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初心者でも安心!胡蝶蘭への施肥方法とおすすめ肥料

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ラン科に属しており、美しい花を咲かせることで有名な「胡蝶蘭」。その優雅な姿と華やかな花色から、特別な贈り物やお祝いの場で用いられることが多くあります。胡蝶蘭は長期間の栽培が難しいとされていますが、適切な環境と育て方、肥料の与え方によって、綺麗な花を長く楽しむことができます。ここでは、なかでも肥料の与え方について詳しく解説します。

胡蝶蘭と肥料の基本

胡蝶蘭

洋ランの1種である胡蝶蘭(コチョウラン)は、熱帯・亜熱帯地域に自生する着生植物です。木などに巻き付いて成長するため、栽培する場合は土ではなくミズゴケなどを使用します。水分を蓄えることに特化した肉厚の葉が特徴的で、多肉植物と同様で、夜間に光合成による栄養の生成を行います。これらの特徴を意識して育てることが、美しい花を咲かせるために重要です。

胡蝶蘭に肥料は必要?

胡蝶蘭に肥料は必要?

胡蝶蘭は自然環境では樹木に着生し、雨水や微量の有機物から栄養を摂取します。その栄養をもとに、葉や根、花を形成します。人の手で栽培する際、肥料を与えずとも胡蝶蘭は花を咲かせることは可能ですが、花の数や質を高めるのであれば、適切な量とタイミングで肥料を与えることが推奨されます。

胡蝶蘭に与える肥料の種類

胡蝶蘭に与える肥料として、緩効性の固形肥料や、速効性の液体肥料があります。中でも液体肥料は、胡蝶蘭の成長に合わせてタイミングを調整しやすく、専用のストレートタイプの液肥(希釈せずそのまま与えることができる肥料)もあるため、初心者におすすめの肥料タイプです。

適切な量と与えるタイミング

液体肥料は、胡蝶蘭の場合は一般的に3000~5000倍に希釈して与えます。(通常の草花に与える場合の3~5倍)

施肥に適したタイミングは、胡蝶蘭の生育適温(18~25℃)になる時期です。最低気温が15℃以上になる5~9月に、植え込み材(水苔やバーク)が完全に乾いたことを確認してから肥料を与えます。(目安は2週間に1回)

ただし、気温が35℃を越えるような真夏日や、15℃を下回るような冬季は、肥料の吸収量が減少するため、施肥は避けるようにします。また、植え込み材が過湿状態にならないように乾燥したことを確認してから与えるようにしましょう。

【希釈の目安】
・「水に溶かして速く効く粉末液肥」の場合、小スプーン1杯(0.2g)を1Lの水で希釈

「水に溶かして速く効く粉末液肥」の場合


・「水でうすめる有機液肥」の場合は、1プッシュ(1ml)に対して3~5Lの水で希釈

「水でうすめる有機液肥」の場合

胡蝶蘭におすすめの肥料

胡蝶蘭におすすめの肥料

おすすめの肥料成分

胡蝶蘭に与える肥料としては、窒素、リン酸、カリウムがバランスよく含まれた肥料がおすすめです。三大栄養素のほか、マグネシウムやカルシウムといった成分や、鉄やマンガンといった微量要素もあるとなお良いでしょう。

・マグネシウム、微量要素:光合成を促進
・カルシウム:細胞壁の強化、乾燥耐性アップ

自然暮らしのおすすめ肥料

胡蝶蘭にバランスよく三大栄養を与える

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水でうすめる有機液肥は、様々な植物にお使いいただける有機入りの液体肥料です。従来の分かりにくいキャップ計量とは異なり、ワンプッシュして水(1L~)でうすめるだけでOK。うすめて使うのでとても経済的です。さらにキレート鉄を配合しているので、光合成をサポートしながら丈夫に育てます。

微量要素も入ったオールインワン&希釈が簡単

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水に溶かして速く効く粉末液肥は、基本的な栄養素から微量要素までを網羅したオールインワン肥料です。溶け残りが少なく、植物に素早く必要な成分を供給します。観葉植物や多肉植物、アガベやサボテンから水耕栽培まで、幅広い植物栽培に使える万能タイプです。

過剰な栄養を与えず光合成を促進

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葉水と一緒に肥料を与えられる、「水でうすめてミストするサプリ」です。マグネシウムと微量要素を葉に直接与えて、光合成をサポートします。N、P、Kを含まないため通常の肥料と併用が可能です。

肥料を効果的に使うためのポイント

肥料を効果的に使うためのポイント

水やり頻度の調整

水やりは、基本的には培地の水苔(ミズゴケ)が乾いているのを確認してから与えます。胡蝶蘭は乾燥には強くても過湿には弱く、水の与え過ぎは根腐れの原因になります。液体肥料を与える場合も、過湿状態にならないよう、水やりの代わりに与えるイメージでタイミングを調整しましょう。特に気温と湿度が高い梅雨の時期などは蒸れやすいため、水苔の状態を確認しながら肥料を与えます。

栽培環境の整備

胡蝶蘭は熱帯・亜熱帯地域に自生する植物のため、日本の冬の寒さには弱い性質があります。冬季は20~30℃の室内で管理しましょう。また、この時期は肥料の吸収量が減少するため、施肥は控えます。夏の暑さには比較的強いものの、遮光ネットや寒冷紗、レースカーテンなどで直射日光に当たらないよう工夫し、また35℃を越える場合は肥料を控えるようにしましょう。

胡蝶蘭の育て方Q&A

植え付け・植え替えに適した時期は?

植え付け・植え替えに適した時期は?

胡蝶蘭の植え付けや植え替えは、成長が活発になる春~初夏の4~6月が最適とされています。一方で、真夏は気温が高すぎて根が傷みやすく、真冬は寒さで成長が鈍るため、これらの時期の植え替えは避けたほうが良いでしょう。

また、植え替えの頻度は一般的に2〜3年に一度が目安です。長期間同じ鉢に植えている場合、根詰まりを起こし、栄養の吸収が妨げられることがあります。

植え替え後の追肥のタイミングは?

植え替え、植え付けをした直後は根が弱っているため、施肥は控えましょう。2週間ほど経過して環境に慣れたら、施肥を開始します。

胡蝶蘭はいつ開花する?

胡蝶蘭はいつ開花する?

一般的に、胡蝶蘭は3~5月の間に開花します。

胡蝶蘭は短日植物ではありませんが、一定の光の量が必要となります。室内で育てている場合は、人工照明を用いることも効果的です。温度管理も重要で、夜間の温度を15度程度に保つと、開花を助けると言われています。

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自然暮らしグリーンアドバイザー

グリーンアドバイザーとは、暮らしや地域、現場の仕事で"花と緑"の魅力を伝える専門資格です。
自然暮らしに所属するグリーンアドバイザーが、植物・野菜・肥料の使い方について知識やノウハウを発信していきます。

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