少なすぎると葉の緑色がうすく淡い色になり、植物全体が小さくなってしまいます。
一番大事な元素なのですが、多すぎると逆に生育に障害が出たり、収量が悪くなる、病害虫にかかりやすくなる、などのデメリットがあるので要注意です!

P(リン酸)

核酸やリン脂質の構成元素で新しい細胞をつくるために必要で、根の伸長、開花、結実を促進させます。
ただリン酸は土壌pHが低い場合には土壌中のアルミニウムや鉄と、pHが高い場合には石灰と結合しやすく、植物が吸収しにくい形に変化するので欠乏の原因になります。
リン酸を上手に吸収させるためには、土壌のpHを整えることが大切です。

K(カリウム)

養分の体内での移動を活性化させる役割をしていて、ショ糖の転流、デンプンの蓄積を促す働きがあります。また根菜類の根の肥大させる働きがあります。
カリウムは植物体内を移動しやすいので、欠乏症は古い下位の葉に現れやすく、カリウムの要求度が高まる生育後期にも欠乏症状が現れやすい傾向にあります。
ただ、カリウムが多すぎると、マグネシウム欠乏を誘発するので、注意が必要です。


代表的な肥料の3要素についてご紹介しました!いずれの成分もたくさんあげれば良く育つ、ということではなく、多すぎると生育が悪くなってしまうので要注意です。

「そういえば多く与えているかも?」と心当たりのある方は作物毎や栽培場所によって適切な量の肥料を与えるようにしてみてください。

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自然暮らし

自然暮らし編集部

自然暮らし編集部は、植物や肥料のプロのライターチームです。
植物・野菜・肥料の使い方について、専門家からの知識やノウハウを発信していきます。

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